それも二着も、白いほうはイタリア製の絹で、柄物は日本製の合成繊維です。
柄物は、私が着ると返って老け込みそうなので、娘に取られるかもしれない。
さすがに絹の方は、どんな年代が来てもOKでなような気がします。
ボトムも、スカートでも、デニムに合わせてもすんなり収まりそうで、出番が多いかも。
絹ってねー、繊維の中では、唯一植物以外の生物、つまりお蚕さんから糸を横取りして
作られます。
お蚕さんと呼ぶのも、いかに養蚕農家さん達がその蚕を大事に育ててきたからなんだと思
う。
明治頃には日本の基幹産業でもあったのに今はもう衰退産業に成り下がり、製糸会社は2
社だけになってしまったそうです。
世界的に見れば今は絹の需要は飛躍的に伸び、生産国は中国インドブラジル3国で、世界
の90%生産しているんだそうです。
糸も海外、織りも海外、縫製も海外に頼らなければならなくなっていまったわ。
昔、娘が学校の夏休みの宿題で、お蚕さんを育てて、繭を作ったことがあります。
夜中に餌を食べる音や、ゴソゴソする音を五月蝿く聴きましたが、繭になったときは感動
物でした、でもそこから糸を取り出すときは、とても悲しかった。
着物でも服でも絹を扱うときはいつもお蚕さんの事を思い出し、雑には扱えない私がいま
す。
今回も、ブラウスを作った残り布を捨てることが出来ずに、こんなん作りました。
四隅にレースを付けて、ドイリーとか、カバーリングとか、食事中のお洒落なひざ掛けと
か、いろいろ使えそう。
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