Once upon a time、私の娘が数えで13歳になったときに、京都の虚空蔵菩薩さんにお参りに行きま
した。
まだ北陸に住んでいたので、着物着て高速ぶっ飛ばして行きましたわ。
今まで、四つ身の着物を着ていたのが、本断ちの着物を着ることができ、肩上げはしますけれど。
この辺は、着物に詳しくない人には、解り辛いかも、早い話が、キッズサイズから、大人サイズに変
わるようなものです。
お子様から、娘さんに変わる儀式みたいなもんです。
そして菩薩さんに知恵を頂いて、帰りの渡月橋をわたり終えるまで後ろを決して振り返ってはいけ
ないのです。
振り返ってしまうと、頂いた知恵を返さなあきませんのよ。
その頃からか、娘は過去を振り返ろうとしない性格になってしまったわ(涙)
画像が無いのが残念だけれど、親の私が言うのもなんだけど、一丁前に綺麗になった娘と「後ろ振
り返ったらあかんで」と言いながら歩いていると。
多くのカメラマンさんが、撮影に来るのです、その日は、沢山のカメラを持った人がいますのよ。
この時期の着物姿の女の子は、やっぱり良い被写体になりますもの。
そこで私達二人を撮影しようとするんだろうなと思って二人で並んで立ち止まってあげたら、なんと
私に「どいて!」と仰いますのよ!
おろかな母は、気づきました、私は要らないのです、当たり前です。
でも、少しショック!
「難波より 十三まいり 十三里 もらいにのぼる 知恵もさまざま」
ある意味私もええ知恵もらいましたわ。
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