2011年8月15日月曜日

幾つになってもお顔のリメイク


朝、母が化粧をしているのを、ふと見ると、コンパクトが、新しくなっていて。
「買ったの?」と訪ねると「昨日買うたよ!」の返事。
駅前の化粧品屋さんまで、一人で買いに行ったらしい。
私の足で6分の道のりを、30分近くかけて、途中3回ほど休憩をしながら、この炎天下の中、シルバーカーを押しながら、よたよた、とぼとぼ・・・・。
いっつも、私たちを、リモコンのように、お茶入れてとか、テレビ付けろとか、近くに行く時でも。車で送り向かえ、させるのに。
自分の欲しいものがあると、どんなに困難な道のりも、ものとも出ず、行ってしまうという、なんたる執念。美に対する欲望。
食欲もそうなんです、以前どうゆうわけか、吉野屋の牛丼を食べに、これも一人で、行った時があって、びっくりしましたが。
もう92歳やからと思って、「これ着とき。」とか、「これ食べとき。」なんて言って、私たちの意見を押しつけては、いけないのです。
母には、母の人格があって、当たり前なんですけれど、母の、やりたいことを、尊重しなくては、いけないのだと、つくづく、思い知らされました。
コンパクトを覗きながら、「ここのシワなくならないかー」 なんてつぶやく母を、横目で見ながら、いつまでも、女らしい気持ちをなくさないように、おやじ化してきた我が身を反省した次第でございます。

日時: 2011年08月15日 11:13

0 件のコメント:

コメントを投稿

「Mのページ」を、最後までお読みいただきありがとうございました。