2015年4月18日土曜日

袖裏のお修理なんですけどね!

絹繊維は、時間を経るに従い黄変します、それが、30年40年も経つと、とんでもないことになってし

まうのです。


これは、着物の袖、つまり袂の裏の部分ですが、真っ白い裏をつけていたのに、知らない間に黄

色どころか、ベージュ色になり、おまけに点々模様までついてしまいました。

身頃は、見えないからいいけれど、袂の振りは、後から見えてしまいます。

裏の総取替えは、めんどくさいので、お袖だけ取り替えることにしました。


袖裏って、結構目立つもんです、そこに綺麗な長襦袢の色を重ねるのが、ちょっとしたお洒落

ですのよ。

それが結構楽しくって、後姿なんですけどね。

よー考えてみたら、お袖って、色んな言葉に出てきますよね!

袖の下・袖を振る・袖にする・袖を引く、まだまだありそうですけど、袖には魂がこもっていると思わ

れていたたらしいですよー、昔はね!


女性のお袖は、振りを縫い閉じてしまう男性と違い、開けっぴろげになっているんですのよ。

考えてみたら、ちょっとスリリングだと思いませんか?

昔は、下着もつけずに腰巻と肌襦袢の上に着物を着ていたのだから、袖下からも、身八つ口から

でも、裾からでもねぇー。。

あららっ!!私なにが言いたいのかしら?

そのようにして着物を着ると、言われるまでも無く、おしとやかな立ち振る舞いにならざる

を得なくなるのですよ。

でも、風邪引くかも。

今更、どうでもいいことですけどね!


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