2012年11月21日水曜日

SEMBA EXPO 2012

SEMBA EXPO 2012

今年で3回目になる、船場博覧会に、休みの日がちょうどど真ん中なので、娘とちょっこと参加しました。
娘は昨日、今回のイベントの一つ、華道未生流教室でお花を活けて来ました。
夜7時から吉兆本店での、お餅つき、吉兆の板さんと参加者で、お餅をつき、つきたてのお餅を、お雑煮にしていただきます。
吉兆お餅
おいしいお出汁に、水菜とゆずを入れて、とってもおいしいお雑煮。
さすが老舗のお味です!
高麗橋にオフィスを構えるサッポロビールさんからのプレゼントも。
お雑煮で暖まった後は、重要文化財の小西邸での、北船場茶会です。
小西邸とは、あの接着剤で有名なコニシです。昔はやっぱり道修町、お薬を手がけていらしたそうです。
小西邸
以前三越百貨店のお修理場で勤務してにいて、そのお隣が小西邸だったんです。
その時は、お隣の、古いお家の事を詳しく知らなかったのです。
時間よりちょっと早めに、お邪魔したので、とても詳しく説明を聞くことができました。
各お部屋、お手洗いまで、説明をしていただきました。
小西の女性社員さんでいらっしゃるのですけれど、私たち二人のために、お部屋の欄間、瓦の一つ一つまで、本当に詳しく教えてくださいました。
1905年から、3年かけて、丁寧に作られた、すばらしい家です。
小西邸の詳しくはこちら
お煎茶は、「今日は特別上等の玉露を使わせてもらいました」と仰るとおり、いつまでもお口の中に、後味が残る、良いお福加減。
お菓子は、船場の老舗和菓子店である、菊壽堂さんの主菓子、程よい甘さで、ほろ苦いお煎茶によくあいますのよ。
まー幸せです。
こんなすばらしいお家で、おいしいお茶とお菓子をいただいて、日本人でよかったと、つくづく思いましたわ。
23日までです、これ以外にいろんなイベントあるのですが、今日だけしか参加できないのが残念!
22日と23日は、神農さんのお祭り、神農祭です。
十日戎に始まり、神農祭で終わる《とめの祭》り。
笹もって、張子の虎も買いましょね!
神農祭
大阪の素敵な文化を、町ぐるみで、支え守っておられる、船場の皆さん、これからも、お願いいたしまーす。
日時: 2012年11月21日 23:54

2012年11月18日日曜日

上諏訪の旅日記

上諏訪の旅日記

ある日のこと、銀行のお兄さんが、家に来て「今度、銀行で旅行の企画したんで、ご参加願えますか?」
と姉に言っていて。
姉は、「行こうかな~」なんて言っているのを、聞いて、小さいときから、こうゆうときは、必ず「私も!、私も!行く、行く!」。。。
と言うわけで、銀行の一泊バス旅行に参加することになりました。
母の介護の都合で、行く日は、姉とは、別々です。
朝早く、難波の集合場所に時間きっちりに、到着すると、既にみーんな集まっておられて、私が、一番最後^^。
そっからバスに乗り込み、一路諏訪まで、ひた走りです。
途中、名神高速道路の菩提寺サービスエリアでトイレ休憩、高年齢の方々が多いので、やたら、トイレ休憩があります。
ここには、うつくしの松と言って、扇型の、珍しい形の松があり天然記念物らしいですよー。
うつくしのまつ
そっから、飯田まで、走って、お昼ご飯、「水引の里」です。
街路樹が、リンゴの木で、びっくりします、ちょこっと行った畑にも、リンゴの木があって、たわわに実っていて、思わず、頂きなる、感情を、押さえるのに、難儀します。
とって食べる人は、いないらしく、たんまに、旅行者が、採ったりするらしいのだけれど、排気ガスにやられていて、あまりいい状態では、ないらしいですわ。
りんご
その後、下諏訪大社下社秋宮に到着、こちらは、御柱大祭という大柱を曳き摺る荒っぽくって勇壮なお祭りで有名です。
神楽殿前の狛犬は、日本一の青銅製だそうですよ、戦争中に、国に献上した後は、土地の偉い方が、自費でお作りになったそうです。
狛犬
写真の右手に見えますのが~♪大きな柱、その御柱です。申と寅の年に入れ替わるんだそうですよ。
その後町の中を散策。
旧中山道や甲州街道の交わる所で本陣や旅館などが、あちこちに、雪国らしく干し柿や、大根が、軒に干してあるのが見られます。
写真の軒先の、左に見えますのが~♪干し柿。
右に白く小さく見えますのが~♪干し大根
干し柿g
旅館の一軒の、「みなと屋」さんは、岡本太郎さん、永六輔さん、小沢昭一さん、宇野重吉さんなど、粋人達に愛されたお宿だそうです。
あそこに泊まったら、も少しましな文章が書けるかも^^
みなとや
情緒のある町並みを、ゆっくり散策した後は、又バスに乗って、上諏訪温泉へ。
そこでお泊まりです。
温泉にゆったりつかって、大宴会場でお食事の後は、♪カラオケ大会♪、なっつかしい、曲目ばっかりで、タイムスリップしたみたい。
明くる朝は、小雨模様。
諏訪湖畔においてある、ベンチのデザインは、魚を捕る網なんですっと、おしゃれです!
諏訪湖
曇り空の中霧ヶ峰ビーナスラインをドライブ、途中から雲行きが怪しくなり雪が降ってきたでは有りませんか。
もうお先真っ白です!
雪
運転手さんは、チェーンを巻くやら、のろのろ運転。
走っていても、チェーンの、カシャカシャっていう音が気になって、切れてんのとちゃうんかしら?
こんなとこで、遭難なんか、いやです。
文字どおり、姥捨て山になってしまいますやん。
最近こんな事故多いしね!
富士見台についても、富士山なんか見えず、御射鹿池に行く予定も、危険だから、辞めることになり、仕方なく、無事、諏訪まで下りてきました。
SUWAガラスの里では、樋口主明・樋口真一ご夫妻の、ガラス工芸やエミールガレの作品の数々を鑑賞して、しばし眼福のひとときを過ごすことが出来ました。
ガラス
この作品は、キャベツです。
おまけで、原田泰司さんの美術館も連れて行ってくれました。
景色のええとこには、どういうわけか、美術館が多いのね!
後は、またまたバスに乗って、お帰りでーす。
バスの中で、《チームバチスタ》の映画を見たり、うとうとしたり、後ろで、元気なおば様たちが、トイレ休憩のたんびに、五平餅や、干しイチジクを買って、「○○さん、あんた、朝出えへんかったんちゃう?干しイチジク食べたら、ええねんよ、食べ!食べ!」「うん、ありがと、五平餅もおいしいわ!」「せやけど、竹○○子、昔の鼻と今の鼻ちゃう思えへん?」「そうかもね、でも五平餅おいしいわ。。。」
帰りのバスの中から見た、夕日、久しぶりの夕日!
夕日の向かって叫びたくなるような、真っ赤な夕日だわ!
何を叫ぶかというと、そんなの決して言えません!!
 2012年11月18日夕日
日時: 12:15

2012年11月3日土曜日

靴磨き職人長谷川裕也さん


最近といっても、10年以上も前くらいから、ラジオ派になった私は、先日も就寝前に「東野圭吾のプラチナデータ」読みつつ、何気にラジオを聞き流していたら、なにか聞き捨てならない内容で、読みかけの本を閉じて聞き入ってしまいました。
それは、靴磨き職人さんがゲストで、それでさえ、驚きなんですが、今まで靴磨屋さんって、昭和の遺物みたいに私の頭の中にあって、近頃めっきり少なくなったしむしろ見かけなくなっています。
なのに、まだ28歳というお若い職人さんが、どうやって、東京の表参道のビル、それも考えられない2階ですよ2階、靴磨きは、路上でしょう?
なのにショットバーみたいな靴磨きのお店を構えることになったか。
ざっとの内容は、20歳で無一文になられて、現代にはそんな若者わんさか、いますけど、日銭稼ぎに始め、そして材料は、百均で購入したという、ほんまに現代っ子(この言い方古いです^^)
ホームレスのおじさんに、立地条件の良いとこ教えてもらったりしながら。
東京駅から、品川駅に移動したりして、路上に座ってお商売を始めたんだそうです。
お客様に「へたくそ!!」とか「修行して来い!!」とか言われて、そこで闘志が沸いたんですって!
そこが普通の若者と違います。ふつふつと闘志を沸かすんです、すばらしいわー
靴磨きを初めて1ヶ月で修行の旅に出ます。あっちこっちで、靴磨いて、ブログで発信し続けたそうです。
靴磨きを頼む人は、ある一定以上の生活レベルの人たち、つまり会社でのステータスも高いわけで、その中の社長さんに、「うちの会社に来て、社員の靴磨いてやってくれ」とか、「家に来て、4・50足ある靴磨きに来てほしい」とかいわれるわけです。
そこは、ラッキーだと思うのですが、彼の人柄もあるんでしょうね。
そんなこんなで、お客様を増やし、いまは、ネットで宅配サービスや出張サービスまで手がけ、
そして青山の表参道にカウンターに靴置いて、下から見上げる目線ではなくて、同じ目線で、お客様との対話を楽しみながら、新しい靴磨き、(いえいえシューシャイナーっていうんだそうです)をやってはります。
今、日本では、なかなか職人さんが育たなくて、わが社でも、主だった、作業は70歳以上の高齢者に頼りっきりで、若手を、育てなければと、会社挙げて取り組んでいます。
寸暇を惜しんで、先輩の手元を、見つめて、技を盗んでやろうと思って、頑張っていてくれる、若手スタッフたちがいます。頼もしい限りだわ!
自分の仕事に誇りを持ち、もっといいものを作ろう、もっとお客様に喜んでもらおう、という気持ちを、エネルギーにして、仕事に励んでほしいものです。
いやいや、そういってる私も、もっともっと上手になりたいと、思い続けているんですけれどね!!
これで完了、おしまいって言うのがないのが、職人の仕事、死ぬまで修行です。
つらつら書き綴りましたけど、なにが言いたいかって、長谷川さんも、私らも、職人さんって、極めれば極めるほど、楽しくなって、苦しくなって、面白い職業ですってこと。
日時: 2012年11月03日 11:42