今年で62周年だそうですよ。
蔡庭に着きましたら早速お煎茶を頂きます。
境内を上がってきて渇いた喉に程よい暖かさのお煎茶が潤してくれますのよ。
お菓子の名は「かんじき(雁食)」お茶名は聞くの忘れましたわー。(聞いても忘れますけど。。)
奉仕なさる演能者さんたちは、多くの重要無形文化財保持者を含まれる名家大家の方々ば
かり、平たく言えば、お能演者の中のオールスターさん達です。
最初の「神歌」は、観世流大槻文蔵(重要無形文化財)さんとお孫さんの裕一さんです。
おなじみの「とうとうたらりたらりたらりあがりららりとう」です。
なんのこっちゃですけど、なんか水の流れる音を表現してるみたいですよ。
解りません、解らないからよいのです。
次ぎの狂言は大蔵流狂言「福之神」茂山千作さん(人間国宝)
お酒の神さんらしい演目で、お酒を催促し、飲んで笑って帰られました。
次は、金剛流金剛永謹(重要無形文化財)さん演じる能「三輪」
天照大神の神話を再現した神樂を舞はるのですが、舞もすばらしいけれど、やはり能装束
が美しい、唐織の複雑な模様が野外ならではの自然な光に映えてなんとも言えずうっとり
してしまいます。
鼓や笛の音の合間に鶯の鳴き声があいまって、それはもうええ感じ。
いつもは、日差しがきつくて、難儀しますが今日は曇りで、でも風が強くて、舞台の作り
物がひっくり返ると言うハプニングもありましたが、それは野外ならではの一興です。
最後の金春流のお能まで見たかったのですが、寒いのと、お腹がすきすぎて。。
最後までいると御供まきで御餅が頂けるのですが、帰ってしまいました。
はい根性なしです。
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