一枚の布に色とりどりの色糸で、絵を描くように刺繍をする作業。
世界中でその作業は、行われてきたそうです。
各国の民族衣装に施された、見事な刺繍ばかり、何十年もかけて、選ばれた人だけしか着ること
の出来ない、絢爛豪華な刺繍や、日本古来の着物や帯の刺繍など。
何時間いても見飽きる事のない、展示でした。
でも、一番感動したのは、長崎刺繍。
刺繍作家 嘉勢照太さんの「長崎刺繍の魅力」って言う講演会もあったので、受講する事に。
江戸時代長崎に来た中国人が刺繍の技を広めたそうです。
そしてその素晴らしい刺繍の技は、長崎くんちの傘鉾に彩られているんです。
でも最近は衰退して来ていて、それの再興に尽力なさっておられるのが嘉勢さんです。
河豚や、海老や、海の生き物達を生き生きと、忠実に再現なさって13年の歳月がかかったそうで
すよ。
正しく神に捧げるわざです。
今まで知っていた日本刺繍のように平面でなく、厚みがあってそして、リアルに表現してあって、
糸の方向や、色糸のグラデーションの付けかたが独特です。
京都祇園祭、長刀鉾の刺繍もありましたが、同じ鉾でも土地柄により、こんなにも違う物かと驚かさ
れました。
他にも、オートクチュールのドレスや小物もいっぱいあって、美しくて豪華な物を観る事が出来。
もー、テンション揚げ揚げで、ニ三日過ごせそう。
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