緊急事態宣言が出る前に行っとかなー。
レイトショーで遅い時間だったけど思い切って行ってきました。
ノマドとは遊牧民の事だけど、今はPCの普及により職場以外でも仕事が出来
るのでそんな人達のことをノマドワーカーと言ったりしますけど、今回のノ
マドは家を持たなくて、車上生活をしながら季節労働などで収入を得ながら
各地点々とする生活者のことです。
主人公の女性はファーは60代後半かな?リーマンショック後仕事、家、夫も
全て失い、底辺にまで落ち込んでしまいます。
社会保険や、兄妹や、支えてくれ人まで現れるのだけれど(羨ましい)それ
も拒否してノマド生活を続けます。
決して孤独ではありません、土地土地でコミュニティーがあり苦楽を分かち
合います。
中で老人が「経済というタイタニックは、もう沈みかけているのだ」
のセリフ今のアメリカかなー。
でもその人達はアマゾンの倉庫で働き、フェイスブックで情報交換して、ス
マホで写真を撮ったり、巨大インフラ抜きでノマドの生活は成り立たないけ
ど。
映画自体はアクションもロマンチックな場面もないし、むしろファーのおば
さん体型のヌードでの沐浴シーンや、砂漠の真ん中や車の中での排尿排便。
ノーメイクで、セルフカットの髪型、これ日本映画の女優さんだと無理でし
ょうね。
けれど、景色が美しいのです。
画面端から端まで、綺麗です。
ネバダ、カルフォルニア、アリゾナアメリカ西部のええとこ取り。
オレンジに輝く雲や広大な砂漠、断層が綺麗に現れた岩など、無数の巣から
一斉に飛び立つ鳥たち。
これは映画館で見る価値あり。
アメリカの50年後は日本やという人がいますが「大丈夫!」なんて言い切
れませんよ。
まーそれまでに私、あの世に行ってますけどwww