2025年11月7日金曜日

ユーカリの香りで年寄りの醍醐味に気付く




 ふと立ち寄った花屋の店先で、ユーカリの枝を見つけました。

丸くて銀色に近いぼやけた緑色の葉っぱが可愛くて、初冬に緑の葉っぱは貴重なので買い求め

ました。

昔は嫌いだったんです。

なぜかというと、華道教室に通っていた頃、もうかれこれ半世紀以上も前、すんごい昔。

丁度つわりが酷くて、妙に嗅覚が鋭くて、花材にユーカリが出されて、この独特な匂いに難儀し

て、うまく活けること出来なかった思い出があります。

そんな思い出をずーっと引きずったままユーカリとは縁が無いままに今にい立ったわけで。

けど、先日そんなことはすっかり忘れて、(今はもー何でもかんでも忘れますけど(;_;))

あまりの葉っぱや色の可愛さに買ってしまった。

家に帰って単独で活けると、その苦手だった匂いさえも、良い香りに変わってしまっているでは

ありませんか。

長く生きていると嫌いな匂いが好きになったり、苦手だった納豆が喜んで食べることが出来た

り、人間に対してもそうだったりして。

なーんか、面白い。


遠い記憶を辿って(昨日の夕食は、すぐには思い出せないけど)遠い遠い記憶はどういうわけ

か、この頃ふと思い出します。

幼い頃の楽しかった思い出や、試験前に何も出来ずに寝てしまい焦った思い出。

古い傷を葬ってしまった事も、うっかり思い出して自分を攻めたり、悲しんだり、打ちのめされ

たり・・・・・。

それが年寄りの醍醐味ちゅうか、なんというか。

おっとと!

変なところに話が飛躍していまいましたわ。

ユーカリには、毎日お水換えて、今までの不義理の埋め合わせしてあげますわ。




2025年5月18日日曜日

ちゃん袋を作ってみた

縫い上がったところ、チョー簡単

これは玄米茶だから煮出さない
大きい急須に入れて出したところ

 

年々暑くなる時期が早くなってきて、もう夏みたいな毎日です。

ぼちぼち冷蔵庫に、ほうじ茶や麦茶を用意しなければなー。

ペットボトルのお茶は買わないよー。

いつも煮出して作ってたのですけど。

茶殻の処理とか面倒だし、市販のティーバッグを使って、お茶を煮出しするとマイクロプラスチ

ックが放出されるとかなんとか、ネットで見たし。

それでは、昔祖母が使っていた晒で作ったちゃん袋を思い出し作ってみることに。

作り方は、google先生に教えてもらったわ。

痒そうで使わなかった、麻の半襟があったのでそれを利用。

一枚でちょうど3枚作れます。

着物の材料ってホンマに寸法が合理的に出来ていて、何に加工しても無駄が出ない。

きっちり3枚で残布が出ません、サステナブルやん、すごいわ!

これは巾着みたいに絞ったりするところがなくて、無駄な作業工程が無く、すぐできる。

賢い!

出来上がりを煮沸してきれいにしてから使います。

使っていくうちに茶色に染まっていくのが愛おしい、少し大げさだけど。

祖母はお茶以外にも、煎じ薬を煮るときや、茶粥を作るときも使っていました。

昭和やん、いや大正か?いや明治やったかなー????

麻だからどんなにひどい扱いもへっちゃら。

なんかな〜、やることがだんだん、ババ臭くなってきた今日このごろ、オババやけど。







2025年4月20日日曜日

おばあちゃんの思い出のスカートをリメイク


 その昔お祖母ちゃんが着ていたダブルフェイスのスカートです。

ゴムが入っていて、履きやすくって、御本人もしばらく履いていたらしく。

思い出いっぱいで、処分するにも出来なくて、おせっかいにリメイクさせていただくことに。

毛玉や、ポケットの底にあった僅かなゴミもそのままに、別に手抜きしたわけではなく残して

おきたかったのです。

何でもかんでも要らなくなった服をポイポイ捨てて新しい服を買うのも良いけど、大切に長ー

く着るのも良いんじゃない?

2025年3月10日月曜日

ボブディラン

画像お借りしました

 懐かしさに誘われて観に行ってきました。

半世紀も前に職場の同僚達と、同僚の結婚式の余興で仲間と一緒に歌った思い出があって。

そんなに上手くないのに「かいらしい服着て横で立ってたらええだけやからと」そそのかされ

て結局歌ったと思う多分、歌詞覚えてるもの。

それにしてもなんでそこで「風に吹かれて」なのか意味不明ですが、それだけ若者に影響力が

あったのか?

又又前置きが長くなったけれど。

19歳の無名のミュージシャンが、ボブ・ディランが、フォークシンガーとして成功する5年

間のお話。

5年間の間には、キューバ危機当日での混乱やケネディー大統領暗殺なんかも盛り込まれてい

て。

あーそうやったそうやったと思い出しながら觀てました。

ジョーン・バエズも出てます、なつかしい。

例によって裸足で黒毛のロン毛。

演じてらっしゃるお二人ともギターも歌も本当にお上手、吹き替え無しですって!

よくあるプロヂューサーとアーチストとの方個性の違いの葛藤とか。

ボブの女グセの悪さとかも盛り込まれて、数々のフォークソングで楽しませてくれます。


劇場がIMAX形式だったので、映像も音響もまるで音に包まれているみたいです。

600 円余分に払って損した気分にはならなかったかな?


それにしてもボブの我がままっぷり、女性の扱いも最低のクズ男。

ミュージッシャンあるあるね。

彼女に最後には「皿回しのお皿になるのは嫌だ」なーんて言われて、うまい言い方。

けどフォーク・フェスの様子とかに聴くことのできる数々の名曲は素晴らしい。


驚いたのだけれど、メンバーと初めて合うやいなや、ギターセッションできるって、プロの人っ

てそうなんかなー。

もひとつ驚いたのは、ノーベル賞の、それも文学賞を受賞してはったんです。

けど授賞式は、欠席してるんです。プロテストソングを歌う反骨精神がそうさせたのかしら?

観客は私らくらいの年代がほとんど、若者のカップルもいたけど、ボブの事を一ミリくらいは

知ってはるのかなー。

おっと!忘れたた、ボブを演じたティモティー・シャラメさん、目がいいなー♡♡

アラン・ドロン(たとえが古い)とは又違う、哀愁でもなくて怒りでもなくて、悩んでいる、

困った時のふとした瞬間のお目々が本当に魅力的な俳優さんでした。

帰る道中で思わず♫blowin' in the wind♪ って鼻歌まじりでしたわ〜。






2025年3月1日土曜日

花外楼のお雛様





一足早く船場のひなめぐりして来ました




まずは、花外楼のテラスでお薄を二服、6代目さんから直々お茶を建てていただきました。

今日は暖かくてテラスの桟敷でもちっとも寒くないし。

赤い毛氈(もうせん・フェルト状の布)をかけた縁台(長椅子)の上には、それぞれ形の違う

手焙(てあぶり・小型の火鉢のようなもの)が、ちゃんと本物の炭が、いこっていて、温いので

す。


いろんな形があって面白い、それぞれ温かい
上部に手のひら載せられます


お菓子はご主人手作りの可愛い最中、色とりどりの砂糖菓子、

石蕗(つわぶき)が描かれたお茶碗は永楽でした。

向こうのお茶碗は紅志野、どっしりと重量感があって、ええもんでした。

二服めは、大樋焼(おおすやき)です、流石加賀の出ですものね
おひなさんの絵が描かれています

さすがやわ一流料亭さん。

その後もう一軒楠ビルのお茶席ではしごしました。

歳いってても、やっぱりお雛さんはウキウキします。

因みに我が家のお雛様、めんどくさいから、お内裏様とお雛様だけしか飾ってないけど、





3日の日には一応さっさと片付けますよー。







2025年2月27日木曜日

お大師さん


 四天王寺では、毎月の21.22日に、骨董市みたいなフリーマーケットが、行われます。

21日は、父の月命日でもあるので、お墓参りの後に、そこいら辺を冷やかして回るのが

私のいつもの習慣。

見にきてはる人々は、私みたいな地元の人もいますけど、観光客や海外の人達も沢山来てます。

そして甘酒や、百円お好み焼きの所にも、皆おんなじように列を作って並んでるんですよ。

その百円お好み焼きなんだけど、このキャベツの高い時に、何で百円なのか不思議、卵も入っ

ていて、不思議で仕方ない。

着物の売り場では、外国の男の人が羽織を試着していて、裏返しに着ていたから、

「それ、裏です」って教えてあげたら、裏のほうが気に入ったらしくて。

男性用の羽織は、裏のほうが派手ですもの、海外の人にはそのほうがいいのかも。

「裏勝り(うらまさり)」なんて言ってもわかってもらえないし、好きにしはったらええやん、

うまく英語で言えないし↷

そこで又きれい色の帯を見つけてしまって、昔のだから幅が狭いけど、柄がモダンなので、、、

又買ってしまった


お茶碗やら雑貨やら売ってる中国人の人が毛糸も売っていて(何でも屋)、もちろん日本の製品

なんだけど、好きな色の毛糸があったので安いし買いました、500円、それも家に帰って調

べたらウールでした。


巻じゃなくて枷になっています
懐かしい。


あたっかいコーヒを販売している白人の男性や、エスニックなアクセサリーを販売している方

も、東南アジア系の女性でした。

いろんな国の人たちが四天王寺に集まって売ったり買ったり、言葉の壁もなんのその

ここには不思議とお行儀の悪い人もいなくて、ええ感じです。

平和です、御大師さんが見守ってくれてはるからかねー。

こんな事考える私、年取ったんかなー。

早速買った帯でバッグ作りました、自分で言うのも何やけどいい感じです。








2025年2月21日金曜日

未来都市ドバイ





 先月、友人とドバイに行ってきました。

こんな国は好きです、綺麗だもの、旅行に限るけどね、住みたいとは思わないわ。

まず、何でもかんでも世界一。地上828mのバージ・カリファ、観覧車、噴水、ダイヤモンドが

張り付いたギター2000ドルとか。

世界一のフレーム、額縁型展望スポット

未来博物館 文字の部分が窓です、展示したとたん過去になるよね


ハルカス300mよりずっと高い、秒速10mで、一分で124階まで行けます


それが観光資源なんでしょうけど、半端なく大きくて高くて、きれいなの、とてつもなく広い高

速道路には、高級車がビュンビュン走ってます、みんなピカピカ、汚れた車は、罰金取られるん

ですって。

大きくて綺麗な車ピカピカ


そんな高速で走る車を追いかけるパトカーも、フェラーリーでした。

白に緑




もっとすごいパトカーもあるらしいですよ。

ドバイはお金持ちなんです。

首長さんが、賢いのかなー。

世界のお金持ちを集めて、賃料なんかでも儲けてはるみたい。

それでか、ドバイの国民は税金医療費、教育費いらないんです。

結婚したら土地がもらえます。

でもそれはドバイにいる人の10%の国民だけ、その他の人は、インド、パキスタン、

などの移民や出稼ぎなんですって。

その人達の暮らしが気になるところだけれど、、、


噴水ショー、ラスベガスのベラージオで見たのと似てるなーと思ったら、
プロデュースする人が同じなんやって!

この噴水を一番いい場所で見ていたら、ブラジルから来たというおじさんが話しかけてきて、

オット!ドバイでナンパかしら??? 

ブラジルだから反対周りで来たはるのね、彼は鉄工所を経営してたのだけれども、

そこをたたんで、あちこち旅行するんだって、奥様とも離婚して二十歳の息子と二人旅。

なぜかと聞くと、これからの世の中がどうなるか解らなくなってきているから、トランプさん

になったら尚の事、今のうちに行けるうちにだって。

めっちちゃ、危機感持ったはりました。

私ら、平和ボケやろか、、、。

おじさんは日系だから難なくお話できたわ。



パームタワーから見た人工島椰子の木を模してある


ドバイメトロです、車内には、近畿車輛のステッカー
都市交通システムは大林組さんがなさったとか



砂漠もあります、当たり前やけど、4WDで道なき道を疾走しました。


その4WD は、トヨタ、三菱、ベンツもあったかな。

あれだけ飛んだりはねたり凸凹だと、日本車でないと壊れますよ。

砂漠はもちろんありますけど、スキー場もあります、お金かけたらなんとでもなります(笑)



シェイク・ザイード・グランド・モスク

総工費600億円絢爛豪華、7億のシャンデリア、まばゆいばかりです。


モスクの中綺麗 綺麗 綺麗 この世の物は思えない




ここ数年で出来上がった、びっくりだらけのビックプロジェクト!

以前のドバイはどんなんやったんでしょうね。


帰りの飛行機を待つ間、充電スポットで、充電していたら、ダルビッシュに似た少年が、

私と同じ所に充電に来たのね、一つとちゃいます、アップルウオッチ、スマホ

それに i Pad 子供のくせに色んなガジェット持ってるの、そしたら女の子も来たの、

どうやら兄妹、はんこ押したみたいに似てるの、どこへ行くのと聞いたら東京だって、

家族9人で行くんだって。

後ろを見ると、恰幅の良い父親らしき人が、そのそばに、赤ちゃん抱いた女性が、そしてもう一

人の女性も、まだいたわ、小さい子もいたわ、なるほどー、この国は一夫多妻が許されている

のだわ、ミョーに納得納得。


飛行時間が11時間と長いけど、行って良かったわ!

最後にお宝ショット!

海外で着物着たかったので、持っていきました

バージ・カリファでも二人の着物姿に会えました、

スニーカー履いたはったよ。



*追記 画像の中に何点か、山口智子さんの画像をお借りしました
    旅行で友だちになったんです、本人に了承済みです。
    ともにゃん ありがとうね!