2016年10月20日木曜日

お誕生日プレゼントに頂いた、生まれたときの新聞


とても興味深く読みました。

第一面は、未だ戦後の処理が進む中、新に又戦争がおこっている様子。

一番ええ所に鉛筆の広告があったりして。

どうか拡大して読んでください。




面白かったのが、二面です。

「二百十日も事もなく済んでの!」記事です。

最後のほうで「今のところは不安はないと気象庁は言っている」と結んでいますが

あくる日の3日に大阪にジェーン台風が上陸して、生まれたての私と母は、とても怖い思いをしたの

です。

あの頃の気象観測はそんなもんだったんでしょうね!

それから百貨店の広告も興味深くて、松坂屋のブラウス980円ウールのスカート2200円。

丁度10分の1くらいの貨幣価値かも。

三越はやはり呉服がメインで、晒や、胴裏、ネルとか今の人が見たら何???

洋服でも、既製品のもありますけど生地の広告もあって、あの時代はまだオーダーが盛んだったん

でしょうね。

洋品の欄には、ズロース180円とかさる又110円とかこれも今の人が見たら、わっけわからんでし

ょうね。

でもズロース180円て今で換算したら1800円位になるからお高いですよねー。

いやそんなもんかな?ちょっとしたレースの付いたええもんやったら、そのくらいしますものね!

連載小説は石川達三「風にそよぐ葦」ずいぶん昔に読みましたわ。

こんな生まれたときの新聞見てたら、私って歳往ってるのやなーとつくづく思い知らされました。

歴史がありますもの。

半世紀以上も生きてしまって、美人薄命とか言いますけど、長生きしてしまって、美人の条件から

外れてしもたわ。

これからも往き続け、憎まれっ子世に憚るとか言われるんでしょうねー。

あーあー、いややーいややー、早ようお迎えが来てほしいわ。

誕生日プレゼントをもろて、厭世的になってしもたわ!







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