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2026年2月15日日曜日

落合信彦の本を読んで


 


今年の2月1日にお亡くなりになった、落合信彦さんの本を、急に読みたくなり図書館で借り

たり&amazonで買ったりと、とても読み易くてすぐに読了。

落合信彦さんなんか今のお若い人は知らないだろうけど、万博ヌルヌルをプロディース

した落合陽一のお父さんです。

あの魅力的なパビリオンは何回トライしても行けなくて、悔しかったわ。

「アメリカよ!あめりかよ!」は本人の自叙伝みたいな感じで、家が貧しいにも関わらず、定時

制高校から奨学金で着の身着のままアメリカに渡り(ソフトバンクの孫さんによく似てる)

空手と英語を駆使して、当時のアメリカ社会の中で次々と不可能を可能にしていく行動力は、

ほんまにあっぱれ。

この本で当時の若者達は、海外で学ぶ面白さを知って留学のきっかけとなったかも。

若い人へのメッセージ性はたっぷり合ったと思う、昔はね。

底抜けに明るいばかりでなく、宗教、人種差別など、問題がてんこ盛りのアメリカの事情がよ

くわかったわ。

「名も無い勇者たちへ」は実在の女性エージェントをモデルにしたノンフェクションだけど、

イスラエル・パレスチナ、当時の社会情勢を絡めてそこにアクションや少しLOVEなとこもあ

り、面白い作品だけど、まー知らない世界を覗き見た感じ。

でも、二冊とも古い昔話って感じでした。

改めて、御本人のこと知るにつけ、自分の人生を自分で切り開き、挑戦していく勇気やそして平

凡な努力の価値がいかに大事かを教えてくれて、もうそれを知ったからと言っても私には遅すぎ

るけど、素晴らしいわー

それが出来たのは1960年代のまだ日本やアメリカがイケイケドンドンで、ケネディー兄弟もい

ての面白い時代やからこそなんやろね。

こんなこと言ったら身も蓋もないけど。

CMで、ヘリコプターから降りて油田の火が吹き出る砂漠で、アサヒスーパードライを飲んでる

落合さんかっこよかったわー。

これって高須クリニックの社長が、デーッタイ真似してると思った、それほどあの年代の男た

ちには影響力あったのよねー。


2025年2月15日土曜日

人生まるごと抱きしめろ


 先日久しぶりに図書館に行って、作家さんの名前順に、眺めていたら、アイウエオ順にね、

そしたら「エ」のとこで、遠藤周作さんの棚がスカスカでね、「あーあこれも中居クン効果なの

かなー」と勝手に解釈した次第で。

例の最悪な10時間以上にも及ぶ記者会見場の右端にいらした遠藤龍之介さんの父君がかの

遠藤周作さん、ちょっと話題になりましたよね。


話は変わりますが、大昔、私が就職した会社の入社式で、フェスティバルホールであったのよ

その壇上でお話してくださったのが、周作さんのお兄さんの遠藤正介さんで、近畿通信局長って

肩書だったかな。

とてもシュッと細身でハンサムでてかっこよくて、その頃、「違いがわかる男」として、コー

ヒーのCMに出ていらした、(お若い人にはわからないだろうけど我慢してついてきて)周作さんとは失礼

ですが似てなかった。

周作さんもお兄様のことを、人格高潔学術優秀って褒めていらしたわ。

その方は、残念ながらお会いしてから10年もしないうちにお亡くなりになったわ。

惜しい!

今のNTTをご覧になってどう思われたかしらねー。

あらっ!いつもだけれど、話がえらいとこまで飛んでしまった。

その図書館で見つけたのが、この本。

没後発見されたという未発表原稿、2020年に発表されました。原稿用紙の裏面に書かれて

いて文芸員さんが見つけたらしいのだけれど。

生前に発表出来なかった理由があったのでしょうね、私小説みたいなもんだから。

それを含む、6篇の短編です。

図書館で借りずに家に帰ってAmazonで買いました。

なんか返すのが面倒というか家に置いておきたくなる本だから。

作家の母に対する感情は私なんかと全く違っていて、そりゃそうです、私の母は普通に愛情のコ

ンクジュースみたいな人だったもの。

芸術肌で完璧主義の母にかまってもらえなくて、でもその母によってクリスチャンになり、

その影響で後々キリスト教に関する作品を何作も書いていらっしゃる。

平和で穏やかな暮らしを望む父と、人生を燃焼させる母は、離婚するのです、

現代じゃなく90年も前の日本だから当然と言えば当然なんだけど。

しばらく母と暮らすのだけれど、やはり経済的な理由もあったのか、作家は病弱でもあったし

最後には父を選ぶのね。

その後悔もあって、母を捨てたという罪悪感に苦しめられ続けるの。

あの「人間は笑える唯一の生物ですから」って言ってたユーモアたっぷりの狐狸庵先生、でも

暗いテーマの「沈黙」みたいな作品もありますよね。

そっかーそうなんですよね、辛い生き方をしてきた人ほど、笑いを求めるのかー。

男の子って、女の子とは又違う母への愛情があるって言うしね、うちの息子はどうなんやろ。

普通の平和な家庭に生まれていたら、小説家にはなっていなかったかもね。

作家の母親は嘘のない本当の人生を生きはったんですよ、周りの人はたまらないけどね。

最後の作家朝井まかてさんの解説に、遠藤周作の好きな言葉で「人生丸ごと抱きしめろ」とあ

ったけど、母の人生丸ごと抱きしめて愛してはったんです。

誰か私の人生丸ごと愛してくれへんかなー。



2024年6月3日月曜日

成瀬は天下を取りに行く


 別に本屋大賞を取ったから読んだわけでなく、仕事の打ち合わせに一時間も早く着いてしま

い、時間つぶしに本屋でウロウロしていたら平場に陳列してあったこの本に出会い、立ち読み

していたら、どんどん読み進み止まらなくなり、思わず購入してしまいました。

帰宅するやいなや、一気読みしてしまいました。

奇天烈な天才少女のお話なんです。

西武大津店の閉店のところが特に好きで、閉店中継のテレビに映り込みたくて、西武のユニホ

ームを来て毎日カメラの前に立つのです、それもKURIYAMA、引きずり込んだ友人には、

YAMAKAWA(?!!)彼は西部にいたのかー。

三越の閉店時にバックヤードで働いていた私には、なんか懐かしくて、その頃のことが思い出

されて、大きなデパートがなくなるという、なんとも言えない寂しさが、わかるわかる。


突然M-1にその友達と、挑戦したり、友達もよく付き合いはるわー。

その時のエントリー番号5082を瞬時に素数因数分解出来てしまう非凡な才能がすごい。

自身は200歳まで生きると豪語し、達成のために与えられたリソースを日々完璧にこなすのです。

髪の毛が3年でどれだけ伸びるかを見るために丸坊主にしてしまうとか。

まー色々やってくれますの。


こんな女の子、普通なら浮いてしまいます、特に今の時代はそんな感じでしょ?

でも周りの目を全く気にしないのです、それもなんだかなーと思うのですが。

出る杭は打たれるというけれど、出過ぎた杭は打たれないって、松下幸之助さんも言ってたけ

ど。

同調圧力なんかクソ喰らえって感じ。

こんな友達がいたらな〜、こんな娘がほしいな~、こんな孫いたら楽しいやろな〜。

大谷翔平君にもそう思ったけどね、いやいや今からでも遅くない、誰になんと言われようと、

私も我道を行くわ、好きなことして突っ走ってやるわ!


※追記  この本で知ったのだけれど、琵琶湖って、河川法上は、水深約104mの一級河川    

     なんですって








2023年2月14日火曜日

「エゴイスト」を読んで


読んでみたいなと思い、Amazonでポチットして、明くる日に届いてその日のうちに読了。

なんと言う速さ、便利な世の中になったもんです

本の題名は「エゴイスト」映画にもなっていますよね。

自分の知らないLGBTの世界を興味本位で覗いてみたくなり読んだところ。

とーんでもないです。

自分を、家族を、大切な人を、大事にしたいと無性に思わされる本でした。

後半は涙がとめどなく流れ続け、電車の中では決して読んではいけません。

単なるBLもんでなく主人公両者のと、そのそれぞれの母親との関係の愛に溢れたお話やなーと

思いました。

私は女だからそんなに、思っていなかったけど、私が薄情だからかもしれないけど、

男の子と母親ってこんなに幾つになっても繋がっているものかしら?

やはり早くに亡くなられると、こんな感情になるんでしょうかねー。

今までエゴイストって、直訳すれば、利己主義、ワガママ、ってなるけれど。

人を愛するってことは自分自身も愛することなんだと作者は言っているのだと思ったわ。

その愛する対象が、男であれ、女であれ、親であったり、他人であったり、そこで自分自身も

救われるってことかなー。

救われるとはちょっと違うか、自分自身も愛せるという方がいいかも。

この年になって、なんてチャラいことを言っているのかしら?

と思うけどたまには、真剣に愛について考えようよ、みんな!!


2022年8月7日日曜日

朱色の化身


 毎日暑いし、出かけるのも億劫だし、こんな時は涼しい部屋で読書です。

以前から気になっていた本を、ネットで購入(どこまで出不精!)

作家の塩田武さんは、気になる作品や映画を見たり読んだりしていると、何

故か塩田さん、つまり人気作家さんやね。

「騙し絵の牙」や「罪の声」両方とも本を読んだり映画で見たり。

で、本の内容は、いきなり昭和31年の芦原温泉街の大火から始まります。

映画を見ているような感じになる描写が素晴らしくどんどん引き込まれる。

一人の失踪した女性を見つけるために様々な人へのインタビューが折り合わ

さって小説が綴られます。

ゲーム依存症の凄まじさ、男女雇用機会均等法が制定された後、銀行に入行

したけど、根深く残るジェンダー。

などなど現代の問題も描きながらも、男運のなさすぎる昭和テイスト満載の

女性3代の人生。

登場人物もたくさんいて、途中でしんどくなったけど、時間がいっぱいある

ので最後まで読み切りました。

最後のシーンは、ドラマチックな冒頭のシーンとうって代わり、ちょいサス

ペンス劇場っぽかったけれど、かもめや雪の情景が美しく描かれ好きな場面

でした。

この地にしばらくいたせいか、余計に感情移入してしまったかな?

新聞記者出身の塩田さんらしくメディア報道のあり方など含め、色々考えさ

せらる小説でした。

2021年9月5日日曜日

稚児桜(能楽物語)

 


「能の名曲からインスパイアされた8篇のものがたり」って帯に書いてあり

ます。

一篇30ページくらいで読みやすいです。

お能ガイドを参考にしながら読みましたが、裏を返すとこんなに面白い

物語になるのかと。


作家 澤田瞳子さんのとてもわかり易い文章で一気読みでした。

読んでる最中にちょうどテレビにコメンテータかなんかに出演してらして、

びっくり、素敵な女性でしたよ。

中ではタイトルにもなっている「稚児桜」が良かったなー。

最後の「葵の上」もいいけどね。

こちらは、場面描写が素晴らしく最後の儚く散る桜の花びらまで、はっきり

と見えましたわ。

内容はと言うと、貧しさのために女人禁制のお寺に売られた美少年「花月」

とその世界に全く馴染もうとしない、泣いてばかりの「百合若」の物語。

食べざかりなのに、まともにご飯が食べれないから、お腹を満たすために、

僧侶のお酒や閨のお供をしなければならないの。

僧侶が残した食べ物にありつけるから。

それもこれも声変わりするまで。

男っぽくなったらいけません、お化粧が似合う時期までよ。

ある日花月の父親が、花月を引き取りに来るのですが、花月は百合若を、自

分と偽り、父親のもとに引き渡すのです。

自分の顔も忘れてしまった薄情な父への復讐か、弱虫な百合若への友情か、

意地悪か、哀しい残酷さが、切ないわ。

現代の世の中でも、親に見捨てられた少年が幼い兄弟達面倒を見るために歌

舞伎町あたりで働いていたりしますものね、ちょっと前そんな話ありました

よね!(泣)

いつの時代でも、変わってないのか。。。

オットット、話がそれましたけど、難しそうなお能が、澤田さんが噛んで含

めるように、身近にかりやすく、とっつきやすくして下さいました。






2021年4月8日木曜日

サイレント・ブレス (看取りのカルテ)



終末期医療がテーマの現役の女医さんが書いた本です。

サイレント・ブレスって、静けさに満た日常の中で、穏やかな週末気を迎え

ることをイメージする言葉だそうです。

これがなかなか難しい。

作者は社会人を経て医大に入学の後子育てをしながら医者になりおまけに本

も出すという、何というスーパーウーマンでしょう 南 京子さん。

テレビのコマーシャルにあるような綺麗事ではない介護の現実を医師ならで

はの視点で、とても描写が専門的で細かくて。

介護の経験豊富な私には、ここまで丁寧に描いてくれて、「うんうん」「そ

うそう」「あるある」と頷きながら、読みすすめました。

内容的には6のプレスがありそれぞれのエピソードで構成されていて、とて

も読みやすく、人生の最終章を大切に描いています。

主人公はじめスタッフや周りの人たちも魅力的なキャラで暗くなりがちな

内容をカバーしてくれて、とてもいい感じ。

治る病気なら、思い切り治療してもらえばいいけれど、治らない病気など

は、人間の尊厳を無視するような延命措置など、患者本人は苦しいだけで、

残った者の自己満足でしか思えないように、常々感じていました

(少し乱暴な言い方かもしれないけど。。。)

もう食べることが出来なくなっら、胃瘻も点滴も何もしてほしくない、安ら

かに朽ちるよう、そして愛する人に見守られながら、家で死を迎えたいと心

から思います。

これからますます高齢化社会に突入していく日本で、患者も、介護する人

も、医療関係者もこの辺のところもっと掘り下げて考えていかなくてはと

思いましたわ。


2020年10月23日金曜日

秋の夜長に「お腹召しませ」




 本屋さんで、ジャケットカバーの素晴らしさに惚れまして、つい買ってしま

いました。

カバー画は、村上 豊氏

帯には時代の波に翻弄される侍たちの悲哀と書いてあります。

こうゆう買い方もある、浅田次郎さんですもの、外れは有るまい。

何故か言い方も時代劇。

六編からなる短編小説で、浅田次郎さんの祖父から聞かされた本当か嘘かわ

からん話に尾鰭をつけて小説となったとか。

一番最初に大笑いしたのは、作者のおじいさんが、茶筅でお茶を立てた後

その茶筅を、べろりと舐めるってとこで、大笑い。

最初から悲しいやら可笑しいやら、切腹を奥さんにも娘にも快く勧められ、

こんな言い方可笑しいかもしれないけど、本当に「お腹召されませ」と勧め

られます。

お家を守るために。

全編すべてお武家社会の悲喜こもごもを面白おかしく、時々現代社会にタイ

ムスリップしながら、最後はあやふやなままなのだけど、それは読者に任せ

っぱなし。

まるで落語を聞いているみたい。

読みながら泣いたり、笑ったり、忙しいですよー。

幕末から明治初期にかけてのラストサムライたちが、そして女性たちも、

古い慣習に抗いながら生き延びていくエネルギーが感じられます。

いつの時代でもそうなんですけどね。

読了するのに二日もかからないけど、もう一度ゆっくり読みたくなる本。

電車の中で読むのは辞めといたほうが良い種類の本です。






2020年5月13日水曜日

望みは何と訊かれたら


前回の「夜の谷を行く」に続き又々女性目線の連合赤軍のお話。

[夜の谷を行く」の主人公啓子と同じく、リンチで殺された死体を運ぶ

途中で逃走した、

女性沙織の人生です。

物語の最初、夫の仕事に同行したパリの美術館で偶然に昔助けてもらっ

た男性に会います。

その男性はアジトから逃げる途中に、助けられ、半年の間匿われるので

す。

食事や風呂、赤ん坊のように、すべてのことを彼に委ねて。

そしてその男性のところから又逃げ出し、家に帰り裁判にかけられ、執

行猶予を得、保釈金を

父に出してもらい、普通の生活に戻り結婚して子供を生み。(息継ぎで

きない文章)

娘と優しい夫とセレブで平和に暮らしていたんです。

セレブやブルジョワなら昔なら総括されてしまうのに。

でも何不自由のない生活なのに、優しい夫に過去を話してしまうのです

(なんでやねん!)

そして夫が長期に出張している間に、昔匿ってくれたその男性と会い、

又愛し合うという、恋愛小説。

連合赤軍のアジトの様子も描かれていますが。

沙織の自分勝手さに呆れてしまう。

啓子は、事件により父は自殺同然でなくなり親戚縁者とも縁を切り、

自分の過ちのために

迷惑をかけた妹、これからもかけるであろう姪にまで関係が危うくなり

かけているというのに。

啓子は天井に這う蜘蛛に怯えますが、沙織は青年の家にあったブルーの

綺麗な蝶の夢を見ます。

啓子は自分の子供を育てることも出来なかったのに、沙織の娘は美しく

素敵な青年と結婚間近。

何という対象的な真逆な主人公。

なんやろう、「夜の谷を行く」読まないで「望みは何と訊かれたら」を

読んだら、こんな感想にはならなかっただろうにねー。

作家さん二人は、一歳違いで全共闘世代、同じ大学で、バックボーンは

よく似てるのに。

だからかなのか、「望みは何かとか訊かれたら」が出版されてから七年

後に「夜の谷を行く」

が出版されました。

桐野夏生さんが、「それちゃうのんちゃう?」とでも言いたかったのか

しら?

小説より、二作の対比が小説ぽくって、面白かったわ。


「望みは何と訊かれたら」それはもー勿論コロナが収束して、仲間と楽

しくワイワイ遊びたい!

2020年5月9日土曜日

夜の谷を行く



60歳を遠に超えた、主人公の啓子は、目立たないように、年金と貯蓄

で、細々と暮らしていました。

誰とも諍いせずひっそりと世捨て人のように、毎日ジム通いと図書館通

いをして。

でも新聞の記事を読んでから今までの生活が変化していくのです。

それは元赤軍派リーダー永田洋子の獄中死。

その事件から40年以上経って改めて過去と向き合わなければならなく

なります

姪っ子の結婚、昔の同士からの電話、次々に啓子の過去があからさまに

なっていき、どんどん読み続けざるを得なくなります。

一気読みでした。

さすが桐生夏生さん。

あの凄惨な事件は私も記憶があります、主人公と同じ世代ですもん。

あの頃の一部の若者は国家権力に不満を持ち、何かというとデモをし、

破壊に突っ走っていました、ものすごいエネルギーで、それが正しいか

何が正しいのかもわからないまま。

そして破滅へと行き着く先が、総括という名のリンチ殺人。

その死体を埋める途中にアジトから逃亡し、そこで警察に捕まり、5年

半の牢獄生活のの後、社会に出たものの、両親はストレスから早くに亡

くなり、親類縁者からも断絶。

仕方のないことだけど、一切過去を捨てて暮らしていかなけれはならな

い辛さ、親の死に目にも会えず、獄中で生んだ子供にも会えず。

そんな事件の中にいた今まで明らかにされなかった女性たちの存在。

さすが女流作家さん。

永田洋子の判決文も、「女性ならではの執拗さ、底意地の悪さ、冷酷

な加虐趣味」なんて言われたことに対する、こだわりも見れます。

まだまだ男社会だったのです。

事件に関わった男性達も外国に逃亡したたままや、飲み屋さんしてる人

もいて、割と元赤軍闘士としておめおめと生きながらえてる。

獄中にいて、国家権力によって、生かされている矛盾。

中には自殺した人もいるけどね。

これは読後色々調べて知ったことなんですけど。

読むのが辛くなるところもあったけど、最後の最後で、女として母とし

て、嬉しいサプライズがあったのは、せめてもの救いでした。






2019年6月26日水曜日

「マチネの終わりに」を読んで

平野啓一郎さんのラブストーリーです。

昔、芥川賞を学生時代に受賞された「日蝕」はさっぱり理解できなかったけど。

今回は、大丈夫。

クラッシックのギタリストと海外の通信社で働く女性、登場人物のレベル高いんです。

お互い40前後のいい年をしています。

最初会った時から、惹かれあい、けどすれ違い、そして遠距離、それも国内とちゃいま

す、世界を又にかけて、三回しか会ってないのに。

「君の名は」(古すぎます)から、すれ違いは鉄板のラブストーリですけど、今はあまり流行ら

なくなりましたもの、ケイタイのおかげでね!皮肉にもそのケイタイのメールによってす

れ違ってしまうのです。

お互い思いを寄せる相手だからこそ、巧く会えない、やはり若くない大人の恋なんです。

揺れ動く感情が切なすぎるのです。

平野さんの文章は、相変わらず語彙が難しいとこがあり、時々ググりながら読みすすめま

したけど、本当に文章が美しい。

何度も出てくる、「変えられるのは未来だけだと思っているけど過去も変えることが出来

る、過去は繊細で感じやすい」なアホなと思ったけど、最後には納得!

ラブストーリーを軸にクラッシック音楽の世界、今も問題のイラク情勢、などが絡み合い

骨太に仕上がってます。

それから、お若い作家さんらしく、本でもCDでも、買うのではなく注文。

それに美しい人の例えに、「リー・チーリンとスカーレット・ヨハンソンをたしてニ倍す

る」って、今時の人です。

最初「冷静と情熱のあいだ」ポイのかなと感じたけど、ちゃいました。

映画化が決まっていて、福山雅治と石田ゆり子さんやてー、どストライクで文句ありませ

ん。

読み進む内に、すっかりお二人が台詞言ってました。

こんな恋愛憧れます、けど私には無理、ちゅうかもう遅すぎるやん。

平野さんが以前トークショーみたいなところで「愛とは誰かのおかげで、自分を愛せるよ

うになる事、だから誰かを愛する」。

愛なんですよねー、愛さなきゃいけません、家族・友人・他人・難しいけど。







2019年5月25日土曜日

「海の見える理髪店」を読んで、驚いたわ。

直木賞受賞作「海の見える理髪店」6作品の短篇集。

装丁が5月ぽい緑色で綺麗。

最近短篇物が多くなって、長編小説がどうも、読みにくい、歳か。。

色んな家族が出てきて、最近家族を亡くした私は、ジーンと来る所もあり、かなり感情移

入して読み進みました。

本の題にもなっている「海の見える理髪店」は、文の運びが絶妙で、もう一度読みたくな

るほど、印象的な作品でした。

すべての作品が読み終わった後に余韻がジーンと残る文章で。

なんやかんや言っても、家族っていいなーとつくづく思いました。

昭和な感じの小説やわ。

そこで、興味深かったのが、理髪店の中で店主が言う言葉の中に、「昔は髪の毛を集めて

佃煮屋に売る」と言う件があるのです。

戦後物が不足していたから筋のよくない佃煮屋が科学醤油の材料にするというのです。

髪の毛はアミノ酸だから。

驚いて、ググッテみたら、ありましたわ、人毛醤油。

1960年半ばを境に製造されなくなったらしいですけど、中国ではまだ製造されてるみ

たいですよー。

何でも食べる事ができるんやー、あかん事ですけど。

話はそれるんですけど、それは何時もの事ですけど(笑)

先日、ちらりとテレビを見たら、めったに見ないのですけど、テルマエ・ロマエの作

家さんヤマザキマリさんが出てらして、おっとと!と思い見ていたら、やはりローマのお

話をしてらして、ローマ時代は、住民のおしっこを集めたらしいのです。

集めて何をするかと言うと、せんたく屋さんが、ローマ時代にせんたく屋さんがあった事

にも驚きますが、そのせんたく屋さんが、大きな水槽に集めて、汚れ物を洗うんですっ

て。

想像しただけでも、うっううううっ。。ってなるけど、ホンマらしいです。

それもググッテみたらちゃーんと、ありました。

何でも無駄にしないというか、使えるものは何でも使うと言うか、でもねー。

おしっこでない方を、肥料にするとかはわかるのですけど、おしっこで洗濯した物を、着

るって、考えられないなー。








2018年8月15日水曜日

今年読んだ本が次々映像化!


ちょっと、嬉しくて又久々に投稿です。

左の「満願」は、天神橋筋商店街で、知り合いの講談を聞きに「繁盛亭」に行った時、早

く行き過ぎて、時間あわせに古本屋で100円で買いました。

面白くて一日で読んでしまい。

「これはきっと6編ある中、1編ぐらいドラマになるかな?」と思っていたら、なんと今日

明日 明後日と3日連続で、某国営テレビでドラマ化されて放映ですって。

大好きな安田顕さんや西島秀俊さんなんかが出るんです。

右の「スマホをを落としただけなのに」は、旅のお供にとコンビにで買ったのだけど、こ

れもSNSが持つ便利だけどその反面危険性を持つ問題点を突く、今ならではの面白いミス

テリーでした。

感想をツイートしたら、作家の志駕 晃さんから「いいね!」頂きましたの。

今時の作家さんやわー。

ここのブログにも投稿しましたけど、これはきっとぜったいに映画になると思っていたけ

どやっぱりなりましたやん。

主演は北川景子さん、申し分ないわ!

最近の映画って漫画が原作が多くなって、別に漫画が悪いとは言ってないけどね!

漫画は絵だからキャラが判ってしまいます。

小説は勿論小説だから「どんなんかなー。。」と想像して主人公や、場面を想像しながら

読み進めていくから、映像化された時にすごい楽しみなんです。

両方とも、どのような出来上がりになるのかワクワクです。


2018年4月14日土曜日

おらおらでひとりでいぐも

娘に勧められて、読みました。

芥川賞受賞作で、作家さんが年齢が近いということもあり、気にはなっていたのです。

買って読むほどでもかなーと思っていたら、勝手に買って(駄洒落のつもりは無いのですが^^)

自分は読まずに「お母さんこれ読んだら?」ってなんやろねー。


東北出身の70過ぎのお一人様暮らしの女性が、老いて行く不安や寂しさなどを抱えなが

ら、惚れぬいたご主人の思い出や、離れて暮らす娘や息子の事など、独特の文体で書か

れています。(大好きだった、と書かずに惚れぬいたと書いてはる)

私もそのようなことがあるのですが、頭の中がぐちゃぐちゃと煩わしく思考が溢れてしま

うときがあり、それを彼女は、柔毛突起物と表現して。

それを楽しみながら、巧く描かれていて。

独居老人が主人公だと、面白みの無い話になりそうなのだけど、濁点の多いリズミカルな

表現で、それでいて、ありふれた言葉ではなく作者独特の言葉で、表現されていて、老人

のリアルが、「ほんまほんま、そやそや」とうなずく所が一杯。

一番気に入った件は、「娘が老けてくところを見るのは自分が老けるより辛い」ほんまや

わー。。

地方の言葉って、沖縄に行ったときもそう思ったけれど、標準語では言い表せない、深い

趣があって、それを逆手に取ったと言ったら叱られるけど、音読するとジャスの様。

主人公はいつも46億年ノートを大事に持ち歩きます。

太陽系が出来てから地球の歴史を書いてるノートを持つってどんなお婆ちゃんなん。

やはり只者ではない、「おらどは、途上の人」と言い切る主人公の強さ、身体が弱ってき

ても一人で力強く、死に向かって行くのやろなー。

娘が私に読ませた下心見たりってとこかな!

2018年1月5日金曜日

「日の名残り」を読んで色々考えた。

カズオ イシグロさんのノーベル文学賞受賞作です。


ざっくりとしたあらすじは、第二次世界大戦が終わって数年経った頃、著名な貴族のお屋

敷に使える執事さんがいらして、そのお屋敷の使用人が少なくなり以前勤めていた女中頭

に会うため、旅に出てその道中にお屋敷に勤めていた頃の過去を振り返りながら、人生も

振り返るお話。

ほんまにざっくり。

偉大で品格を備えた執事とは、自分はどう振舞ってきたかとか、つらつら思い出して旅を

続けるのです。

旅の終わり近く、目的の女中頭ケントンさんに会い、思い出話に花を咲かせるのでが。

そのケントンさんは執事のスティーブンソンの事を好きだったのに、ご本人は気づかなか

ったのか、気づいてはいたけれど、職務に忠実なああまり気づかない振りをしていたの

か。

二人がお屋敷で働いていた頃の会話がとても面白いのです。

彼女がかまってちゃんで、色々アピルのだけれど、堅物な彼は、「私は好奇心を抱く立場

にはございません!」とか、それでも粘って絡む彼女に、「申し訳ございませんが私にど

うせよというご提案でございましょうか?」とか。

言葉使いがご丁寧で。

決してどっかの市長さんみたいに「殺すぞ!」なんて汚い言葉は使いません。

平べったく言うと、「そんなん知らんがなー」とか「どないせーちゅうねん!」とかの言

い方になるのだけれど、言い方もあるもんやなーと感心します。

最後のほうで彼女が別れ際に、「私の人生はなんて大きな間違いだったのかしら。

もしかしたら実現したかもしれない別の人生を、たとえば ミスタースティーブンソン、貴

方と一緒の人生を。。」と告白されたときの彼は、後半恋愛小説みたいになってます。

話がコロッと変わりますが、藤沢周平の「蝉しぐれ」のときのラスト近くでも、ふくが

「文四郎様のお子が私の子で、私の子が文四郎様のお子である道は無かったか?」という

くだりがありましたが。

これって、男性の作家にありがちな所なんですけど、そないに引きずるかなー。。

昔付き合って分かれた彼に、何十年か後にあって、彼のほうから、一緒になってたらどな

いなってたやろなー」と言われた事がありましたが、即座に「それは、ないと思うよ!」

と即答しましたけど、引きずってほしいのか?男のロマンチズムちゅうやつかしら?

この辺りは親の死に目にも会わずお役目大事に勤める、侍のような主人公や、女性の描き

方もイシグロさんもやっぱり日本人の血が流れたはるからなのか、翻訳者の力なのか?


ラストに桟橋で夕日を観ながら、人生を振り返り涙するのです。

なんの涙なんでしょう、完璧に偉大で品格のある執事をやりきったのやから、ええやん。

今更、そない思わなしゃーないですやん、ご自身誇らしいと思ってはるし。

どっかの、横綱さんの品格と品格の格が違うのやから、立派です。









2017年8月21日月曜日

スマホを落としただけなのに

本の題名です。


写真


旅のお供にコンビニで、なにげなく購入したのですが、面白くて一気読みでした。

一気読みできるくらい文章的には簡潔なのです、読みやすい。

ある男がタクシーにスマホを落としてから始まる事件です。

SNSの情報を利用して、気になる女性を文字通り丸裸にしたり、振り込め詐欺をしたり。

挙句の果てに何人もの女性を殺して山中に埋めてしまうという怖ーいお話。

老若男女スマホスマホで、気軽にSNSなどしているけれど、実はとても怖いものだと知り

ました。

ハッキングや色んな裏の技術、FBのなりすましなど、初めて知る事ばかりの情報がとても

為になりました。

スマホいじってる人必見です。

決してスマホを落としてはいけませんよー、そしてパスワードは安易な文字にしない事、

セキュリティーには万全を期すこと。

それから、この本にしても、今までのこのようなネット犯罪を見ても思うのだけど、

アナログ刑事さんと情報を悪用するハッカーとの戦いになると、どうしても捜査が後手後

手になってしまって歯がゆい。

急激に発達してしまった情報化社会に、黄色信号を灯してくれた一冊です。

多分、近いうちにテレビか映画になるのではないかと思う。

早速パスワード変えようかなー、でもなかなか覚えられへんしー、どっかにメモしとこか

なー。。(アカンアカン)

やっぱり今のままで行こ(笑)






2016年12月26日月曜日

凍りの掌(こおりのて)シベリア抑留記



コミックでした。

でしたって!「娘がこれ読んでみぃ。」と私の部屋に一月ほど前に置いていったのを、年末の掃除

していたとき見つけて、綺麗になった??部屋で一気読みしました。

作者のお父様が実際に体験なさったシベリヤでの生活が描かれています。

高齢の父親からの66年も前の話をまとめるのに3年かかったらしいけれど、お父様も触れられたく

ない所もおありだったでしょうに。

私の父も、海軍で南方のあたりで戦っていたそうですが、そのときの話は、教えてはもらえません

でした。

けど戦友とは後年仲良く会ったりしていたみたいです。

父は南方で、そして終戦にすぐ日本に帰って来れましたけど。

作者のお父様は、戦争が終わっても帰れない。

労働力として知らない間に騙されたようにシベリアに送られ、夏服のまま、マイナス40度の

地で過酷な労働を強いられるのです。

「我々は、白樺の肥やしになりに来たのか」と嘆き、絶望するのです。

次々に死んでいく戦友、ろくに葬ることも出来ず。

それ以上に悲しいのは、自分を有利にするための吊るし上げ、その際たるものが、あの「暁に眠

る」です。

そして、共産主義教育、そのおかげで、帰国後の就職も困難を極めたらしいです。

友人のお父様も、シベリヤで、悲惨な生活を体験されたと聞きました。

「ダモイ、ダモイ!」いつ日本に帰れるのかの問いに、シラカバの花が咲く頃と言われ、その花を何

回も見送りやっとの思いで、帰国して、会社を作られ社名を「しらかば」と名付られました。

こういってはなんですけど「しらかば」の花って、あんまり美しくないのですよね(笑)

どちらのお父様も、強い体と精神力があったから、少しでも弱気になったら死んでしまいます。

それほど過酷なんです。

漫画やんと侮っていたけれど、深かった。

今なんやかんやいっても、平和です、土の中から掘り出した芋を料理もせずに食べることもないし。

毎日暖かいお風呂に入れるし。

平和ボケって言われても仕方ないけれど、戦後死に物狂いで帰って来てくださった、人たちが、必

死で、今のこの平和な日本を創って下さったのだから、せめて、こんな事があったという事ぐらい、

語り継いで行かなくてはと、この年末に思いましたわ。






2016年10月7日金曜日

【華麗なる一族】を呼んでキムタクを考えた。



山崎豊子さんの「華麗なる一族」上 中 下 三冊一週間足らずで読破。

どんだけ暇なんでしょ私。

山崎豊子さんと言えば膨大な資料を集めて、ものすごい時間を掛け取材をなさる作家さんなのに。

2200ページ以上もある三冊をそんな短時間で読まれたら、たまったもんやないと思われそうだけ

ど、それだけ面白かったです。

読み進むうちに、ぐいぐいのめりこんでやめられません、上手い作家さんですわ、なんか上から目

線で申しわけありませんけど。

内容はほとんどの人が読んだはるから、あえて書きませんけど。

Facebookに「これから読むよー」って投稿したら、「読んだよー」「読んだでー」のコメントばかりで、

今更って感じ、でも読んでよかったわ!

読んだ後、映画にもなっていて、テレビドラマにもなっているらしく、テレビの方をチョコチョコ動画で

観ていましたら、小説はお父さんが主人公なんだけど、テレビでは長男の鉄平さんで、内容も微妙

に違っていました。

何よりも、鉄平さんが、あのキムタクって言うのが。

鉄平さんは小説では背が高く、眉が濃くって筋肉質でがっしりした体格となっているのに、なんで

キムタク?

他に俳優がいなかったんだろうか?

まーそれなりに上手な演技だったけど、テレビ版見てがっかりだわ、それやったら誰かいなと言わ

れると、10年くらい前で主役を張れて、視聴率取れる俳優は、誰よ?

となると思い浮かばない。

織田祐二か唐沢寿明かなー、背はもっとほしいけど。

今なら玉山鉄二かなー、ごめんなさいみんな呼び捨てで。

何でキムタク、そして原作の主役を変えてまでキムタク。

やはり事務所の力と、視聴率かしら?

そんな事考えると、昔の木村拓哉さんって凄かったんやねー。

あの時代は、まだまだ若い人もテレビドラマ観てましたもの。

映画のほうも予告編だけ観たけれど、鉄平役は仲代達也さん、ピッタシですやん。

そっちのほう観てみたいわ。

またまた今日も、めっちゃいけずなブログでした?



2016年7月5日火曜日

後妻業を読んで


以前から友人に勧められてはいたのだけれど、本屋へ行って、『村上海賊の娘』を買いに行った時

についで買いしました。

ついで買いした本を面白そうなので先に読んでしまって。。

で即効読んだら、面白くて479ページ一気読み。

前半ダルかったけれど、後半は、止まらなくなりましたわよ。

おかげで目がショボショボ。

実際にありましたわよねこんなお話、筧千紗子やったっけ、京都でね!

でもその前にこの本は出版されていたそうです。

大阪弁やし、地名や、建物なんか知ってるとこばっかりで、読みやすい読みやすい。

先日65歳以上の高齢者が人口の4分の1になったと発表されましたが、ますます高齢者が多く

なり、こんな事件もっと増えますやろね。

実際隠れているだけで、本の中にもありましたが、遺族が恥ずかしがって、表沙汰にしないから

ね。

セレブなお家は特に隠さはりますよね。

70前のおばあさんに、よーもこれだけの男性達が、コッロコロとうまいこと、だまされ殺されるもん

ですわ。

病室や、旅行先での完全犯罪っプリは、お見事です。

ブランドのバッタもんや拳銃の入手ルート、不動産会社の裏話、危ない薬や拳銃とかの話。

結婚相談所のからくり、勉強になりましたわ、今更そんなん学んでどうするのん?ほんまに。

8月に大竹しのぶ主演で映画になるそうですが、『後妻業の女』ですって、ひねりのないべたな題

名、テレビの二時間ドラマ見たいやね!

でも大竹しのぶ、適役ですやん。

以前に貴祐介原作の小説『黒い家』を映画化された作品にも出たはりましたけど。

見ましたよー、本も読みましたけど、これは和歌山カレー毒物事件とよく似た保険金殺人がテーマ

でしたけど、彼女は、怖いほどうまかった。

にっくったらしくって、怖くて、ほんまにお上手でした。


最近思うのですけれど、男性って高齢になると、子供帰りするのかなー。

私の周りの高齢の男性を見てても、頑固やし、意固地になりはるし、うまくコミュニケーション取れな

い人が多いです。

特に社会的地位が高かった人。

女性はおしゃべりやし、ネットワークも広いから、危険をうまく察知するけれどねー。

まーでも、こんなんに引っかかるのは、お金持ちでないとね、私は大丈夫だわ。



2016年4月17日日曜日

高城 剛と考える21世紀、10の転起点




高城 剛氏といえば、沢尻エリカさんの元ご主人としか、記憶に無くて。。

娘に「面白いから読んでみー」といわれ、読み始めたら面白くて、速攻で読みました。

帯には、国や企業の時代が変わり、個人の時代がやってくる!と書いてあります。

10ジャンルの未来予想と生き抜くアイデアが網羅されていて、この歳になって未来を生き抜くなん

ていうのもなんですが、いやいや、まだまだしぶとく生きてしまいそうな私にも参考になりましたわ。

仕事・お金・健康・食・住居・言語と国際感覚・移動・情報と通信・娯楽・国と都市の10項目におい

ての転換点が、項目ごとにわかりやすい言葉で、書かれていました。

世界を飛び回って外側から俯瞰して眺めた日本の国を見てこられたからこその、興味深い意見お

言葉。

先日の悲惨な熊本地震、ここ数年の異常気象、マイナス金利に見られる経済不安、ミサイルを

ぶっ飛ばすお隣の国や、ギリシャ問題などの世界情勢の不透明さ、明日なにが起きてもちっともお

かしくなくなってきてます。

そこで個人としてなにをすべきか、どう対応していくかのアドバイス。

諸外国に比べれば、私達はなんとぬるま湯に漬かって暮らしていたかが再認識されます。


一つの例としては、これからのグローバル社会に向かい韓国は、物価の安いフィリピンに英会話教

室を多数設立し、1ヶ月10万円くらいで若者を留学させます。

24時間英語漬けの生活。

その教育内容は、軍隊方式で7時起床、遅刻三回で退学、朝食前に単語テスト、3食生徒全員で、

終身時間も厳守、周囲は鉄条網というすさまじさ。

2年の徴兵制のあとフィリピンに英語留学しその後、ワーホリかアメリカの大学に進むらしい。

日本での若者にはとても耐えられないでしょう。

ヨーロッパでも同じよにマルタ島に留学地があるみたいです。

やはり英語が働く上には欠くべからずツールなんでしょうね。

10項目それぞれこれから、どのように変わっていくか、世界を回って体験しているからこそ出来る

興味深い予測が網羅されています。

数年で劇的に変化し続けてきた世界の中で、生き続けるためのヒントを若者達へ。

いや退職して又新に違う道を進もうとする、私達にも刺激になる本でした。

あの高城さんの本を紙ベースで読むって、私みたいな高齢者にも気を使って下さって、まーあり

がとうございます。