2022年8月7日日曜日

朱色の化身


 毎日暑いし、出かけるのも億劫だし、こんな時は涼しい部屋で読書です。

以前から気になっていた本を、ネットで購入(どこまで出不精!)

作家の塩田武さんは、気になる作品や映画を見たり読んだりしていると、何

故か塩田さん、つまり人気作家さんやね。

「騙し絵の牙」や「罪の声」両方とも本を読んだり映画で見たり。

で、本の内容は、いきなり昭和31年の芦原温泉街の大火から始まります。

映画を見ているような感じになる描写が素晴らしくどんどん引き込まれる。

一人の失踪した女性を見つけるために様々な人へのインタビューが折り合わ

さって小説が綴られます。

ゲーム依存症の凄まじさ、男女雇用機会均等法が制定された後、銀行に入行

したけど、根深く残るジェンダー。

などなど現代の問題も描きながらも、男運のなさすぎる昭和テイスト満載の

女性3代の人生。

登場人物もたくさんいて、途中でしんどくなったけど、時間がいっぱいある

ので最後まで読み切りました。

最後のシーンは、ドラマチックな冒頭のシーンとうって代わり、ちょいサス

ペンス劇場っぽかったけれど、かもめや雪の情景が美しく描かれ好きな場面

でした。

この地にしばらくいたせいか、余計に感情移入してしまったかな?

新聞記者出身の塩田さんらしくメディア報道のあり方など含め、色々考えさ

せらる小説でした。

2022年7月25日月曜日

利晶の杜とかん袋


 今日は、7月25日で、かき氷の日だそうです。

水差しはギヤマン お軸は瀧で、涼し気でしょ!

「な(7)つ(2)ご(5)おり」の語呂合わせで、1933年に、かき氷

の日とかき氷協会が制定したそうです。

では、かき氷をどうでも食べなくてはと、前々から行きたかった、堺の

「かん袋」さんへGoooooooo!

かき氷だけを食べるために、堺まで行くのは、何にしても大人気ないと、

ふと思い。

その前に、折角なので、「さかい利晶の杜」へ行って、お薄をいただき、堺

の歴史をガイドさんに教えてもらいました。

2回目なんですけど、新しい発見があります。

利晶の杜から数分のところに、憧れの「かん袋さん」があります。

今日は、久しぶりの真夏日のせいで、駐車場に入るまでに並ばないといけま

せん。

でも、お店の人の対応や、品出しの速さで、お客様の回転が早いのです

すぐに席が取れました。

やはり美味しかったです。

蜜はかかっていないけれど、氷がフワフワでくるみ餅の甘さがちょうどよく

って、あっさりして後味もよく、満足させてくれましたわ。

暑い夏にはやっぱり、かき氷だ!


追記 
かん袋って、変わった名前でしょ、秀吉が大阪城築城の時に、餅屋を営んでいた、かん袋の先祖が瓦をかん袋の如く、屋根に瓦を投げ上げたのを、秀吉がびっくりして屋号に命名したそうです。
ですので、歴史は鎌倉時代末期からのお店なんです。

2022年7月24日日曜日

七事式!数茶?

竹で作られた、数茶に使う札と札を入れる折しき
 

今回のお稽古は、七事式の一つである数茶 (員茶)です。

切手の半分より小さいくらいの十種の香札に、柳、菖蒲、桜、牡丹、桐など

の絵が書いてあって、お茶をいただく順番を決めるゲームのようなもの?

花札を連想しますけど、それではありませんよー。

亭主が薄茶を点てて、取った札によって順番にお茶を頂きます。

私は、相変わらずクジ運?が悪く、一番最後でしたわ。

いつもよりテンポアップで、話をしながら、お茶を頂いたあとには煙草盆も

回ってきますし、(吸わないけれど)

足運びとか札を置く位置とか細かいことは相変わらずあるけれど、結構楽し

めましたよー。





2022年6月26日日曜日

♪ミュージック フェスティバル♫




 昨日の朝、お気に入りのカフェでコーヒー飲みに行って。

レジ横のコンサートのフライヤーに目が行き、そのことに関してスタッフの

お兄さんに訪ねたところ。

「興味があるのでしたら、チケット差し上げますよ!」なーんて行ってくれ

てGET!

朝っぱらから縁起がいいわー。

コンサート会場は、家の近所の高校。

私の家の近所には私立の高校が二校もあります。

昔バトントワリングを、していたので、ブラバン大好き、スーザ大好き。

会場に入ると、私みたいなジモッチーが多いです。

まずは校長先生のお話から、女性校長です、真っ白なスーツでかっこいい

の。

どういうわけか、この学校の教師たちは、みんなシュッとしてて見栄えがい

いのです。

ウクライナからの留学生の紹介も、英語を交えて、教育論も絡めて、流れる

ようなMC上手い !


大好きなスーザの「雷神」も演奏してくれたわ。

バトン持ってたら振り回していたかもね(笑)

一部は普通の演奏だったのですが、二部になる“音”紅白歌合戦とかで凝った

内容の演奏が始まり、コナンの扮装の演者がいたり、ドリフをやったり、踊

るポンポコリンを踊りながらの演奏だったり。


面白いからいいけど、自衛隊さんなのにー。

憲法9条に守られているから?

銃を持って戦場に行けとは決して言わないけれど、おちゃらけ過ぎではない

のかなー、と考えさせられました。

後で、指揮者が、自衛隊は国の安全を守るために、日夜訓練して、、、、、

云々カンヌン、後方支援に今も活動してます、と締めくくっておられたけ

ど、   やめとこ、やめとこ!

もらったチケットのコンサートに来て、文句言うたらあきません、楽しませ

てもらいました、ありがとう!






2022年6月11日土曜日

人は人,自分は自分なんです


 先日の茶室のしつらえです。

軸は「山は是れ山、水は是れ水」茶花は紫陽花。

お軸の書体で、山、是、水、三文字共それぞれ違っていますが、軸の場合同

じ字は違えるそうです、先生からの受け売りですが。

山は山の良さがあって水は水の良さが、それぞれの良さがあるのだから、自

分らしく、行こうよーって事。

人と比べないでって事かな!

よーく子供の頃母に、友達のことを羨ましくぼやくと、「よそはよそ、うち

はうち」っていつも言ってたなー。

そして私も子供に言ってたわ。

2022年5月21日土曜日

胃カメラで検査しました。


 近所の湯川胃腸病院へ胃カメラ検査の結果を聞きに行ってきました。

待ち時間の間、ふと壁を見上げると。

湯川秀樹博士の揮毫が!

何度も来ているのに気が付かなかったわ。

どう読み下すのか、多分漢文やろうと思うのだけど、勇気を出して受付の人

に聞いてみました。

忙しい受付の人に聞くのは、本当に勇気がいるけど、気になったらほっとけ

無い性格やもん。

そしたら、快く教えてくださり、左から「はんたいこうしん」と読むそうで

す。

年に一度くらい私みたいに聞いてくる人が、人がいたはるらしいです。

もっといたはると思ったけど、そうらしいです。

帰宅してから、どんな意味かしらと調べましたら「心が広くて穏やかな人は

身体も大きく落ち着いて見える」ってことだそう。(最近やたら、そうで終

わるナレーションをよく耳にしますが、奇妙に感じるのは私だけだろうか)

まっ!本題に戻して、中国の漢字みたいです、漢字は中国から渡って来たの

だから、次第にわかりやすい字に変わっていったんでしょうね。

湯川胃腸病院は、夏目漱石が関西に来たときに胃が痛くなり診てもらった病

院でもありますのよ。

もちろん湯川秀樹博士の奥様のご実家でもあります。

私が生まれる前にノーベル賞を、受賞しはって、それも中間子論ってさっぱ

り私にはわからない難しい学問で、どんだけ天才なんでしょう。

すごいわー!

2022年4月15日金曜日

生のエンタメに心を鷲掴み



学光さんが、チェックのシャツ姿でいたはります

昨日今日とお出かけ続き。

昨日は、繁昌亭で、「黄昏の4爺」演者は正しく爺さんで、桂文也さん、

笑福亭学光さん 桂一蝶さん、月亭秀都さん、そしてお目当ての旭堂南麟さ

んです。

皆さん年相応の熟練した芸で、楽しませてくださって、笑ったり泣いたりと

言いたいけれど、笑ってばかりでしたわ。

本当にお年相応に、腰が痛いやら、膝がどうだとか、聞く方も演じる方も、

わかりすぎるので、リンクしすぎます。

満席で演じるのは久しぶりだとかで、皆さん熱演でした。



 そして今日は、令和になって初めてという「都おどり」これもまたコロナの

影響で、やっと開演です。

お稽古の発表の場が無いってやっぱり、芸の上達にも影響しますもの。

でも万を期しての開催で、良い舞台でした。

こちらは「泰平祈令和花もよう全八景」昨日の爺さんと、ころっと違い、き

れいで若い舞妓さんや芸子さんが、綺麗なきもの着て踊って夢のような舞台

です。

最初の「みやこおどりはーよーいやーさーーー」から始まり。

最後は「都おどりははなやかにー、平和のみよのはなやかにー」で終わり

ました。

コロナや、ロシヤのウクライナ侵攻と、難しくて不安ばかりの世の中で、

生のエンタテイメントで束の間現実逃避でした。

ってそんなに、私自身深刻でも無いのですけど、こんな私でもこんなふうに

ブログを書くということは、少しはこたえているのか。


帰りに、「鍵善」さんで、あたりまえですけど、葛切りを頂きました。

昔は、「こんだけー」と思っていた量も、この歳になると、「まだあるやん」

って思ってしまうのは、歳のせい?