お題目は「わがババ わがママ 奮斗記」。
大昔は、そんなに長生きしなかったし、働けなくなったら、自然に寿命を終えることが出来たのに、今はなかなかそれが出来ない。
動けなくなった老人を誰が面倒見るか?
伝統的に、長男だから!女だから!は、少し前ならそれで済んだかもしれないけれど、女性の社会進出や、結婚制度の変化(離婚の増加)に伴い、そこが困難になっています。
主人公の台詞にも会ったように「お母さんは、長男夫婦に見てもらうのがスティタスなのよ!」
と相変わらずの台詞。
ここでは、外国の介護制度のよさを主人公の台詞の中に訴えていたけれど、日本人にそれが当てはまるかどうかは疑問です。
芝居の中にあったように、うまくヘルパーさんや、近所の友達に協力してもらいながら、肩肘張らずぐうたらと、年寄りとけんかしながら、暮らすしかないのでは。
今は、介護する側だけど、将来は介護される側になる私は、わがババさんの意地悪ばあさん的なコミカルな演技に、「うちのばあさんも同じやん」と相槌を打ったわ。
家事の事や私が着る服にまで、不自由な体で、指示や文句を言う、いつまでたっても子供は子供。
監督下におきたがる、それこそ「わがババ」が、我が家にも一人います、一人で充分。
お芝居は重たい内容だけど、共感できました。
そして、将来介護す側になる、(なるうやろか。。)
娘の感想は、「大体何かにつけてタバコすう場面多すぎるわ!」とか「ウーマンリブ的な発言多すぎる!」などフェミニズムに関してのとこまで突っ込んでいて、「そこですか!」って感じ。
やはり、年代の相違、今まで生きてきた経験の差で、観劇の感想も違ってくるのね!
実際この本が書かれた時代とは、きっと20年くらい差があるかと思われました。
最近は、介護する側は、女性ばかり、なんて言えなくなっていますもの、お向かいのお宅も息子さんが自宅で介護なさっているし、筋向いのお宅も、定年後、奥様と別れて、実家に帰り、お母様の面倒を見ていると言う、びっくりしてしまう現実もあります。
時代が変わっていくと、介護の方法も変化して、私が介護してもらわなくてはならない時は、どないなっているんでしょうかね!!
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