2021年9月30日木曜日

ど派手なカーディガンのリメイクのそのまたリメイク

もうかれこれ20年も前にビーズ刺繡のカーデガンをクッションにリメイクしました。





後ろ見頃だけを使ってクッションにしたのだけれど、まだ前身頃が余っていてので

それでお洒落なバッグにリメイク。


小ぶりなクラッチに、チェーンをつけて普通にバッグにも使えるように。


いいでしょ、パーティーのお供にも使えますよね!

でも、そんなパーティーのお招きもなく(泣)時は流れ流れて。

そのバッグもただの使いずらいバッグに成り下がり。

でも処分するのも、もったいないので、またまたリメイクしました。

持ちやすい持ち手を付けて、これならちょっとしたお出かけ、病院通いにでも使えるし。

パーティーから病院って、悲しいけど、これが現実ですっ。



 なかなか良いではありませんか。

これ持って明日、張り切ってリハビリ行ってきますわ。


【注】 言っときますけど、バッグ持ってる足のきれいなモデルさん私とちゃいます。
    誤解のないように。

2021年9月25日土曜日

謎解きは夕飯の後で????

又々お客様のちょい、無茶振り。

綿麻の今から大活躍の黒のコートです。

何が気に入らないって、お袖が7部袖なんで、着づらいと仰るのです。

そう言えば私も一着持ってますけど、仕方なくそのまんま着てますけど。

さーどうした物か、考えて色々考えて、出来ました。

カフスを付けて、折り返してもそのまま伸ばしてもお召になれる。

使い勝手のいーいコートの出来上がり。

どないしてお直ししたかったって?

内緒にしたいけど、謎のまんまにしたかったけど、種を明かすと。

ポケットの袋布が、丁寧に共布だったのでそれを使ってカフスにしてくっつ

けました。



ステッチで継ぎ足したところを、自然な感じに仕上げました。

 

縦布横布、無視しました(笑)

もちろんポケットはよく似た布で、元通りに作り直してあります。

コートにはポケットは必須ですもの。

これから一重のコートの大活躍、これで眠っていたこのコートも満足満足。

私の7部袖のコートも考えようかなー。

でも結局しないだろうな。

紺屋の白袴チュウやつ。

2021年9月17日金曜日

スカートの、ウエスト&裾直し

 

  
綺麗色のフレアースカートなんだけど、長いのです。

おまけにコロナのせいでウエストがきつくなったそうです。

最近よく聞くお話ですわ。

そりゃそうです、お仕事はリモートやし、外に出て出歩くのも憚られ。

お籠り生活ですもの、仕方ありません。

スカートの丈を短くするのとウエストを出すお直しの場合、よくやるのが裾

でカットしないで、ウエスト部分で、カットします。

ウエストダウンした分ウエストが、広くなります、そこで一度にお直しして

しまいます。

普通そうすると、ヒップの位置が変わるとか、ウエストからヒップのカーブ

がなくなるとか、色々あるのですが、一定の年令になると、そのカーブが必

要なくなるのです、いえいえいつまでも保っておられる方もいらっしゃいま

すけど。

まー年令を重ねるとそして肥満気味になると、有るような、無いような。

こんな感じと言えば言い過ぎだけど、実にわかりやすい。

無くなったウエストを取り戻すのはとても難しいです。

そうなる前になんとかしなくてはいけないのだけれど、仕事や家事で忙しい

女性には難しい問題です。

都合のいいことに、今のフアッションは、ウエストマークしなくても良いル

ーズなファッションが大流行。

ウエストにゴムが入っていたりしますもの。

販売する方も、サイズ展開しなくても良いし、通販で買い求める人も、アバ

ウトでオッケイよ。

おかげで商品単価もお安くなります。

これっていい傾向なのかなー。

一昔前の、ボディコンシャスが懐かしいわー。

そのほうが私の仕事も増えるのになー。



2021年9月13日月曜日

サステナブルよ!




 

母の日のプレゼントに母に買ったバック。

10年以上も前かなー、

まだそごう百貨店があった時、そこの「ザ ギンザ」で、購入。

気に入らなかったのか、あまり持ってはくれなくて、結局私のものに。

ま、下心はありましたけど(笑)

使ううちにビーズが、ポロポロと、落ちてしまい、ABCクラフトで、ビーズ

とスパンコールを、買って、修理しました。


ABCの、定員さんはものすごく親切で、同じビーズやスパンコールを、長い

時間かけて探してくださり、もー感謝感謝!


左がビーズが取れたところ、右が修理したところ

これでまた使えます。

2020年には、81万トンの衣料の内51万トンが廃棄されたのですっ

て。

廃棄されるファッションロスって馬鹿になりません。

そのためにも。

処分する前に、少し考えてみたら?

昔は(まーた昔話)着物なんか、着れなくなったら、お布団にして、それか

ら座布団にして、それから最後には、台拭きや雑巾にしてましたもの。

愛着をまた着ましょう、持ちましょう。

みんなが長く着続ける事に関心を持てたらいいなー。

少し硬いブログになってしまったわ。



2021年9月11日土曜日

絞りの羽織のリメイク。

絞りの羽織からのリメイク。

元の姿は、襟が外れていて襟は、お客様がお孫さんの為に、帯にリメイクさ

れたそうです。


その襟なしの羽織で、気軽な羽織ものに。

片袖を、外しそれを襟にして、袖の長さを半分にして両袖にしました

絹織物って、羽尺で、お蚕さんの繭が、2万個以上必要なんです。

その絹織物に絞り加工がまた大変。

この細かいブツブツを1個1個糸で絞るのです

羽織で12万回絞ります。

勿論手仕事。

そんな手間暇かけた赤い絞りの羽織には、物凄いパワーがあるはず。

今年の秋冬は、これ一着で暖かく、エネルギーが、湧き出る、不思議なアイ

テムになるはず、きっとそうだ!

絞りの羽織なんか流行らないから要らないなーんて、簡単に処分しないで、

なにかの形に変えて、甦えさせてあげましょう。

お蚕さんや、一つ一つ絞ったら人や、染めた人、縫い上げた人の為にも。






 

2021年9月7日火曜日

一晩寝かせた、キーマカレー


今日のお昼は昨日のキーマカレー。

冷蔵庫の野菜室の中途半端な野菜の切れ端が溜まったときは、ドライカレ

ーを作ります。

それぞれ、細かく刻んで肉と炒め、トマト缶、カレー粉、ヨーグルト、クミ

ンやターメリック、を適当にまぜまぜして出来上がり。

それはそれで美味しいのだけれど、一晩寝かすと、も一つ美味しくなりま

す。

温故知新っていうかー、ローマ(老婆とちゃいます)は一日にしてならずと

言うかー。

何でもじっくり時間をかけると良くなります。

人間でもそうでやん。

若い人ばっかりがええのとちゃううんです、積み上げた人生経験にその人の

なんとも言えん味が出ますのよ。

何が言いたいのかと言うと、キーマカレーが美味しかったという事です。

それだけなんです。




 

2021年9月5日日曜日

稚児桜(能楽物語)

 


「能の名曲からインスパイアされた8篇のものがたり」って帯に書いてあり

ます。

一篇30ページくらいで読みやすいです。

お能ガイドを参考にしながら読みましたが、裏を返すとこんなに面白い

物語になるのかと。


作家 澤田瞳子さんのとてもわかり易い文章で一気読みでした。

読んでる最中にちょうどテレビにコメンテータかなんかに出演してらして、

びっくり、素敵な女性でしたよ。

中ではタイトルにもなっている「稚児桜」が良かったなー。

最後の「葵の上」もいいけどね。

こちらは、場面描写が素晴らしく最後の儚く散る桜の花びらまで、はっきり

と見えましたわ。

内容はと言うと、貧しさのために女人禁制のお寺に売られた美少年「花月」

とその世界に全く馴染もうとしない、泣いてばかりの「百合若」の物語。

食べざかりなのに、まともにご飯が食べれないから、お腹を満たすために、

僧侶のお酒や閨のお供をしなければならないの。

僧侶が残した食べ物にありつけるから。

それもこれも声変わりするまで。

男っぽくなったらいけません、お化粧が似合う時期までよ。

ある日花月の父親が、花月を引き取りに来るのですが、花月は百合若を、自

分と偽り、父親のもとに引き渡すのです。

自分の顔も忘れてしまった薄情な父への復讐か、弱虫な百合若への友情か、

意地悪か、哀しい残酷さが、切ないわ。

現代の世の中でも、親に見捨てられた少年が幼い兄弟達面倒を見るために歌

舞伎町あたりで働いていたりしますものね、ちょっと前そんな話ありました

よね!(泣)

いつの時代でも、変わってないのか。。。

オットット、話がそれましたけど、難しそうなお能が、澤田さんが噛んで含

めるように、身近にかりやすく、とっつきやすくして下さいました。






2021年9月3日金曜日

100年経っても大丈夫!!




 着物コートの、リメイクです。

着物コートと言うのは、着物の上に羽織る防寒や塵除けのためのもの。

画像お借りしました

それをロングのブラウスにして、ワンピースぽくしたり羽織ったりして、便

利なアイテムに変身。

この着物には高島屋呉服店のネームタグがついていました。

高島屋呉服店といえば、高島屋百貨店の前身です。

1919年高島屋呉服店設立だそうで1930年に高島屋という称号を変更したら

しいので、多分100 年前の品物だと思います。

ほとんど痛みはなくて、よくお召になったようで所々に染みはありましたし

やけもありましたが、それも味だわ。

いいですね、色もほかのアイテムを邪魔しないし、洗い張りしたり縫直しを

繰り返しているので、生地が程よく柔らかくなって、身体によく馴染みま

す。

これから先も充分お役に立つリメイク作品になりました。