母が、買ったままで、仕立てるのが面倒になったのか、ほって置かれた40年も前の代物。
柄行を見て仕立てられるものは、着物に仕立ることにして、白地や、派手すぎて私も娘でさえ着ることので
きない反物は、染めることにしました。
色々、染物屋さんをネットで調べていたら、工場見学&染物体験のできる染物屋さんを発見!
京都二条にある、浜本染工さん。
着尺の白地とオレンジ色のど派手な羽尺を持って、娘といざ京都へ。
工場に着き、ご挨拶もそこそこに、早速染めのイロハからお勉強です。
色の三原色から、何と何を合わせるとどんな色になるか、昔こんな事美術の授業で習ったような。。。
大体の希望の色をお伝えして、実際に染めることに。
娘の白地の反物は、薄めの色で仕上げたいので先に染めます。
教えていただいた色の三原色をもとに 染料をブレンドし、染色液を作り大きな水槽に入れます。
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染料を調合して水槽に入れている |
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染料の入った缶 |
反物を水で縮ませてから、
大きな風車のような物の、周りに
反物を巻き付けてた後
その染色液の入った大きな水槽にドボンと
漬けて回転させながら、高温で染めます。
途中に染め上がりの様子を端切れで確認しながら、もうちょっと、青が足りないとか、今度は、黄色を足そう
かと、次は、灰色もとか、take1、take2、。。。。結局 take6 でやっと思い通りの色に仕上がりました。
そのあとは、染め液の水槽から、反物がまかれた、風車状の装置を出して、反物を外し水洗いをして、乾
かします。
そのようにしてオレンジ色のど派手な反物も、きれいで暗くて渋い紫色に。
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オレンジの布が紫に染められていきます |
濃い色なので染料は沢山使います。
さっきと同じように、あーでもない、こーでもない、の繰り返しをして、前回より一回少ない5回で、仕上がりま
した。
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染め加減を確認するためのためし布 |
その後は、使った道具の洗浄です、これが大変肝心で、少しでも染料が残っていると、次の染めに影響す
るのでしっかりと洗浄しなくてはいけないのだけれど、これはすべて社長がしてくれはりました。
その後反物を干場で干して完了です。
すべての作業時間2時間半くらいでした。
仕上げの作業があるので、手元に届くのは2週間後になるそうなんですが、手元に来るのが愉しみ。
ほとんどの作業は、社長や、娘がやってくれて、私は工場内をウロウロ見て回ったり、社長と、祇園やお寺の
誰も知らない裏話を聞いたりでしたわ!ヤッパリネ^^
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