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汲出しのお湯のみ |
薄茶を頂くフルコースです。
寄り付きで、汲出しを頂き、心を静かに整えて、
呼んでくださるのを待つのです。
例によってあの狭いにじり口から、お茶室に入ります。
そして、お軸、お道具を拝見して、お席に着きます。
そこで、懐石です。
残念ながらお台所が使えないのでで本日は、お弁当ですよ。
その他、長澤さん手作りの八寸は鴨や黒枝豆
懐石料理のメインは、煮物碗、それも先生の手作り。
今日は、萩真蒸です。
煮物碗が運ばれると、塗りのお碗の美しさを眺め
そして、蓋を開けると、スダチの香りがして
美味しいお出汁の中にその真蒸があるのです。
魚の身とホタテの生地に小豆と枝豆で、
こぼれ落ちるような萩の花を表しています。
スダチで、露草を表現しているのですって。
蓋付きってワクワクします。
開けた瞬間、目と鼻で、瞬時に季節を感じ、舌でその美味しさを味わえます。
それは、作る人と、食する人の無言の対話です。
心をこめておもてなしをする亭主の気持ちが、しっかり客に受け止められる瞬間です。
なんか、いつもと違う、私のブログ。(ドナイシタン??)

でもそれだけ、手間隙掛けて、作られた
その萩真蒸が、美味しかったんです。
後は、もーええわって感じなんですけど。
そのあと、またまた、主菓子は手作りの栗金団。
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もーええわ、と言いながら目の前に栗金団が現れたとたん、画像撮るのも忘れ、お口の中に入れ
てしまったので、画像お借りしました。
そして中立ちとなって、後座続くのです。
後座は、床の間のお軸をはずして、お花を飾ります。
お花は、宋旦槿、たまさきフジバカマ、節黒仙翁、白山菊、鈴虫花
矢作ススキ、新高不如帰草。
画像小さくてすみません。
後座は、お濃茶を頂いて、そのあと薄茶に続きます。
ぬらして折りたたまれた、茶巾と、
使っった、茶巾を入れる、茶巾落とし。
多分山中塗りかな?
お濃茶を頂いた後、お茶碗んの口元を
濡れ茶巾で、綺麗に拭くのです。
回しのみだから。

お干菓子も、手作りです。
菊の落雁と菊の葉っぱの形の緑色の州浜。
一通り、すべてのお茶事を済ませた後は、
めいめい自分でお茶をたてて、お菓子を頂き
女子会?
いやいや、婦人会。
痺れた足をいたわりながら、ワイワイガヤガヤ。
浮世離れした優雅な空間から瞬時に、あわただしい日常に戻らなければ。
帰って晩御飯せなあきませんの(泣)。
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