明日から開幕の正倉院展に一足速く、行って来ました。
光明皇后が亡き夫聖武天皇の愛蔵品を集めて大仏様
(大阪弁では、ダイブッタンと言います、笑)
に献上する品々を収めた蔵が正倉院やそうです。
読売新聞の「ええやんかかんさい夕刊アンバサダー」である私は、展覧会を見た後、感想
をSNSやブログに投稿するというミッションを遂行すべく、喜んで参加しました。
何回も正倉院展には訪れましたけど、人が多くて、十重二十重の中を、掻き分け掻き分け
しながら見学したものでしたが、ご招待日の今日は、空いてはいないけど、ほどほどの人
数でしたわ。
さすがご招待なので、図録も、解説イヤホンガイドも、無料、お茶やお菓子のお接待して
いただいて、ええのかなー?って感じ。
毎回違う展示で楽しませてくれますけど、今回は、興味深い楽器が多くてそれも、コンサ
ートで見るような、ただ音が鳴るだけでなく、これでもかというくらい装飾してあって、
さすが聖武天皇の愛蔵品だけに、大理石でこさえてあったり、漆や金で装飾してあって豪
華。
会場にはその尺八の単純な音色が流れているのですが、ひょっとして聖武天皇のこの尺八
を使って演奏しているのかしら?そんな罰当たりな事しますか?どうやろ?
仕事柄テキスタイルにも興味が引かれ、雑帯といった、帯などの織り方はカラフルな糸を
バイヤス柄に織ってあって今でも使えます。
経巻のつつみも細い竹に絹糸ですのこ編みにしてあるのですが、その柄が、迦陵頻伽
(カリ
ョウビンガ、もーこの辺から漢字の変換できませんIMEパットのお世話になってます)
この鳥は殻の中からも鳴き出す、美しい声の鳥で、
よくミュージシャンのバンド名や曲名
にもなっていて、以前から気になる鳥やったんです。
それから阿弥陀経唱えるとき5・6種の鳥が出てきて
その中に迦陵頻伽もあって、
私の中では、見目麗しい鳥を想像していたのですが、
そこに織り表されたその鳥は、ちょっとユーモラス
で思わず「これ!?」って言ってしまいそうに
なりました。
絵に描くともう少し美しいのでしょうけれど、
なんちゅうても織りもんですから仕方ないかな。
あと、アクセサリーが豊富で、腰にジャラジャラ付けて
いたであろう水晶玉やサイの角、結構お洒落さんな天皇だわ。
それから盃が楕円形なのがちょっと不思議で、金属や瑠璃でこさえてあって、綺麗でし
たけどどこから飲むのやろ?
こういうのも今は科学的に分析されて、
どこの国から来たか解るんですって。
科捜研のマリコさんもびっくり!
帰りしなに可愛いバンビに会いましたわ、
奈良はやっぱり鹿さんです。
院内撮影禁止なので、画像はすべて図録
からお借りしました。
1300年も昔の物を今でもちゃーんと、見ることが
出来るって、素晴らしい事やとつくづく思います。
これから先も何時までも続くといいなーー。