トンボ公園に来えーへんか？

先日、出先で携帯が鳴って、友人からの電話。

「今、トンボ公園に居るねん、出て来れない？」って急に。

「あかんわ、３時まで身体空かないんよー、残念！」

「トンボ公園懐かしいなー、子供の頃よーここで野球したなー」って暢気に言うのよ。

昔に遠い海の向こうに引っ越して、（海外ではないけれど）、時々帰ってくるのだけれど、言ってくれれば

いいのに、急やもん無理やん。

子供みたいにトンボ公園に居るから来えへんかって、ガキやないのやから、充分嫌になるほど大

人になってるし。

でも、後からなーんかジーンと来て、切なくなりましたやん。

本当は国分公園なんやけど、子供の頃は皆で、トンボ公園って言って、ブランコしたり、滑り台で滑

ったり、シーソーしたり懐かしい場所。

短いスカート履いて、滑り台滑って、ズロース真っ黒けにし、お母ちゃんに、よー怒られたわ。

いっぺんに大昔にタイムスリップしてしまいました。

いいなー、こんな無邪気で、のほほんとした会話。

電話でのほんの短い会話だってけれど、後からジワーっと来て、大事に心の引き出しに仕舞って

おきますわ。

私は、いつの頃からか、こんな、なんでもない些細な事柄を、引き出しにいっぱい貯めて。

辛い事や、悲しい事があったとき、少しずつ小出しにして、気持ちを切り替える作業をやってきま

した。

ノー天気に見えますけど、これでも苦労してますのよ。

お金はちっとも貯まりませんけど、ちょっとしたええ事柄は、大分貯まりましたわ！