姉の娘時代の、かれこれ半世紀前の着物を先日虫干ししていたら、裏地がシミだらけで、これ
はなんとかせねばと、裏地取り替えも考えたのだけれど、昨今の地球温暖化に伴い、
単物の着物にすることにしました。
この頃は10月まで暑くて、単衣着物が着たくなるので、菊模様だし、これならあちこちには
びこる着物警察も許してくれそう。
というわけで、9月中までになんとか仕上げましょうと、解きにかかったのだけれど、衽の真
中あたりに、光るものが、な・な・なんと針がー!
姉も一度だけ着たみたいなのだけど、気にならなかったと言う、なんちゅう事。
まるで「大徳寺の忘れノミ」 魔除け厄除けのつもりだったのか、うっかりミスの多い母が単純
に取り忘れか、よくお腹に刺さらなかった事だわ。
その針をじーっと見てると、母が夜に一針一針押して、着物を縫ってる姿が懐かしく思い出さ
れて、解く手が暫くとまりました。
私も夜にならないと仕事がはかどらなくて、似てしまったみたい、針を忘れるのは似ないでほ
しいなー、ちゃっちゃっと仕上げて娘に着させて、どっかに行こう、どこへ行こうかなー!
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