2017年11月26日日曜日

男物の反物でコートを作りました。

男物の紬一匹をお持ちになって、コートの仕立てを頼まれました。

結城紬のようで、シックな濃い緑色で、着物に仕立てたほうがいいのになーと、心の

中で思ったけれど。。。

一匹とは、二反の事で、男性が着物と羽織とのアンサンブルにするために一匹で販売する

のです。

大昔のその又昔、絹は大層効果なもので(今でもですけど)絹織物二反と馬一匹と引き換

えになったそうですよー。

それで一匹と言われるようになったとか。

話それますが、お寿司も昔は二個を一貫と読んでたらしくって、なぜかと言うと、お寿司

二個で、昔の重さの単位の一貫になるからだそうです。

それが何時の間にやら一個を一貫と呼ぶようになったと、すし屋のおやっさんに教えても

らった記憶があります。

回っていないお寿司屋さんでね!

相変わらず前置きが長くて、何時になったら、コートの話になるのやらねー。

着物をコートにリメイクすると、おばさんチックになって、あんまりお勧めしないんだけ

ど、この生地ならいいかもと、お仕立てしました。

裏地もお客様ご持参で、これまた男性用の夏大島で、裏地にするには滑りが悪いのだけれ

ど、ご希望なので。

ステンカラーコートっぽく、打ち合わせも比翼仕立てにして、少しでもお若く見えるデザ

インにしました。






色が濃い緑でシンプルに仕上げた分、ストール・マフラー等で色遊び出来そうでしょ。

一反分で出来上がり、もう一反余ったのですが、「それ、あげるわ、着物にして着てくだ

さいよー」ですって!

やった!やった!丁度、単衣物のええ紬がほしかったので、来年あたり、仕立てることに

します。

ほんまにええお客さんですわー。

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