2013年11月30日土曜日

気楽に着物を楽しもう

私は、今まで箪笥に眠っている着物や帯を洋服や、バッグ、インテリアなどにリメイクして提案してきたのだけれど。

会社勤めを、3月に終えてから、その着物を着て出かけたくなり、自分流に着こなして着ましたが、ネットで、「気軽に着物を楽しもう」って講座があるのを知り、お勉強のつもりで参加しました。



会場に着くと、チラホラ、お若い方から年上の方まで13名ほど集まり、講師の寺内順子さんの、歯切れのよい、お話で、始まりました。

まずは、寺内さんが、実際に着てらっしゃる、着物を脱いで、又着て見せると言う、なんと言う大胆な、講義。

そして、半襟のつけ方、安全ピンですのよ、襦袢の着易い様に、加工の仕方。
帯は前で結ぶんです、それは私もやっていたんですけど。
その後、めいめいが、自分で着付ける練習。



その後ティータイムで、質問などの流れになったんです。

寺内さんの着方で、帯を巻くと、全く苦しくなくて、着崩れが心配で、きつく締めていたのが、うそみたいです。

竹内さんは、キャリアウーマンで、お仕事にも着物、海外旅行にも着物だそうです。

受講なさった方の中には、他の着物教室に通われていた方もいらして、たくさんのクリップや、紐や、パットなど、付属品を、買わされて、結局、着る事が出来なくて、ここに来たって仰っていました。

今まである着付け教室は、小物販売目的みたいなものがあって、ストレスたまりそうですものね。

それに脱いだときに、ぽろぽろ、胸や、腰から、パットみたいなのが、落ちてきたら、色気ないですよ、別に男性の前で脱ぐって事は、これから私の場合、ないですけど(笑)

着物って昔から日本人が、来ていた民族衣装なんですよね、昔の人は、それ着て、掃除して料理して、子育てして来たんです。

日本人なら、着こなせないとね、着物のグラビヤ見たいに、きっちり寸分の狂いもなく着付けていたら、何にも出来ないですよ。

ある程度、遊びのある着方でないと、しんどいんです。

着物を着ていたら、特殊なお仕事の方だけって事のならないように、私らみたいな、中高年は、体型のこともあるし、どんどん着た方がいいですよ。

安いファストファッションもいいけれど、もし家に着物が眠っているのなら、出してきて着てあげましょう。






2013年11月28日木曜日

ショック!偽装です!!

3年ほど前にアンチークショップで、買った鼈甲の帯留めの、金具が外れたので、寺田町駅裏の、鼈甲専門店プラージュに、修理に出しました。




翌日引取りに行くと、お修理は出来ていたのですが、担当してくれたお兄さんが、申し訳なさそうに、
「これ言おうか言わないでおこうか、随分迷ったのですが、実は偽者なんです」って言われてしまいました。

ショック!めっちゃショック!高かったのに、3万近くしたのに、なにそれ。。
こんな飴色の鼈甲さすが、3万でメチャ安いと思ったけど、アンチークやし、掘出物やと思って買ったのに、売ったお姉さんと、飼い猫の話で盛り上がって、楽しく買い物したのに。。。。

あーあ偽装やわ、偽装!偽装!!
何でも流行りもんに飛びつく私が、こんなもんにまで飛びつかんでもええのに。

お直ししてくれた、お兄さんも、本鼈甲と、偽者の見極めは、難しいと、言っていたけど。

うちに帰って、ネットで、調べてみたら、本当に見分けつきにくいらしく、光にすかしてみるとか、焼いてみるとかしないとわからないらしいです。

多分売ったお姉さんも分からなかったんでしょうね。

お兄さんは、気の毒がって、お修理代サービスしてくれたけど、でも12月末にお店バーゲンするから、その時、買いに来てって、思いっきりの笑顔で、セールスしてくれました。
うまいっ! 商売人!!

以前から気になっていた、猫ちゃんの、鼈甲飾り半値以下にしてくれるらしい。。
あかんあかんそんな誘惑に負けては、いけませぬ。

折角気に入って買うたんやから、なんかの縁やし、お修理も綺麗に出来たし、このまま使おーっと。

はたから見たら、わかれへんもん。

でもなー、修理代只やったしな~、あの猫ちゃんの飾りの飴色ええ色やったしな~。







2013年11月26日火曜日

トライオカリナ&ミニコンサート

母校で、同窓生達が集まり、オカリナを愉しむ会 ちゅうのに行ってきました。



いっつも思うのだけど、お世話する人、大変ですよね、私らは、

「わーいわーい」って、うれしそうに参加せてもらって

思いっきり楽しむ事ができるけど、それまでの、

準備の事を考えると、えらいなーと感心します。


何時になく殊勝な前置きはこのぐらいにして。


一限目のチャイムの合図で、始まります。

この「ピンポーンパンポーン」もちゃーんと仕込んだはります。

それもスマートフォンからの、遠隔操作で

す。ハイテクだわ!

素焼きのオカリナに、絵を描いたりシールを張ったりして、

オリジナルオカリナを作ります。

相変わらず、何も用意なしで参加した、駄目な私は、お隣さんにペイントマーカー借りて、マリメッコも

どきの絵付けを完成させました。



10分の休憩の後、

二限目のチャイム

今日の講師である、CRSSさんのコンサートです。
  • シェリト・リンド
  • ひこうき雲
  • 秋の唱歌メロディー
  • てんとう虫のサンバ 
  • 見上げてごらん夜の星を
私たちの年代に合わせてくださって、懐かしいというか、古いというか、おかげでノリノリ、手拍子です。

お二人の息のあった演奏、種類の違うオカリナを、使い分けて素晴らしい演奏でした。

三限目は、ワークショップ

オカリナの持ち方や、運指を学び、マイオカリナで、演奏です。

私も含めてすんなり、演奏できます、簡単なんです、あっけないくらい、でもそんなに簡単だけどきっと

奥が深いんでしょうね。

今日のCROSSのお二人や、宗二郎さんの演奏を聞いていると、あんな小さな、オカリナで、こんなに

世界が広がるのかと思いますもの。

家に帰って早速吹いていると、娘が、「お母さん、この前、うどん屋のおばちゃんが、毎日リコーダ吹い

て、ちっとも上達してはれへんなーって言ってたけど、今度は、お母さんが、言われる番ちゃう?」

てなことを、言いますのよ。

そのうどん屋さんのリコーダーのブログは、こちらです。

リコーダにしろ、オカリナにしろ、吹くということは、私たち女性にとっては、ほうれい線予防になるし

ね!

てなことを、向かいに座る、3年後輩の人に言ったら、「もう遅いです」って言われてしまいました。

トホホホ!




2013年11月20日水曜日

たて続けに二冊読みました。

娘が、「お母さん読む?」と置いていった本2冊、以前から気になっていた本だったので、今仕事が、

詰まっていないのも幸いして、思い切って読んでしまいました。

仕事が、詰まっていても、読むときは、読むのです。。

「11月は、45日迄あるからねー」と、勝手にカレンダー作り変えて、現実逃避するのがお得意。

最初は、【私がケータイを持たない理由】



2012年の出版なんだけど、スマホ全盛の時代に、ケータイって思いましたが、多分スマホもケータイ

も、ひっくるめての、話なんでしょう。

まー、お持ちになっていないから、いや絶対に持とうとなさらないから、こんな風に欠点ばかり、論う

事が出来るのでしょう。

電波が、体に悪いとか、広告収入のためにマスコミが、物を言えなくなったとか、監視されているよう

だ、交通事故の原因、子供の脳がおかしくなる、そのほか怒りぶちまけているようで、「どないしはった

ん?」と聞きたくなるほど

ご本人さんは、ジャーナリストさんなのに、これから先もケータイなしでの生活何処までやり通すことが

出来るのか、チョイ楽しみ。

でも、歩きケータイの危なかしさや、子供たちの、間違った、利用の方法などは、今後もっと再考の余

地は、充分あるかも。

それにケータイを持たない日を設けるのは、とてもいいことだと思います。

酒飲みさんの、休肝日があるみたいにね!



次は、【長生きしたけりゃ医療とかかわるな】「自然死のすすめ」



この年になると、このお題が、気になります。

老いた母を介護していると、私も、患うことなくコロッと、お迎えに来て欲しいと常々思います。

迎えに来たら、来たで、「今度にして!」って、言うのだけれどね。

老人介護は、拷問だ、繁殖を終えたら死ぬのが自然界の掟と何回も何回も、刺激的なフレーズが、書

かれています。

とおに、生殖機能を失った私は、この文章を見るにつけ「腹立つなー」とぼやきたくなります。

書いてるご本人さん、私より10歳年上なのに、まだ生きたはりますやないのー、なんでやねん!(怒)


食欲がなくなれば死んでいくもの。

どこかの国では、食べなくなると、医者は、「あとは、私の仕事じゃなく、牧師の仕事だ。」といって、去

っていくらしいわ。

まっ、作者の言うように、遺漏などの延命措置は、私も介護していて、経験があるけれど、無駄な行為

だと思います。

年取って、病気になるのは、しかたない事、そしてほとんど今は、癌になるのだけれど、60歳くらい

で、癌になった時に、医療とかかわるなと言われたら、そんなわけには、行かないですよ。

母なんか、60歳で胃がんの全摘手術を受けたけれど。その後も、私たちのために、頑張って、家事を

こなしてくれたし、心身ともに頼りになってくれましたもの、その後30年以上生きてますけど。

それもなー(笑)


最後近くに自分史のまとめ方やら、事前指示の、書き方などが、解りやすく載ってましたけど、随分参

考になりました。

少し文章の作り方で、おかしな所がありましたが、ご愛嬌なのか、編集ミスなのか気になりました。

2冊の作家さんの共通点は、今の世の中の流れに逆らいながら、独自路線を歩んで、いらっしゃいま

す。

変わってるから、本になるのでしょうね!












SEMBA EXPO 2013 船場を愉しむ6日間


今年も、始まりました、船場博覧会。


昨夜は、オペラ・ドメーヌ高麗橋でワイン教室。

オペラ・ドメーヌ高麗橋って?そうレンガ作りでレトロなビル。

東京駅で知られる建築家、辰野金吾設計のビルなんですよ。

昔、シェ・ワダさんのあった所で。今は素敵な結婚式場になって

います。

冬のような寒さの中、悩んだ末チョイお洒落な暖かコートで出かけました。

会場受付を、済ませコートがラックに並べられた時、やはりコートのチョイス間違っていなかったと、

ほっ。。

こうゆう場所って、着るものに悩むんです、女は特に。

講師は神田ゆかりさん
(JSA認定ソムリエ&シニアアドバイザー、シュハリエ ドゥ タストフロマージュ)長いっ。

高麗橋2丁目振興町会会長の池田吉孝さんの軽妙な司会で楽しく進められました。

今回は、イタリアワインです。

4種類のワインを飲み比べ、、葡萄の採れる場所や、気候、あてになるチーズの味等で、それぞれ変

化するんですって。

ワイン初心者の私は、ワインの楽しみ方の第一歩を踏みだせましたわ。

なんか、よー考えたら、日本酒も、そうですよね、

質問コーナーもあり、皆さん日ごろの疑問を、神田さんに気軽に聞いておられましたよ。

防腐剤の事や、コルクの事など、あまり世間に知れれていない、コアな質問まであり、勉強になりまし

た。


すっかりほろ酔い加減で、ご機嫌で教室を、後にして、表に出たら、ガス等が点灯していて、素敵な町

並みを、ぶらぶら歩き、後は、北浜土山人で、蕎麦と熱燗で閉めましたわ。

あっそうそう、同じテーブルだった、素敵なマダムのお持ちになっていた、バッグあんまり素敵なので、

パチリ!



東京から今年転勤してこられた方なんだけど、フリマで、¥2000だったそうですよ、鳥の羽根で出来

てます、色目も、金具も素敵です。

船場博覧会 2013の詳しくは、こちらです。

24日まで色んな楽しいイベントありますよ!!










2013年11月17日日曜日

梅若吉之丞 三回忌追善別会能



娘のFBつながりで、チケットGet出来、行って来ました。

折角だからと、二人共着物着て、楽屋見舞い持って、いざ大阪能楽堂へ出陣!



本日の番組は、仕舞いから始まり、舞囃子、独吟、勿論狂言と盛りだくさんで、5時間も。

演者の方々も、私でもわかる、オールスターさん達です。

最初のお能は、「砧」平たく説明すると、単身赴任の夫が三年経っても帰ってこず、待ち焦がれる妻の

基に、うら若い女性(夕霧)に今年中に帰れると、託させるという、なんと言う、デリカシーのないそんな

男のお話。

お題の「砧」は、艶や、やわらかさを出すため布をを叩く道具なんですが、大昔、秋の夜長に、この音

があちこちから聞こえたそうです。

妻は、夕霧とともに、寂しさを紛らす為に、砧を、打つのです。遠く離れた夫の元に届けとばかりに。

なんで、夕霧と一緒に叩くのかしら?わからない^^世阿弥さんに聞けないのが残念。

妻は、寂しさ、嫉妬、怨み、絶望の果てに、病気になり死んでしまうのです。

やっとの事で、帰ってきた夫は妻の死を知るのですが、妻の亡霊が現れて、地獄に落ちたと、訴える

のですが、法華経の功徳により成仏すると言うお話。

お能につき物の、亡霊です。

何時の世も、男は、女心が解ってない!いや、解ろうとしない!

メッセンジャーにうら若い女性を使うちゅうのは、とんでもない(怒)

ひょっとして、その若い夕霧といい仲だったかもしれないし。

次の能は、「正尊」。

頼朝に義経をやっつけてこいと言われた、正尊が、ばれてしまい、義経に責められ嘘の起請文を読み

その場しのぎをして、その晩夜襲をかけるのですが、義経、弁慶に反対にやっつけられ、捕らえられて

しまうのです。

その起請文というのは、白紙の巻物で、まるで、タモリさんが、赤塚不二夫さんの弔辞を読んだときみ

たいに、長い文章を、読むんです、何ででしょうかね、書いておけば、楽なのに。

これも観世さんに聞きたいですねー。

弁慶役が、副王知登さん、以前にもブログに書いたけど、かっこいいです。

今日は、お父様も、「砧」で出てらしたけど、背が高くて、ハンサム、能面をかけない直面だから、お顔

がわかるのよ。

正尊役の、梅若基徳さんも大きいので、多分180センチ近いお二人が、狭い能舞台で、長い槍持っ

て、大立ち回りするから、ぶつかれへんやろかと、はたで見ていて、ひやひやします。

で、びっくりしたのが、刀や槍で、やられた後、棒を倒すみたいに(仏倒れ)、大きな音とともに倒れこむ仕草。

痛いやろなー。。

大体私の能鑑賞は、演目見て、チョイ予習して、かえって又復習して、やっとこさ理解できるのです。

難しいけど、眠くなるけど、そこが、いいんですよー。

あっ、それから、今日の舞台は、小さなお子さんが、可愛く立派に演じておられました。

仕舞を舞ったり、静御前を演じたり、こんな風にして、伝統芸能を伝承して行くのでしょうね。

梅若吉之丞さんも、あの世から、子達の演技をごらんになって、安心なさったでしょうに。






2013年11月16日土曜日

NHK日本の芸能

あまりテレビを見ない私ですが、何が何でもぜったーい見るのが、金曜日のNHK教育番組の

日本の芸能」です。



文字どおり、歌舞伎や、能、文楽、etc。。

私でもわかるように、噛んで含んで教えてくれます。

司会は、古谷アナウンサーと、ナンノ(南野陽子さん)です。

今日は、常磐津。

お題目は、「忍夜恋者~将門~」常磐津なので、チョイ色っぽい、LOVEです。

平将門が死んで、敵方の大矢光圀を、将門の娘滝夜叉姫が、色っぽく迫って光圀を見方にしようとす

るんですけれど、懐に入れた錦の旗を落としてしまい(ドジです)、ばれて失敗してしまうお話。

最後にガマの妖術を使って消えていくのだけれど。

傾城姿(遊女)の玉三郎さんが、きれーいぃぃ!

踊りも、すてき、体柔らかい、手もしなやか、思わずテレビの前で、手の仕草まねするけれど、ムリッ!

糸引きでの早替わりあり、屋台崩しあり、立ち回りあり、最後には、大きなカエルさんまで、出てきて、

すごく面白い演目です。

はっきり言って、歌舞伎や、お能では、途中で眠くなるときがあるのですが、瞬きするのももったいない

くらいです。

そして、その常磐津踊がすみますと、今度は、【ナンノの着物ことはじめ】

毎週、ナンノと、着物コーディネータの方が、着物のいろはを、教えて下さいます。

今日は、「江戸小紋」、ものすごく勉強になります。

そこでいつもナンノが、テーマにあった着物を着てますのよ。

それがまーよく似合って、彼女は、最近ますます綺麗になって、いいわー。

なんか親父っぽい言い方だけど、女っぷりが上がってます、そんなにマスメディアに露出(体を露出と

ちゃいます^^)してないけれど。

聞けば、お家で、親御さんの介護してらっしゃるみたいだけど、えらいわー。