2015年11月27日金曜日

鯛の鯛

大阪のおばちゃんの特徴は、おしゃべりで、おせっかい、そして始末しい。

お料理でも、魚一匹、無駄なく使い切ります。

鮭のあらで、粕汁・お鯛さんの兜煮など、出汁をとった昆布でも佃煮にしてしまいます。

今もブログ書きながらお昆布煮てますねん。

昨日の夕食は、鯛の兜煮、牡丹(老猫)もがっかりするほど、骨すすって美味しく頂きました。


食べた後は、その骨の中から「鯛の鯛」を探し出します。

いつもはそんな事しないのですけど、宝くじ買ったことやし、くじと一緒にしときましょ。



「鯛の鯛」撮影していると、洗っていても匂いするのかして、牡丹が鼻クンクン言わして近づいて来

るんです。

牡丹はいらんでしょう、持っていたって所詮、猫に小判ですやん!

オチがついた見たいやし、昆布も煮えたころやし、この辺でチャンチャン。






2015年11月25日水曜日

芋きんとん

さつまいもで芋きんとん作りましたよー。

林檎もそれから巨峰の干し葡萄もいれて、豪華

キョホー(^_^ゞ

美味しそうでしょ、そのつもりでしたのよ。

仕上げにねシナモンパウダー入れたつもりが、間違えてクミンパウダー入れてしまったんです(>_<)

ビンが同じ形しているのでって言い訳にもならないけれど。

カレーのあとのデザートに、きんとん食べたと思えばどーってことないけど。

2015年11月23日月曜日

映画 FOUJITA

小栗康平の久々の監督作品『FOUJITA』。



オダギリジョーも藤田嗣治も好きですねん、「これは何が何でも行かねばならぬのじゃーー。」

と言うわけで行って来ました。

小栗監督らしく相変わらず台詞が少なくってストーリーがいまいちよくわからなくって。

でも美しい絵画を見ているみたいな映像でした。

FOUJITAに扮した、オダジョーのルックスもフランス語も素敵!(フランス語お上手なのか下手なのか良くわ

かりませんけど)

藤田画伯の絵も見ることが出来、まるで美術館に行ったようです。

はっきり言って内容はわかりにくいとこあったし、何で此処でこうなるんかしら???が多かった。

でも美しいからいいわ。


















パリは、色彩が綺麗で、

日本は、反対に墨絵のような色目で、対照的でした。

それが小栗監督のこだわりなのかしら?

パリの女性たちは、みんな女らしくってきれいなドレス着て、脱いでも素敵!

そりゃ絵に描きたくなりますよって感じです。


オダジョーが、映画の中で着ていた白のスーツ、いいんですよー。

以前「メゾン・ド・ヒミコ」でも白のスーツ着ていて、キュンキュンしたけれど、やっぱりいい男は、白の

スーツですわ。

チョイ一回り大きくなりはったけど、それも大人な感じで素敵ですのよ。


今回もう一つのドラマがありまして、向かいに座った中年男性お二人、なんかえらーい仲良し

で、それでメゾン・ド・ヒミコ」を思い出したのかもしれませんわ。。

それから、二人隣のお若い男性の携帯のバイブ音が、最初から終わり近くまでブーブーブーブ

ー鳴りますねん、何時になったらあきらめるのかと思ったけれど、そんなにヒステリックに鳴らさな

ければならない、理由があるのかしらん?

まだあります、後ろの中年カップル、女性がしゃべるのに、ちっとも返事しないのです。

それでも、話しかけるのですが、まったく無視。

上映中だからかもしれないのですが、それなら「だぁっとれ!!」の一言でも言えばいいのに。

私の席の周りは、それぞれドラマチックだったわ。

だから余計に気を取られて、わからない映画になったのかもしれないけれど、けれどオダジョー

は素敵やった!











2015年11月20日金曜日

叔母の入院

昔大変お世話になった、叔母が入院したと聞き、先日お見舞いに行って来ました。

感染症の病気で、高熱が続き、手足に腫れもあるそうで、80を超えた高齢だし、老人特有の症状

も出始めていると聞いていたので、兎にも角にも、よれよれの母と、姉とですっ飛んで行きました。

病室に入ると、「マサチャン来てくれたんやー」と喜んでくれて、普通に会話をしていたのだけれど。

でも突然急に大きな声で「こんなわけのわからん病気になったんは、私が悪いからやー、私の業が

強いから罰があたったんやー。。」と叫ぶように泣き出すのです。

何でそんなに自分を責めるのか、わからない。

叔母と仲良し飛鳥ちゃん



私が小さいころいつでも夏休みになると、母の里に行き、長い間叔母にお世話になったもんです。

母はその間楽するわけで。。

祖母がいるとはいえ、田畑の仕事、家事やほかの事で忙しいのに、我侭な私と姉の面倒まで見な

くてはいけない叔母は、どんなにかしんどかっただろうに。

叔母の子供である、従兄弟と私たちが喧嘩しても、私たちでなく無条件に息子たちをしかりつけた

り。

食事やおやつも、いいものをくれたり。

その時はなんとも思わなかったけれど、今から思うと、叔母は気の重いことばっかりだったろうに。

昔の長男の嫁と言うものは、ここまでしなくてはいけなかったのだろうか、もしも私が同じ立場だっ

たら、真っ平ごめんだわ。

どれだけやっても、小姑たちに影で文句言われ、その小姑が母なんですけど。。

子供心にも、なーんか違和感を感じていました。

今でも叔母の作ってくれた、あんころ草もちやカステラの美味しかった話を母にすると。

「けどなー。。。」と素直に同調しない母、どこまで根性悪なんやろ。

その数日後、いつも遊んだ従兄弟が、新米と採れ採れのお野菜をもって来てくれました。

その野菜は、叔母が入院ぎりぎりまで手入れしていた畑でこさえた野菜。

新鮮で美味しいお野菜を頂きながら、叔母の人生を考えてしまいました。

叔母は叔母で、姑小姑を、難なくこなし(どっかで聞いたことのあるフレーズですけど)夫を支え、子供や孫

に囲まれ、実り豊かな人生やったんだわ、オットットー 今でもですけど。

昔の女性って改めて偉いなー、今の人、いや私なんか、ましてや私の娘なんかには、どだい無理

な話です。

その後の経過は、合う薬が見つかり腫れも熱も引いたそうで、でもお正月も病院だそうです。

早く退院できるよう祈るばかりです。

でもねー。。

退院したらしたで、従兄弟の嫁さんが又介護で大変なんやけどね。

そうやって長男の嫁の苦労は繰り返されるのだー。

わかるかな男性たち!

そうやー、ブログ書いたついでに叔母に今までのお礼と励ましの手紙を書こうっと。








2015年11月16日月曜日

まな板とセーターのリフォーム

もう20年以上奉公してはる我が家のまな板。

真ん中のところが凹んでしまい、最近は、きゅうりを輪切りにしたり、お葱を小口切りにしたりする

と、繋がってしまうようになりました、万国旗のようにきれいに繋がりますよー。

かんなで削ればよいのは解っているのだけれど、残念ながら我が家にはかんながなく。

仕方なく叔父の家まで、大好物の千鳥饅頭持って、ご機嫌伺いかねて借りに行くことに。

歯の出し方や調節の仕方、削り方などのレクチャーを受け「無理やろな!」という暖かいお言葉ま

で頂きましたのよ。

ふと叔父が着ていた暖かそうなカシミヤセーターを見ると、前のところに虫穴が開いているでは、あ

りませんか。

私、こんなの見ると、見過ごすことが出来ません。

一つ見つかれば、大抵3個はあるもんです、案の定4個ありましたわ。

「ええねん、かめへんねん、このまま着るねん!」

と頑固に言い張る叔父から無理やり脱がして、持って帰ることに。

かんなとセーター持ち帰り早速セーターからお修理。

修理に使う元糸を脇から取り、針に通して穴のところを編みなおしていきます。

30分もすれば完成。



次はまな板です。

これが、なかなか大変、まな板はもともと硬いのでちょっとやそっとでは削れなくて、30分もやって

たら、腕は痛いし汗は出るし、終いには飽きてくるし。

3日ほど奮闘してもこの状態です、真ん中がまだ少し凹んでいるけど、また気が向いたら削ること

にして、今年中に何とかなりそうだわ。




針仕事も楽しいけど、大工仕事も楽しいもんです。

でもねー、心の中にぽっかり明いた穴や、凹んだ気持ちちゅうのは、どないして直したらええもんで

すかいなー、誰か教えてほしいもんですわー。

2015年11月13日金曜日

お茶のお稽古と土俵

実は、去年から娘と二人でお茶のお稽古に通っています。

遅ればせながら二人とも花嫁修業(笑)

先日、やっと様になって来た娘のお手前で、お薄を頂いてほっこり。

ふと、お座敷の四隅上方に見知らぬものがぶら下がっているのを発見、今まで気づけへんかった。

蚊帳でも吊るすんかいなー。。いやいや炉も切って、蛭釘も天井に刺さってある座敷にそれはない

わなー。。

お稽古中にもかかわらず、すぐに知りたがる私は、早速先生に「あれなんですノン?」と聞きました

ら、「御富妓玉(みほぎだま)ですねん、この家建てたときの新築祭に大工さんがくれはったんです」

「そうなんですかー、又蚊帳でも吊るすんかいなーと思いましたわ」

女性神職さんの梅風日記から画像お借りしました


「よく聞かれますけど、蚊帳の発想ははじめてやわー」そして、あきれながらも御富妓玉の詳しいお

話をいてくださいました。

青い玉は青龍神で、東北の角。赤玉は朱雀神で、東南の角。黄の玉は玄武神で西北。白い玉は

白虎神で、西南の角に飾るのだそうで、邪気を祓う力があるそうです。

なーんか今やってるお相撲の土俵の赤房青房とおんなじやないですか。

「相撲の土俵の上の房と同じですね」と言ったら、「私、相撲のことよーわかりませんけど、関係ある

かも。。」

蚊帳、言うたり相撲と一緒にしたり、なんやろね、と思われてるかも知れないと思い。

まだまだ話したかったけれどお稽古に戻りました。

ほんまに無駄に年ばっかり食って知らんことばっかり、でも新しい事をあると大層嬉しいもんです

早速家に帰りサイトで検索してみましたわ。