2019年3月11日月曜日

大塚国際美術館へ行って来ました!

長い長いエスカレーターで上がると、そこはバチカン宮殿だった。


どこかで読んだ事のあるフレーズで始まりまして、ツカミです。

徳島の大塚国際美術館です。国立公園内にあるので、高い建物が建てられなくて、山を

削って、建てた後に又埋めて10年の歳月をかけて建てられました。

だから入り口はB4で、冒頭の長いエスカレーターで上がると、B3になりそこからF2まで展

示物を鑑賞できると言う事です。

すごいでしょ、それも上がってすぐにバチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂って、その迫力

大きさにビックリ圧倒されます。

もうそこだけでええわーって感じ。

それこそツカミはバッチリ!

米津玄師がここで歌ったのよ♪♪亀山ロウソクの明かりで。

ベンチが長椅子になっていて、寝っ転がって見る事が出来ます。ここだけで一時間くらい

欲しいけど、そうは行かないのです。

なんせ、1000点あまりあるちゅうのやから、のんびりしてはおられません。

歩く距離4キロですもの。

丁度20周年記念イベント「#7つのひまわり」で、一つのお部屋で7枚のひまわりを展示し

ていて。

ひまわり一つではなかったのです、芦屋にもあったんですって。

8枚目のひまわりもなかなか素敵でしょ!


ビーナス誕生、モナリザ、ムンクの叫び、笛を吹く少年、落穂ひろいなどなど名画が陶板

で再現されて、手で触る事も出来るのです。

2000年経っても色あせないって、長生きして確かめてみたいものだわ。

最後の晩餐なんか修復前と


修復後があり

私が現地で見たのは修復前だったので、興味深かったです。

フェルメールの展示している所には、お決まりの被り物コーナーがあって、待ってました

とばかりに、フェルメールの老けた少女に変身。


こんな美術鑑賞もなかなかええもんでしょ!

5時間たっぷり使って、結構楽しめました、日本一高い入場料とか言ってますけど、そんな

ことはありません、充分値打ちありましたわ。

もう一回行って見たい。

2019年3月1日金曜日

女王陛下のお気に入り

画像に含まれている可能性があるもの:2人、テキスト



原題は、The favourite です。

面白かったです、イギリスの映画って、知らない俳優さん多いし、ライトな感じではなさ

そうなので、どうかな?と思いながら見ましたけど、最後のエンドロールまで堪能しまし

た。

18世紀のイギリスが舞台で、歴史に弱い私は後で調べたのだけれど、戦争ばっかりしてい

た見たい。

主人公のアン女王も実在してらして。

アン女王は、我侭で寂しがり屋で、7人の子供を不幸にも亡くしたと言う経験を持つ気の毒

な女王。

彼女を心身ともに補佐して使えているのが女官長、サラで強い女。

民が苦しんでいるのに戦争を続けようとします。

そこにサラの従姉妹アビゲイルがやってきます、上流階級への返り咲きを狙ってますの

よ。

アビさんは、女中達の嫌がらせにもめげず、あらゆる手練手管で女王の気に入られようと

頑張り、やがて侍女として重用されるまでになるのですが。

その頑張りやえげつない頑張りで。

ここでは、言えません。

秀吉が信長に気に入られようと頑張ったけど、そんなん「へっ!」みたいな。

女性達が主人公の映画なので、気の毒にすべての男性達が滑稽なまでに情けなくて。

監督男性なのに。

内容も面白くてよかったのだけれど、カメラワークとか照明無しの自然光で撮影された画

面がナチュラルで、そしてホンマもんの、お城で撮影されたらしくロケーションも最高。

セットのゴブラン織りのタペストリーや、ゲロを吐くときに使われてしまった壷や、絵画

まるで美術館の中みたい。

音楽もバロック音楽や、たまに現代音楽も、エンドロールの森の中の自然の音も素晴らし

かった。

今年見た映画で一番かな(まだ3月になったばかりだけどww)

My favourite movie でした。