2023年11月5日日曜日

蟋蟀が鳴いてるのを聴いて、色々。




コオロギの、鳴き声が、未だに聞こえます。

11月でも、夜遅くに遠くから聞こえてきました。

これってなんて鳴いているかって「肩させ裾させ綴れ捺せ」と冬支度に励めって、鳴いてるそう

です。

その昔、針仕事をしていた母が言っていたのを、懐かしく思い出しました。

杜鵑が「テッペンカケタカ」言うてるみたいに、聞く側の解釈よね。

冬に向かい、着物の肩や裾のほつれや破れを、綴らなあかんよーって「綴刺蟋蟀・ツヅレコオ

ロギ」が言ってくれているそうなんです。

着物の肩は、荷物をしょうから破れます、ま、今で言うリュック。

着物の裾は、昔はほとんど歩いていたから、裾がほつれますよね。

それで、今だとチャッチャと処分するけど、綴くります。

お直しして着続けるのです。

「ほんまかいなーと思うけれど」昔の人は蟋蟀の鳴き声をそう聞いて、針仕事に励んだそうで

すよ。

よく聞こえたでしょうね、夜はきっと静かだったろうし。

テレビもスマホもないから、囲炉裏端で、ひたすらチクチク刺し子や、あて布なんかして、秋

の夜長お修理したんでしょうね。

令和の蟋蟀は、なんて鳴いているのかしら?

「税下げ、税下げ、賃上げ、賃上げ、物価下げ」かもね!

昭和のおばはんの、取るに足らないお話でした。


2023年11月3日金曜日

一気に読んでしまいました。


 本の装丁が気に入り購入、中身もとても興味深く。

寝る間も惜しんで一気に読了。

そして深夜に読み終えた後、マスク捨てる犯人を、見つけることができましたよー。

私も洋服のお直ししますが、この本の中身は、服飾美術館で2百年から3百年前の劣化した洋

服の修理をする補修士さんのお話です。

私の仕事とは、レベチです。

日本にそんなのがあるのを初めて知りました。

古い絵画や、彫刻などをお修理するのは、日本にも海外でもあるし、昔「冷静と情熱の間」と

いう本を読んだときも、フレンツェで絵画修復を主人公がしていました。

そりゃ洋服も、美術的価値があるものは、お修理して保存しなくては。

読み進んでいくと、ファッションの歴史がよくわかります。

昔は、ファスナーもなくて、今とは作る工程が全く違います。

ドレスに体を合わすべくコルセットやおしりに張りを出す下着(バッスル)をつける、

コルセットでウエストを締め上げて、10センチ以上もサイズダウンしたとか。

靴の左右ができたのは19世紀くらいなんですって

そして男性の服にも豪華な刺繍が施されています。

服飾美術館には、そんな大昔の洋服や靴もあるし、今どきのファストファッションの洋服も貯

蔵されているとか。

調べたら本当にありました、京都に。

ある有名な下着メーカーの社長さんがお作りになったらしいの。

洋服の歴史がよくわかります、行ってみたくなりましたわ。

で、内容はそこに関わる人たちの話なんだけど、洋服が大好きで、それぞれの、つらい秘密に

束縛されながら、少しずつ氷が溶けるように心を通い合わせて行くお話、ざっくりですけど。

その中でのお気に入りの言葉がありました。

「洋服は死なない」ほんとです、手を加えれば、服でも着物でもいくらでも生きてくれます。

時間を忘れて深夜まで、針や、ハサミを使いこなし慎重に作業する、修復士の描写が、眼の前

にあるように私には見え、時間を忘れて読んでしまいました。

ただ、文章の運びが、誰が言っているのかわからないところがあって、読みづらさはありまし

たけど、今どきのお若い作家さんの特徴かも。

ともかく、久しぶりに夢中になって読みました。

最近は家庭に裁縫道具のないお家が多いと聞きます、だから私のようなもんでも仕事ができる

のだけれど、布や糸でチクチクするのって楽しいのにね!

この本の中の人々のように手仕事に夢中になってくれたらなー、そしたらサイズが合わなくな

っても、かぎ裂き出来ても、捨てないで、またお修理して着ることができるのに。

2023年11月2日木曜日

犯人見つけました!


 2ヶ月くらい前から、朝刊を取りに外に出ると、我が家の家の周りらへんの道にマスクが落ち

ていて。

「も~、しゃないな~」とぼやきながら毎朝拾っていました。

毎日毎日、たまに落ちていないときもあるけど、ほぼ毎日。

最初は、徳積みして、極楽浄土に行けるかもとか思って拾っていました。

この前テレビで、ラグビーのリーチマイケルさんも、グランドのマスクを拾って、「これはマス

クではなくて運です」てなことを仰ていて、「そうそう、拾わせてもらってるのよ」なーんて柄

にもなく、いい人ぶっていましたけど、だんだん腹が立ってきて。

大体の時間の検討ついているのよ、それが深夜なのです、深夜1時半から3時の間。

で、この前の夜眠れなくて本を読んでいたら、面白くて2時前まで読んでしまい、

そうだ今がチャンス犯人を張り込もうと。

スマホ持って家の車庫の車の中で張り込みました。

30分も経たないうちに来ましたよ、自転車に乗って、そして家の前あたりでマスクを捨てま

した。

「今だ!」とドアを開けて、「ちょっと待って、今マスク捨てたでしょ!」

(胸はドキドッキ)犯人はぽかんとした顔をして。

「そのマスク捨てたの見てたんよ、拾いなさい!」と言ったら「スミマセン」と言いながら拾

いましたわ。

もっと文句言いたかったけど、深夜やし相手は小柄ながらも男性だし、この私でも怖いし、あ

との仕返しのこと考えたら、このぐらいのことしか言えなくて。

もっと言いたいこといっぱいあったけど、やはり怖い。

明くる日から、もーマスクは落ちていませんでした。

そのことを友達に言ったら、「まだマスクでいいやんこの前道路に紙おむつが落ちていたよ」

って。

おむつには、彼の国のロゴがあったそうです。

そう言えば、あの犯人も、言葉やルックスが、よその国の人のようだったわ。

深夜まで働かなくてはならないしんどさはわかるけど、日本のルールをしっかり守ってほしい

のよね。

彼らの働きがなければ、深夜労働は回っていかないのかも、みんなが嫌がる仕事を、してくれ

ているもんねー。

もっと日本語学校とか、受け入れ側もちゃんと教育してほしいな。

国民性の違いとか言ったら、ヘイトになるかっ!

※追記:あれから3日経ちましたが、マスクは落ちていなくて、彼の帰る道にも落ちていません、結局ルール知らないだけで、注意したらわかってくれるのかも。