2019年5月25日土曜日

「海の見える理髪店」を読んで、驚いたわ。

直木賞受賞作「海の見える理髪店」6作品の短篇集。

装丁が5月ぽい緑色で綺麗。

最近短篇物が多くなって、長編小説がどうも、読みにくい、歳か。。

色んな家族が出てきて、最近家族を亡くした私は、ジーンと来る所もあり、かなり感情移

入して読み進みました。

本の題にもなっている「海の見える理髪店」は、文の運びが絶妙で、もう一度読みたくな

るほど、印象的な作品でした。

すべての作品が読み終わった後に余韻がジーンと残る文章で。

なんやかんや言っても、家族っていいなーとつくづく思いました。

昭和な感じの小説やわ。

そこで、興味深かったのが、理髪店の中で店主が言う言葉の中に、「昔は髪の毛を集めて

佃煮屋に売る」と言う件があるのです。

戦後物が不足していたから筋のよくない佃煮屋が科学醤油の材料にするというのです。

髪の毛はアミノ酸だから。

驚いて、ググッテみたら、ありましたわ、人毛醤油。

1960年半ばを境に製造されなくなったらしいですけど、中国ではまだ製造されてるみ

たいですよー。

何でも食べる事ができるんやー、あかん事ですけど。

話はそれるんですけど、それは何時もの事ですけど(笑)

先日、ちらりとテレビを見たら、めったに見ないのですけど、テルマエ・ロマエの作

家さんヤマザキマリさんが出てらして、おっとと!と思い見ていたら、やはりローマのお

話をしてらして、ローマ時代は、住民のおしっこを集めたらしいのです。

集めて何をするかと言うと、せんたく屋さんが、ローマ時代にせんたく屋さんがあった事

にも驚きますが、そのせんたく屋さんが、大きな水槽に集めて、汚れ物を洗うんですっ

て。

想像しただけでも、うっううううっ。。ってなるけど、ホンマらしいです。

それもググッテみたらちゃーんと、ありました。

何でも無駄にしないというか、使えるものは何でも使うと言うか、でもねー。

おしっこでない方を、肥料にするとかはわかるのですけど、おしっこで洗濯した物を、着

るって、考えられないなー。








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