2024年11月6日水曜日

口切りの茶事


 今日のお茶のお稽古は11月に入ったので、炉を開けてそしてその年に摘まれた新茶でお茶を点

てる、お茶の正月。

♬茶壺に追われてトッピンシャン 抜けたーらドンドコしょ♪

の茶壺です。

宇治から将軍様に、出来たお茶を茶壺に入れて行列作って運んだらしい、参勤交代みたいにね

その時の様子を歌った歌なんだけど、色々解釈はあるみたい。

話を戻します。

床の間にその茶壺を飾りみんなで拝見して、その後その茶壺の口、つまり封を切ってそのお茶

を頂くのです。

口切りの茶事ね!

年に一回しか習わないからすぐ忘れてしまいます、毎月やっても忘れるのに。

今年の秋は暑かったので、初めて袷を着ましたわ、本当に異常気象、来年もかしら?

床のお軸は秋らしく、「山呼万歳の声」花はお約束の石蕗(ツワブキ)です。

やったことをブログに書いておかなくては、来年のために忘れないように、書いたことも忘れ

るかもしれないけど(泣)






2024年10月19日土曜日

一三代目市川團十郎 白猿襲名披露 八代目新之助初舞台



2022年から始まり今回大阪の松竹座でフィナーレとなる、襲名披露に行ってきました。

会場に入ってすぐに目に入ったのは、大きな牡丹の花の祝幕


右側にお祝いを送られた企業さんのお名前と、左にはこの絵を書いた作家さんの落款が

福井江太郎さんだそうです。

大きいほうが團十郎さんで、小さくてちょっと左向いてる感じがするのは新之助さんかしらと

勝手に思いました。

深ーい、灰色の牡丹に金が施されて、牡丹の色らしくないのは作家さんの個性かしら?

宇宙を感じてしまうのは私だけ?

二幕からは、ガラリと変わって村上 隆さんのイラスト

村上さんってお花の真ん中に顔のあるイラストで、ヴィトンさんとのコラボで知ってるだけで、

こんなユニークな日本画もお描きになるんですね


歌舞伎一八番の全演目が描かれていて、これはユニクロさんからのお祝いだそうです。

暫・勧進帳・毛抜・象引・外郎売・関羽・位は分かるけど、他はわからない、でも目が色も方

向もみんな違っていてこれだけで、来た甲斐がありそう。

後で美術館に展示されるそうです。

祝幕だけで、十分楽しませてもらったけど、演目も豪華キャストで、楽しませてもらいました。


最後の演目は、まだ11歳の新之助さんがお父さんの團十郎さんと演じた連獅子。

獅子は子を谷底に突き落として這い上がってきた子だけを育てるという言い伝えそのままに、

転がされても、引き離されても懸命についていく子獅子を見てると、彼の幼いながらも色んなこ

とがあった事を思うにつけ、健気に舞う姿に、思わず目頭が熱くなります。

お隣のマダムなんかしっかり泣いたはりました。

ゲームや、サッカーや勉強もしたいだろうに、お稽古よっぽど好きなんだろうなと思わせる、立

派な初舞台でしたわ。



2024年10月4日金曜日

浅草は着物が大流行

 東京へ行ったついでに久しぶりに浅草によりました。

相変わらずの混雑ぶりで、そして着物姿の多いこと、海外の方から、日本のお若い人達まで、

ほとんどというか、すべてレンタルと思える着物。

ヘアセット込で一揃5000円以内で収まるらしいです。


この写真は、ご本人さんの許可を得て、撮らせていただきましたが、一組だけ日本の方であと

は、海外のカップル。

皆さん可愛くて素敵!

着こなしもレースの半衿や、パールの帯締めや、着物警察が見つけたら即逮捕されそう。

京都でも大阪でも海外からの皆さん着物を楽しんでくれていて、おばちゃんは嬉しい。

そう着物は楽しまなければ、私達の娘時代(あったのよ!)は着るか着ないにかかわらず、お

道具として箪笥いっぱい着物を買って持っていったもんです。

箪笥や電化用品みたいにお道具やったんです、それで呉服屋さんは儲かっていたのだけれど、や

はりそれは、変です。

着てこそ着物、持っていても着付けもできない、虫干しもできない、そこで買い取りが流行り、

そしてそれが、今現在、海外の人々に着てもらっているんでしょうね。

ええやんねー。

借りて着て後は染み抜きもおタタミもしなくてもいいし、便利。

海外の人でウエストが、100センチくらいのおばさまがいらしたけど、それでも着物は着

れます、そこが着物のいいところ。

海外の人達に負けないで、日本の女性たちもどんどん着物を着て出かけましょう。

着物を押し売りされそうになる、着付け教室になんか行かずに、YouTube で着付けの動画も

あるし、着物の魅力を再認識してほしいです。

夏場のクソ暑いときの着物なんか、どんなにかお洒落か。

着てる本人は地獄だけど。

日本人に生まれたからには、着こなしましょう。




2024年9月9日月曜日

どうにも気持ちが収まらない、これはおかしい!


 もうかれこれ5日前からこの自転車が放置されたいて、周りの人にい聞いても持ち主が見当た

らなくて、昨日派出所に言いに行ったのです。

そしたら、おまわりさんが見に着てくれて、防犯シールなんか確認して、「〇〇工営所に連絡し

て取りに来てもらって」と言ったのです。

そもそも防犯シールがあるのだから、持ち主が分かるはずなのに、それはしないで、ただ盗難

車じゃないっていう確認だけ。

そして今朝その〇〇工営所に連絡したら、「この道路は、私道だから、取りに行けません」って

言うのよ。

そんなん、私道やからって、ごみ収集や、郵便配達やらで、散々私の道を黙って使い倒しておい

て、こんな時だけ私道やからって、市民が当然受けることができるサービスが、受け取れない

って。

こんな理不尽なことある?

じゃどうすればいいの??

どうすればいいの、「他に方法はありますか?」って聞いたら、「区役所なんかでやってる、

法律相談にでも行って聞いたら?」って言うのよ、あんなの聞いたって、弁護士紹介されて一時

間も満たない相談で5千円払って、それでも解決できないと思うのよ。

粗大ごみに出せって言うけど、それでも幾ばくかのお金を支払わなくてはならないわけで、

なんで私がそんなことせなあきませんの。

税金も払っているのに、少ないけどね!

気持ち収まらないから、区役所に電話しても、予想通り同じ回答。

区役所はそれでも、気持ちに寄り添ってくれて、時間をおいてからまた返事をくれたけど、レス

ポンスがねー、組織の違いかなー。

よく企業さんなんかに電話すると自動で、録音するようにしているけど、役所さんもそんな機

能をつけてほしいわ。

そしたら少しは言葉いに気を使うようになると思うなー。

撤去できない法律に、自転車放置した人に、木で鼻をくくったような対応しかできない人にも

腹がたった。

2024年9月5日木曜日

母の魔除け厄除け




 姉の娘時代の、かれこれ半世紀前の着物を先日虫干ししていたら、裏地がシミだらけで、これ

はなんとかせねばと、裏地取り替えも考えたのだけれど、昨今の地球温暖化に伴い、

単物の着物にすることにしました。

この頃は10月まで暑くて、単衣着物が着たくなるので、菊模様だし、これならあちこちには

びこる着物警察も許してくれそう。

というわけで、9月中までになんとか仕上げましょうと、解きにかかったのだけれど、衽の真

中あたりに、光るものが、な・な・なんと針がー!

姉も一度だけ着たみたいなのだけど、気にならなかったと言う、なんちゅう事。

まるで「大徳寺の忘れノミ」 魔除け厄除けのつもりだったのか、うっかりミスの多い母が単純

に取り忘れか、よくお腹に刺さらなかった事だわ。

その針をじーっと見てると、母が夜に一針一針押して、着物を縫ってる姿が懐かしく思い出さ

れて、解く手が暫くとまりました。

私も夜にならないと仕事がはかどらなくて、似てしまったみたい、針を忘れるのは似ないでほ

しいなー、ちゃっちゃっと仕上げて娘に着させて、どっかに行こう、どこへ行こうかなー!





2024年9月3日火曜日

昨日は誕生日でしたの




この左のスパニッシュモスは、娘からのプレゼント
手入れが楽そうでそうでなさそうで、枯らすと怒られそう
めんどくさいなー


 久しぶりの投稿です、死んだと思われるのも癪だから!

日頃の睡眠不足のせいか、夏バテ気味なのか夕暮れ時になると眠くなります。

いつも通り惰眠を貪っていると、電話がかかってきた。

「ムッ!」となりながら、仕方なく出ると、なんてことのない話が続き、そのツレが最近昔のド

ラマに嵌っているという、毎日2・3本も見るほどドハマリ。

そしてそのヒロインが私に似てるねん、というのです。

わかってる、顔じゃないということは、当たり前やけど物言いとか雰囲気がね。

卓球をするシーンがあって、その動きまで似てるんですって!

なーんか、ジミーにじんわりと嬉しい、きっとこの人は現役のときは仕事ができたんだろうな

と思わせる。

近頃は誕生日ともなればSNSであっちこっちから誕生日メールが来ます。

中には親切に「〇〇歳のお誕生日おめでとう!!」とかいって、しっかり年齢を書いてくださ

る人も、自分の歳もわからんようになったとでも・・・・? 親切な人ねありがたいわ。

かと思えば、「歳が増えて嬉しいわけがないよね」と言ってくれる人も、もー神だわ。

こんなコメント一つ一つに反応するのもやはり歳のせいかしらねー。

私も今までお誕生日メール何気なく送っていたけど、受け取る側の気持ちを、今以上に考えよ

うと思ったわ。

まっ、受け側の鈍感力ちゅうのも必要なんで、そうやってみんなと仲良くやっていきたいと思う

今日この頃、なーんて事のないお話でした。


2024年6月3日月曜日

成瀬は天下を取りに行く


 別に本屋大賞を取ったから読んだわけでなく、仕事の打ち合わせに一時間も早く着いてしま

い、時間つぶしに本屋でウロウロしていたら平場に陳列してあったこの本に出会い、立ち読み

していたら、どんどん読み進み止まらなくなり、思わず購入してしまいました。

帰宅するやいなや、一気読みしてしまいました。

奇天烈な天才少女のお話なんです。

西武大津店の閉店のところが特に好きで、閉店中継のテレビに映り込みたくて、西武のユニホ

ームを来て毎日カメラの前に立つのです、それもKURIYAMA、引きずり込んだ友人には、

YAMAKAWA(?!!)彼は西部にいたのかー。

三越の閉店時にバックヤードで働いていた私には、なんか懐かしくて、その頃のことが思い出

されて、大きなデパートがなくなるという、なんとも言えない寂しさが、わかるわかる。


突然M-1にその友達と、挑戦したり、友達もよく付き合いはるわー。

その時のエントリー番号5082を瞬時に素数因数分解出来てしまう非凡な才能がすごい。

自身は200歳まで生きると豪語し、達成のために与えられたリソースを日々完璧にこなすのです。

髪の毛が3年でどれだけ伸びるかを見るために丸坊主にしてしまうとか。

まー色々やってくれますの。


こんな女の子、普通なら浮いてしまいます、特に今の時代はそんな感じでしょ?

でも周りの目を全く気にしないのです、それもなんだかなーと思うのですが。

出る杭は打たれるというけれど、出過ぎた杭は打たれないって、松下幸之助さんも言ってたけ

ど。

同調圧力なんかクソ喰らえって感じ。

こんな友達がいたらな〜、こんな娘がほしいな~、こんな孫いたら楽しいやろな〜。

大谷翔平君にもそう思ったけどね、いやいや今からでも遅くない、誰になんと言われようと、

私も我道を行くわ、好きなことして突っ走ってやるわ!


※追記  この本で知ったのだけれど、琵琶湖って、河川法上は、水深約104mの一級河川    

     なんですって








2024年5月14日火曜日

お江戸への旅日記②

 お待ちかね第二弾、誰も待っていないかっ!

その後、お昼ご飯に、以前から行ってみたかった駒形にある泥鰌鍋のお店へ。


お店の玄関で半被を着た方が、木の下足札をくださって、そこからお座敷に、二階はテーブル席

もありそうなんだけど、せっかくなのでお座敷を選びました。

一昔前にタイムスリップしたみたいに、竹むしろに藍染のお座布団、高さ15センチ位の一枚

板のテーブル、何から何まで、昔のまんま「よろしいなー」

そこで柳川鍋とクジラの唐揚げを頂きました。

現代ではなかなか口にできないものばかり、お漬物までみんな美味しくて満足満足。

お腹の膨れたところで、今度はスカイツリーへ。

予想はしていたけれど、すんごい人で、チケット買うのにも中に入るのにも、長蛇の列。

行き交う言語は、色々、私のほうが異邦人みたいでしたわ。
スカイツリーはフリー画像からいただきました


少し曇っていたけど、ちょっとの間 富士山も見ることが出来ました。

海外のご家族がお着物来て楽しんだはりました。

で、次は泉岳寺さん

四十七士が祀られていますよ。






4時半までだったので、走って走って、5分前に到着。

もうこれ以上無理!

娘からのスタバの母の日クポーン使って、高輪のスタバでお茶して、東京駅へ行き

新幹線の予約切符2時間前倒ししてもらって、帰りましたとさ。

あーしんど!

2024年5月13日月曜日

お江戸への旅日記

 


久しぶりに東京へ行ってきました。

理由は、話すと長くなるのだけど、娘が3月にサイパンへ行ったんですよ、そこでご機嫌なバ

カンス楽しんだんだけど、そのときに観光で「バンザイクリフ」へ行ったんですって。

太平洋戦争末期に敵兵に追い詰められた日本人非戦闘員が日本に一番近いここから

「天皇陛下万歳!」って叫びながら80m下の岩盤の海に飛び込で自決した場所。

その数10000人といわれ、海が血で赤く染まり、先に飛び込んだ人がいるのに また飛び込んだ

ので海の中に沈まなかったと言われるほどの悲惨な模様だったそうです。

って話をガイドさんに聞いた話を、それをまた私に聞かせてくれました。


そこで娘は海軍だった私の父、つまりは彼女の祖父が南方での戦いに参加していた事を思い出

し、色々と調べたんですって、昔の戦友たちとの写真なんかを調べて、戦後父たちが生き残った

戦友たちの交流の写真なんかで、トノレイ会というのを知りその会報が、東京九段の昭和館の

図書館にあって、その中に父の投稿した文章が、あるというのを突き止めてきたわけです。

ブーゲンヴィル島にあるトノレイ湾からその名前をつけたみたいで、あまり詳しくわからない

のです、父はあまり戦争のことを話さなかったので。

でも父の記録からだとニューギニアでは兵士の75%の方々が戦死なさったそうです。

父がそんな会のために会場の世話したり、頭ゴシゴシ書きながらなんか文章書いていたのは覚

えたいたのだけれど、ちょうどその頃は20歳位で自分のことばかり考えていて、そんな事をし

ていることに気にもとめなかったのだけれど、今になって、そんな父の文章が読みたくなり、

それでその昭和館に行くことになったわけです。

図書館でその会報を借り、泣きながら読みコピーさせてもらいました。

戦歴や、その後の会の活動のこと何かを書いてあったのですが、なかなかうまい文章。

というか、他の人達のも読ませてもらったけれど、皆さん文章おかきになるのが上手で、語彙

が豊富、さすが昔の人って感じ。


そしてその後はやはり靖国神社。

一度は訪れてみたかった。

大きいですわー、きれいにお掃除も行き届いて。

警備の人たちも多くて、早朝だったので観光の人はそんなにいないのだけれど、何か知らない

けど独特の雰囲気のある神社でした。

そこで入口近くに特攻隊員さんのご両親に送った手紙・遺書が掲げてあったのですが、それを

読んで又又涙、それにしても二十歳前後の青年のその文章もとっても立派で、

「あーあーもったいない、こんな良い若者が」ってつくづく戦争の愚かさを再認識しました。



その後は、しっかりお上りさん気分で、あちこち観光しまくって、次回のブログにて、

ご期待ください。

2024年4月21日日曜日

極楽浄土の庭


 私のウォーキングコースの一つは四天王寺さんです。

家から1キロぐらいで行けます、昨日はいつも気になっていた本坊のそばにある「極楽浄土の

庭」に行ってきました。

境内を歩いていると観光客によく入口まで道案内をするのですが、私自身はまだ行ってなく

て、ふと死ぬまでに行っておかなくてはと、こんな事を思い立つのも歳のせいかしら(泣)


庭園の構造は中国唐時代の僧善導が説いた「二河白道」の説話に基づいているそうです。

庭園に流れる河は、衆生の貪りや執着を表す「氷河」といかりや憎しみを表す「火河」であ

り、その間には衆生の善心と信仰心を表す「白道」が続き蓮池「極楽浄土の池」に行き着

く。


以上パンフの記載されていたのを、そのまんまいただきました。

池の中央にある石が阿弥陀三尊石、右の小さく見えるブルーの建物は八角亭。

窓ガラスに色がついていて、中は周りに座れるようにベンチがあります。

明治36年に天王寺で博覧会があり終了後、四天王寺が譲り受けたそうですよ。



気になったのが、「千人斬り碑」亀さんの上に立っています。

なんでこんな碑が立っているのかわからないけど、、、

松下幸之助さんの寄進されたお茶室(和松庵)もあって。

いろんなものがある「極楽浄土の庭」です。

他に観光客もいなくて、静かで、鷺や烏や雀の囀りを聞きながら、躑躅や、菖蒲も美しく、耳

にも目にほんとに優しくて、ゆ~っくり出来ました。





2024年3月1日金曜日

北船場界隈をあちこちと



今日は久しぶりに友人と湯木美術館で開催されている、茶道具展に行ってきました。

こちらは、吉兆さんの創始者湯木貞一さん収集の茶道具を主に展示されています。

見るもの見るもの名物茶碗揃い、他のお道具も素晴らしい、当たり前だけど。

個人の美術館らしくこじんまりとしていて、とても見やすくなっています。

なので一時間ちょっとで見て回ることが出来、その後、今まさに船場で開催されている。

各家々のお雛様を見に行くことに。

まずは、歩いて1分ほどのところにある鷹岡家のお雛様。

入ってすぐに桃の花がお出迎え。




お雛様もさることながら、お道具類の素晴らしいこと、タンスや長持ちにまで細かい細工が、

裁縫道具の引き出しには、ちゃんと火熨斗やコテまで入ってます、これは、おばあちゃんとこ

ろで見た事がありました。


これはお台所のミニチュア、本物そっくり、精密に作られています。

鷹岡さんはラシャ屋さん(高級紳士服生地やさん)でお雛様の後ろには、紳士もんの生地が積

まれて居ました。

これをよく保存してはるなーと感心してしまいます。

私なんか、7段飾りは倉庫に入れっぱなしで、姉がこしらえた木目込人形のお内裏様とお雛様

が、チェストの上に鎮座増しましています。


一応、嫁入り前の女ばかりの家なんで、毎年飾るんですわー、そして3日の夜に速攻で片付け

ます、嫁に行きそびれるから。


その後は芝川家のお雛様も見に行きましたけど、写真は取れなかったです。

あちこちでビルの階段に赤い毛氈引いて飾っていたり、ビルの一階のウインドウから見えるよ

うにお雛様を飾ってあったり。

もう船場はお雛様だらけ。

この辺は他県のみんなが思い浮かべる、コテコテの大阪と違い上質な文化と歴史がが息づいて

ます。

3日までです、今年見逃しても毎年っやってますよー。

追記:娘に「よその家のお雛様見に行くんやったら、私のお雛様も出してあげてよ!」って言
   
   うから倉庫にあるお雛様30年ぶりかで出して飾りました。(自分で、出したらええやん!)

   場所取るからお内裏様とお雛様そしてお嫁入り道具だけにしましたよー。


   長い間ごめんね、狭いところに追いやって。







 

2024年2月14日水曜日

蟹のお宿で見つけた着物リメイク

2月になると蟹を食べたくなります。

で、行ってきました、日本海側にある峰山まで。

何時もは越前海岸なんだけど、今回は京都。

今回のお宿は「三和荘磯の香」あまりこんなふうにステマみたいにお宿の宣伝しないのだけど

文句言いの私が本当に満足したんです。

蟹にうるさい私が、味とお値段に、満足したのと、スタッフの笑顔、お宿の雰囲気。

まるで口コミみたいやわ。



お部屋のそこかしこに、着物や帯のリメイク作品が品よく設えてあり。

さすが丹後ちりめんの里。


この作品は女将さんの手作りです。

お土産に丹後ちりめんでこしらえたクリップをいただきました。


お腹がはち切れるのではないかと思うほど飲んで食べて。

腹ごなしに早朝お散歩に出ると、もはや若者がイヤ、おじさんかもしれないけどサーファーが

波と戯れていましたわ


見えますか遠くにサーファー2名がいますよー
 
リピーターさんからのプレゼントだそうです、
蟹さんもこんなにリメイクしてもらって、草葉の陰で、いや波の底で喜んでいるよ

旅のお土産は温泉に浸かったピカピカのお肌です、そんなんいらんって!

そりゃそうですよね、めっちゃ、ようわかるわー。

2024年2月11日日曜日

もはやそこは、中国。





 

今日は、天王寺てんしばで毎年行われる大阪春節際に行ってきました。

一足会場に入ると、耳に入る音や言葉、鼻を刺激する、匂い、そして目に入る赤や緑の極彩

色、日本ではありません、中国です。

狭い、出店の前の通路を押し合いへし合い、たどり着いたイベント会場に、にぎやかな歌踊り

演奏で、アジアの旧正月を楽しんではりました。

ここならビザもいらないし、渡航費もいりません、写真撮影もOK。

ただやし、以前にも来たことがありますが、今回は以前にもましてバージョンアップ。

見ごたえがありましたよ。


一番の人気は変面です、今年は三人もいらして、客席にまで降りてきて変面を眼の前で見せてく

れたけど、どないなっているのかさっぱりわかりません。

万里の長城、みたいに国宝だって。

本当に不思議でした。

変面だけでなく踊りもキレッキレで、皆さん大盛りあがり。

又来年も行こう。


2024年2月8日木曜日

三千世界と宇宙銀河連合?!?


 今回のお茶の稽古場のお軸は、季節柄ですけど、梅三千世界香。

禅語で、心を澄ましていればその香りが天地一杯に広がっていることに気がつくって意味らし

い。

三千世界って言葉は、お軸や、お経にも良く出て来ます。

世界中のこの世のすべて宇宙の集合単位です。


ところで話がころっと変わりますが

その昔尊王攘夷志士の高杉晋作さんが、「三千世界の鴉を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい」って

粋な都々逸をこしらえはりましたが、昔はそんな言葉普通に使っていたんですかねー

時代とともに、言葉も変わってきました。

宇宙銀河連合のコマンダーなら古代の宇宙船に乗ってそれを眺めることができるかも。

って、すんごい話にぶっ飛んでしまいました。



2024年2月7日水曜日

ハサミを研ぎたいのです。

大正ロマンの香りがプンプンする絵羽織を、平安貴族っぽくリメイクしました。

このデザインはお客様のたっての希望です。

後ろにはちゃんと家紋も忘れずに残しておきました。

これが元の絵羽織

着物のリメイクはほとんど絹ですが、今回は鋏の切れが悪くて、それでもって、この生地の

地模様は、まるで綴れ帯のように裏に沢山の糸が通っていて、白地の模様は胡扮が施された上

に、模様が描かれていて、切りにくい切りにくい、硬いところがあったり柔らかいところがあ

ったり、今はもうこんな手の込んだ生地はないでしょうね。

で、腕が悪いのにぼやきますが、切れ味が悪い鈍ら鋏で難儀しました。

えっ!言ってる意味がわからない?

刃物の切れが悪い事を昔から鈍ら(ナマクラといいます)。

何時も、包丁や鋏の斬れが悪くなると、何ヶ月に一回和歌山から来てくださる、研屋さんにお

願いするのだけど、「トギー、トギー」って近所を回ってくれて、その声を聞いたら家の中の刃

物をお願いしていたんだけど、2・3年前位から来てくれなくなりました。

「どないしはったんやろー、引退するにはまだ早いよなー」なんて思いながら。

最近は、私等みたいな、縫いもんをする人間には本当にやりにくい、生地やさんはなくなる

し、お気に入りの材料やさんも次々閉店。

着物解きや、洗い張りも京都まで行かなあきません、昔は(出たー、昔話が)近所になんぼで

もあったのになー。

やりにくい世の中になりましたわ!

最後はボヤキで締めます。


 

2024年2月6日火曜日

ニットを編みながら瞑想して小説を聞くって!

いつ仕上がるかわからないショール、ただただ編み進めてます瞑想ニット

最近の私のマイブームは耳で聞く小説。

針仕事をしたり、編み物をするときに、聴きながら作業をします。

ときには子守唄代わりにもなるのです、この歳で子守唄でもないけど、眠りも誘ってくれます。

お気に入りは「吾輩は猫である」ずっと昔、紙で読んだ記憶があるけど、改めて聞いてみる

と、猫を飼っていたしかもしれないけど、猫の気持ちがよくわかり、先生との会話も実に面白

い。

次は、宮部みゆき、ぶっ飛んだ内容でこれまた面白い。

その次は、浅田次郎。

毎回泣いています、こんなの電車の中で聴くと皆んながびっくりするでしょう、家でしか聴け

ません。

本当にうまく泣かせてもらえます、泣きたいときがあった時に、ついで泣きに便利。

びっくりしたのが、山本周五郎の「おもかげ妙」内容は相変わらず暖かくて、人間味に溢れ、

ほっこりします、言葉使いや世界観が日本っていいなーて再認識。

で、聴くにつけその美声に聞き惚れてしまいます。

で、先日ハルカスに買い物にいった時エレベーターに乗ったんです、このエレベーターはなか

なか、スムーズに来ないのが有名で、暇なときにしか乗りません。

その案内の美声が、聞き覚えがあるのです、どこで聴いたかなー、と後ろ髪を惹かれながらら

家に帰ったのです。

そして夜にその小説を聴いていたら「わかったわ!!」同じ声です。

その美声の主は、窪田 等さんだったのです。情熱大陸なんかもナレーションしたはります。

本当に良いお声。

この年になると、目も疎くなるし、スマホで簡単に小説が素敵な美声で聴くことが出来て、

ええもん見つけましたわ、お勧めです。