ふと立ち寄った花屋の店先で、ユーカリの枝を見つけました。
丸くて銀色に近いぼやけた緑色の葉っぱが可愛くて、初冬に緑の葉っぱは貴重なので買い求め
ました。
昔は嫌いだったんです。
なぜかというと、華道教室に通っていた頃、もうかれこれ半世紀以上も前、すんごい昔。
丁度つわりが酷くて、妙に嗅覚が鋭くて、花材にユーカリが出されて、この独特な匂いに難儀し
て、うまく活けること出来なかった思い出があります。
そんな思い出をずーっと引きずったままユーカリとは縁が無いままに今にい立ったわけで。
けど、先日そんなことはすっかり忘れて、(今はもー何でもかんでも忘れますけど(;_;))
あまりの葉っぱや色の可愛さに買ってしまった。
家に帰って単独で活けると、その苦手だった匂いさえも、良い香りに変わってしまっているでは
ありませんか。
長く生きていると嫌いな匂いが好きになったり、苦手だった納豆が喜んで食べることが出来た
り、人間に対してもそうだったりして。
なーんか、面白い。
遠い記憶を辿って(昨日の夕食は、すぐには思い出せないけど)遠い遠い記憶はどういうわけ
か、この頃ふと思い出します。
幼い頃の楽しかった思い出や、試験前に何も出来ずに寝てしまい焦った思い出。
古い傷を葬ってしまった事も、うっかり思い出して自分を攻めたり、悲しんだり、打ちのめされ
たり・・・・・。
それが年寄りの醍醐味ちゅうか、なんというか。
おっとと!
変なところに話が飛躍していまいましたわ。
ユーカリには、毎日お水換えて、今までの不義理の埋め合わせしてあげますわ。

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