2025年11月7日金曜日

ユーカリの香りで年寄りの醍醐味に気付く




 ふと立ち寄った花屋の店先で、ユーカリの枝を見つけました。

丸くて銀色に近いぼやけた緑色の葉っぱが可愛くて、初冬に緑の葉っぱは貴重なので買い求め

ました。

昔は嫌いだったんです。

なぜかというと、華道教室に通っていた頃、もうかれこれ半世紀以上も前、すんごい昔。

丁度つわりが酷くて、妙に嗅覚が鋭くて、花材にユーカリが出されて、この独特な匂いに難儀し

て、うまく活けること出来なかった思い出があります。

そんな思い出をずーっと引きずったままユーカリとは縁が無いままに今にい立ったわけで。

けど、先日そんなことはすっかり忘れて、(今はもー何でもかんでも忘れますけど(;_;))

あまりの葉っぱや色の可愛さに買ってしまった。

家に帰って単独で活けると、その苦手だった匂いさえも、良い香りに変わってしまっているでは

ありませんか。

長く生きていると嫌いな匂いが好きになったり、苦手だった納豆が喜んで食べることが出来た

り、人間に対してもそうだったりして。

なーんか、面白い。


遠い記憶を辿って(昨日の夕食は、すぐには思い出せないけど)遠い遠い記憶はどういうわけ

か、この頃ふと思い出します。

幼い頃の楽しかった思い出や、試験前に何も出来ずに寝てしまい焦った思い出。

古い傷を葬ってしまった事も、うっかり思い出して自分を攻めたり、悲しんだり、打ちのめされ

たり・・・・・。

それが年寄りの醍醐味ちゅうか、なんというか。

おっとと!

変なところに話が飛躍していまいましたわ。

ユーカリには、毎日お水換えて、今までの不義理の埋め合わせしてあげますわ。




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