お正月に、神戸の元町にある高架下をぶらついていたら、生地やさんを見つけ。
「オネエチャン買うていって、初商いやねん安うしとくし!」とおじさんが。
オネエチャンって、見え見えのおべんちゃら言うてからに。。
チョットだけひやかしましょと思い店内に入ると、結構高級感のある生地が積んであって、積んであ
るちゅうのが凄いでしょ!
その山から引っ張り出したフランス製のシャギーツイード。
肌触りが良くて色も良くて、元々ツイード好きな私にとって、手放せない代物。
値札は24000円!
「いくらにしてくれますのん?」「せやなー、今年初めてのお客さんやしなー、5000円にしとくわ。」
もの凄いダンピング、いくら正月言うても、仕入値いくらなのかしら。
でも用尺見たら、1.5mしかないではありませんかっ。
「こんな中途半端なメーター数のコート地、売りにくいでしょうに。」
大体コート作るには、2mか2.5m要ります。普通は1.5mやったら、ワンピースかジャケット。
それにするには、生地が分厚過ぎるのです。
「どないしょうかなー。。」と買い渋っていたら、「4000円でええから、買うて帰りーな」
頼まれたら嫌といえない性格、買いましたわ。
デザインいくら考えてもジグソーパズルみたいにパターン置き換えても、尺が足りない。
結局、私より小さくて細い娘のコートになってしまいました。
袖なんか、地の目無視して、見返しは、継ぎ入れて、やっと仕上がりましたけど。
ほどほどいい感じに仕上がり、自分のにはならなかったけど、娘も喜んだことやし良かったわ。
いつも思うのだけれど、小さい女の人って、得ですよ、可愛く見られるし、洋服作るときも、生地が
少なくても出来るし、特に着物なんか、知り合いに頂いても、体が収まるでしょ。
今更言っても詮無いことですけど。
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