結城紬のようで、シックな濃い緑色で、着物に仕立てたほうがいいのになーと、心の
中で思ったけれど。。。
一匹とは、二反の事で、男性が着物と羽織とのアンサンブルにするために一匹で販売する
のです。
大昔のその又昔、絹は大層効果なもので(今でもですけど)絹織物二反と馬一匹と引き換
えになったそうですよー。
それで一匹と言われるようになったとか。
話それますが、お寿司も昔は二個を一貫と読んでたらしくって、なぜかと言うと、お寿司
二個で、昔の重さの単位の一貫になるからだそうです。
それが何時の間にやら一個を一貫と呼ぶようになったと、すし屋のおやっさんに教えても
らった記憶があります。
回っていないお寿司屋さんでね!
相変わらず前置きが長くて、何時になったら、コートの話になるのやらねー。
着物をコートにリメイクすると、おばさんチックになって、あんまりお勧めしないんだけ
ど、この生地ならいいかもと、お仕立てしました。
裏地もお客様ご持参で、これまた男性用の夏大島で、裏地にするには滑りが悪いのだけれ
ど、ご希望なので。
ステンカラーコートっぽく、打ち合わせも比翼仕立てにして、少しでもお若く見えるデザ
インにしました。
色が濃い緑でシンプルに仕上げた分、ストール・マフラー等で色遊び出来そうでしょ。
一反分で出来上がり、もう一反余ったのですが、「それ、あげるわ、着物にして着てくだ
さいよー」ですって!
やった!やった!丁度、単衣物のええ紬がほしかったので、来年あたり、仕立てることに
します。
ほんまにええお客さんですわー。