2011年11月3日木曜日

正倉院展[Ⅱ]


院展を終えて、東大寺の前のいつもの店で、奈良漬けを買いに、ぶらぶら!
いつものように、鹿さんもぶらぶら!
本当に、人なつっこくって、鼻を触ったり、耳をつまんでも怒りません。奈良の鹿さんは、神の使いです。
奈良の鹿
我が家の豚猫ボタンよりも、おとなしいです。
でもその鹿さんに、悲しいことがおこりました。
4.5才くらいの女の子が、一頭の鹿さんに、お菓子をあげていたのです、でも最後にビニールの袋ごと上げてしまったのです。
私は、驚いて、鹿のそばに行き「食べたらあかん!食べたらあかん!」と叫んで、口からビニール袋を取ろうとしましたが、上手く取ることが出来ず、上あごと下あごを、引っ張ろうとしたら、仲間の鹿が近づいてきたので、怖くなり、そうこうしているうちに、食べてしまいました。
その騒ぎを横目に、問題の、女の子と、若い母親は、何事もなかったように、その場を離れました。
かわいそうに、そのビニールを食べてしまった鹿の胃の中に死ぬまで、ビニールを入れたままになるのです。
最近の鹿の死体を解剖すると、胃の中にビニールが、いっぱい入っていて、3キロものビニールを入れていた鹿もいたそうです。
ビニールが、胃の中に、あるために、栄養吸収が出来なく、栄養失調で亡くなるのです。
このような事故を防ぐために、奈良公園には、ゴミ箱はありません。
以前カナダを、旅した時、野生動物を守るために、動物にえさをあげない決まりになっていたことや、ゴミ箱は、人間でも開けにくい、からくり箱のようになったゴミ箱やったり。
バンフ国立公園では、交通事故を防ぐために、オーバーパス型の、動物用の横断歩道もありました。
野生の動物が、人間と、仲良くするのは、とても良いことで、観光の目玉にも、なるのですが、信号が、判らなかったり、人間には、良くても、野生動物には、毒にしかならない物を食べさせられたりと、問題は、いっぱいあります。
せめてあの女の子の母親が、帰る道中で、あのおばちゃんが、なんで大騒ぎしてたか、理解出来るように説明してくれたらよいのになーと願わずには、いられません。

日時: 2011年11月03日 09:38

0 件のコメント:

コメントを投稿

「Mのページ」を、最後までお読みいただきありがとうございました。