2015年6月21日日曜日

能「浮舟」と男女の愛





大槻能楽堂で、自主公演能です。

最初に文芸評論家の馬場あき子さんが源氏物語の宇治十帖のお話を、かいつまんで説明をしてく

ださいました。

そのお話を聞かないと、本日の能は理解できないかもしれないと仰って、平べったく私にもわかる

ように、噛んで含めるように、お話してくださって。。

内容は、二人の貴公子に愛された、浮舟という女が、二人の愛のはざまに悩み苦しみます、

こうゆう事態になったら大抵の女性は死を選んだらしいのです。

浮舟は死ぬ事もできず行方不明になり旅の僧に出会い心細い身の上話を語ると言うお話。

舟の上に乗っていることになっているから、動きが少なく、睡魔との闘いでしたわ。

二人の男性に愛されたくらいで、死ぬなんてねー。。

そんなん、私何回死ななアカン事になるやろね!!(笑)

今回は衣装も綺麗で、それに大皮(大鼓)の音がいつもより、高く響いて、うつつ心から正気へとい

ざなって下さいましたわ。

一つ気になったのは、後ろにいらした老夫婦。

奥様がとても厳しいお方で、ご主人が、ちょっとお話をしようものなら「黙ってなさいっていったでし

ょ!(怒)}

中入りで「タバコがすいたい」とご主人が言ったら、「タバコなんか誰も吸ってない我慢しなさい!

(怒)」

見かねて、横のご婦人が「ちょっとお外で吸ってきやはったら?」ってアドバイスしてはりましたわ。

長い夫婦生活の間に何があったのかもしれませんが、そんなに、ボロンチョンにご主人をみんなの

いたはる所で、叱る事はないと思うの。

そんなに嫌な相手なら、一緒にこなければいいのに。。

浮舟の男女の愛、後ろの席の男女の愛??

愛にも色んな形があるもんですなー。







2015年6月20日土曜日

人は変わっていくもんなんです、変わっていかなければ、それはいつなの、今でしょ!(古いっ)


元職のスタッフと難波のレストラン「草月」でひっさし振りにランチしてきました。

初めて彼女に会ってからもぅ、何年になるのかしら?(5年以上10年未満ってとこかしら)

最初は、綺麗で、線が細くて、よく気が付く人やなー、そんな印象でしたけれど。

一緒に仕事をしていくうちに、頼もしい相棒となり、何度助けられたか数知れず。

そんな、彼女も今の仕事に飽き足らず、また新しいことにチャレンジしようとしています。

今の世の中、今ある仕事が永遠にあるとは限らないし次から次へと新しい仕事も増えてきます。

そんな中、全くの異業種にチャレンジする事はとても勇気の要ることだけど、さらっと切り替えること

の出来るのが、若さなのかな。

新しいことをはじめて、進化し続けるその行動力が、とても羨ましいなー。

そしてその気持ちの張りが、ますます彼女を美しくしてる気がします。

毎日毎日十年一日のごとく、のんべんだらりと暮らす人もいるけれど、それはそれで、安定してい

て、穏やかに暮らせるけど。。

私も彼女を見習い些細な事にでも興味を持って、変化を愉しみながら、老い先短い余生を暮らして

いきましょう!そうするわ!



















2015年6月15日月曜日

超絶刺繍展に行って来たよー。

「神に捧げる技、人に捧げる技」って副題が付いています。

超絶刺繡Ⅱ-神に捧げるわざ、人に捧げるわざ-

一枚の布に色とりどりの色糸で、絵を描くように刺繍をする作業。

世界中でその作業は、行われてきたそうです。

各国の民族衣装に施された、見事な刺繍ばかり、何十年もかけて、選ばれた人だけしか着ること

の出来ない、絢爛豪華な刺繍や、日本古来の着物や帯の刺繍など。

何時間いても見飽きる事のない、展示でした。

でも、一番感動したのは、長崎刺繍。

刺繍作家 嘉勢照太さんの「長崎刺繍の魅力」って言う講演会もあったので、受講する事に。

江戸時代長崎に来た中国人が刺繍の技を広めたそうです。

そしてその素晴らしい刺繍の技は、長崎くんちの傘鉾に彩られているんです。

でも最近は衰退して来ていて、それの再興に尽力なさっておられるのが嘉勢さんです。

河豚や、海老や、海の生き物達を生き生きと、忠実に再現なさって13年の歳月がかかったそうで

すよ。

正しく神に捧げるわざです。

今まで知っていた日本刺繍のように平面でなく、厚みがあってそして、リアルに表現してあって、

糸の方向や、色糸のグラデーションの付けかたが独特です。

京都祇園祭、長刀鉾の刺繍もありましたが、同じ鉾でも土地柄により、こんなにも違う物かと驚かさ

れました。

他にも、オートクチュールのドレスや小物もいっぱいあって、美しくて豪華な物を観る事が出来。

もー、テンション揚げ揚げで、ニ三日過ごせそう。




2015年6月11日木曜日

内館牧子さんと氷川きよしさん


週間朝日に連載されていたエッセイをまとめた文庫本「女盛りは意地悪盛り」です。

タイトルに意地悪と言う言葉がありますが、「いじわる婆さん」って言う長谷川町子さんの漫画のよ

うで、痛快で、豪快で、気持ちよく読み進める事ができました。

カバーイラスト素敵もです。


その中で、《氷川きよしの魔力》のところで、彼が言ったんですって。

狭い部屋で父と母に挟まれ、川の字に眠っていた時代を振り返り、こう言った。「(自分は)無敵だと

思ってました」貧しくとも両親の愛情を存分に感じ「自分は無敵」と思っていた少年。

いいなー両親の間で安心して眠れるって。

私も父のお布団で御伽噺を聞きながら眠ったあの安心感が蘇りました。

私も怖いことは何も無い、安心だけ、正しく無敵!

子供の頃はそう感じなかったけれど、あのぬくもりが親の溢れんばかりの愛情やったんですよ。

私の孫も自分のベッドがあるのに、両親のベッドにもぐりこんで寝ていると息子から聞きます。

孫達も無敵だと思っているのでしょう。

でも無敵って言葉、今の子供達は使いませんよねー。

鉄腕アトムの実写版の主題歌を思い出しましたわー

♪僕は無敵だー鉄腕アトム♪良い子のために戦うぞー♪

テレビの前で一緒に歌っていましたのよ 懐かしいなー。(ママが言ってたわー^^)

未だに歌えます。

後のアニメの主題歌は、歌えないのに。

でっ、何が言いたいのかって言うと、実写版の鉄腕アトムを歌えることではなくて、子供は、両親の

愛をたっぷりと存分に感じることが、大事だという事なんですぅー!







2015年6月9日火曜日

高島屋別館で与謝野晶子と百選会

今日は友人と日本橋でランチです。

約束の時間より早めに出かけてしまったので (相変わらず千松ですわ^^)

黒門市場を冷やかそうと思ったのですが、ものすんごい人達。

勿論外国の方々、早いうちから、歩きながら、きゅうりを食べたり、天ぷら食べたり、あちこちでお肉

を焼いてもらっていたり。

昔の黒門市場は、何処へ行ったのかしら?

京都の錦もそうでしたけど、皆さん群れを成して歩き食べです。

まっすぐ歩けないくらい、人だらけやし、お行儀悪いなー。。

早々と抜け出し、「そやそや高島屋別館で、なんかやってたわー」

と思い出し、アールデコ調のアーケードを通って、高島屋史料館へ。

髙島屋史料館「与謝野晶子と百選会」


「史料館45周年記念きもの賛歌与謝野晶子と百選会」ちゅうのが開催されてました。
                   
高島屋さんは、元は呉服屋さんで、その呉服の催事の顧問のお一人が与謝野晶子さんだったそう

です。

百選会とは、大正二年に創設された、

ごく限られた文化人のために開催された呉服の会。

その着物に歌を詠んでいたんですって。

ある意味キャッチコピーみたいなもんです。

その当時の、着物を復刻して展示してあり、大正ロマン溢れる

大胆で素敵な図柄に、ひきつけられます。

そして、それに添えられた歌も。

大正時代って短かったけど、その頃の着物の柄は、

とてもモダンで、私は大好きです。




高島屋の冊子にも与謝野晶子さんの文章がありました

>然るにこの百選会なども、贅沢など奢侈だのという

人があるといたしましたならば、その人々は現代の

文化生活を少数の特権階級のおいて独占すべきで

あるという旧事代の思想にとらわれた人々だと私は思います。


って書いておられますが。

私らから見たら、やっぱり特権階級かなー。

隅っこに「百選会小唄」を聴くことが出来るコーナーが。

ノイズいっぱいのレコードの音を聴く事もできました。

このほかにも、他の美術工芸品などもあり、ゆったりとした、ソファーもあり。

なかなか街中にも関わらず、いい空間でした。


高島屋さんの包装紙です。












2015年6月7日日曜日

BALLANTYNEの缶入りバターにハラルマークが!

お土産に頂いた、缶入りバター。



バターが最近、品薄なので、とっても有り難いです。

オッシャレーな缶のデザインを見ているとアラブの文字が、そして【ハラルマーク】が。

くださった方が、「ハラルマークがちゃんと付いているから、安心してね!」って言われても

「何ーそれっ?」って感じで、早速調べますと。

イスラム教の教義に、法り食べる事を、許された健全な商品のことなんですって。

豚肉や血液お酒などは、駄目だそうですが血液なんか食べる事無いですよねー。

あーそうだ!すっぽんの血を飲んだわ。(飲んだだけですよ、後は何も無いです、言い訳するのもなんですけど)

でも日本料理には、お酒や味醂を調理に使うし、ラーメンも豚骨スープが入っているし、そんなの

食べる事が出来ないんですよね。


アラーの神の教えをきっちり守ってそして信じたはるんやねー。

それが、あたり前で、不自由なんてこれっぽちも感じていないんだわ、信仰の力って凄いです。

それが行き過ぎるとあのような過激派の人達が起こすとんでもない事件になるんでしょうが。

アラーの神やキリストのように何が何でも、信じきる宗教を持つということは、ある意味幸せなのか

も知れないなー。

日本のように、縛りも何も無い勝手気ままなのは、いいようで悪いようでって、どないやねん!

でも私個人としては、何でも美味しいもんを思いっきり食べれるのが、嬉しいかな!!

やはり、お決まりの落ちになりますやん。











2015年6月2日火曜日

鉄アレイで離婚って!


出来上がりの商品を先程お届けしてきたのですけれど。

商品確認の後、お支払いもしていただいて、さて帰りましょ

と思ったら。

「聞いてーなー。。」   あー始まったわー。

今度はなんかいなーと思ったら、夫の愚痴




お引越しをするに当たり、要らない物を整理しましょと、夫の留守中に、

使いもしない鉄アレイを処分したそうなんです。

それを知ったご主人が、モーレツに怒り心頭で、引っ越した後の住居を娘夫婦に譲る話を、ご破算

にするやら、何やかやで、大喧嘩に発展し、別れる別れんの話にまでなってるってよー!

もーそんな犬も食わんような話聞きとおない。

鬱陶しいから「ほな、別れたらよろしいやん!」まるで【融 紅蘭】さんみたいに言いましたわ。

【融 紅蘭】さん知らない人はスルーして下さい。

彼女のほうが経済力あるし、夫は70後半のオジジだし、そんな我侭夫追い出せばええやん

そしたら別れた後で再婚されるかもしれないとか、結婚詐欺に合うかもしれないとか。

そんなんあるわけ無いですやん、アホちゃうかいなー。

こんな事で時間を食うのはほんまにあほらしいです、愚痴聞くのも仕事の内やろか。

やってられません(怒)。

  以上現場からでした。