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上の写真の右側にあるのが和紙でこさえた蜘蛛の糸です |
「能って難しい?いえ、けっしてそんなことはありません」と副題が付いてます。
雨の中行って来ました。
最初に、演出家である、わかぎゑふさんと大槻文蔵さんの解りやすいお能のお話から
始まりました。
わかぎさんが、私達目線で上手に不思議に感じてたことを大槻さんに質問し手下さる
のです。
たとえば屋内なのに何故屋根があるかとか、それは昔は、能舞台というものは屋外に
あって、それを雨でも、夜でも公演できるよう近代になって、建物の中に設えたから
だという事らしい。
それから、目ざわりな柱、相撲の土俵のも屋根があるけど、吊ってあるから柱があり
ませんが、お能の場合は、ないとお狭い視野になる面をつけたシテが舞うときの目印
にもなるからで、大抵歩幅で勘定してはるだろうけれど、落っこちたりしたら大変で
すもの。
鏡板の画はいつも松なのは、どの演目にも差しさわりがないから、桜の春でも、紅葉
の秋でも、松ならフィットしますでしょ。
というような楽しいお話のあと、お待ちかねの土蜘蛛です、今回は大槻文蔵さんのお
孫さんの祐一さんがシテ土蜘蛛を演じられるのだそうで楽しみです。
シテがお若いので、後見の方たちもお若くって、おばちゃんにとって、とっても景色
がよろしいわ^^
ワキに福王知登さんも出たはりますよー(フッフフー♪)
土蜘蛛のお能自体も、割と動きのある眠くならない(笑)演目ですけど、今日は特にキ
ビキビ、シャキシャキ、蜘蛛の糸も心なしか、「いつもより多めに巻き散らかしてお
りまーす」って感じ。
最後にやっつけられた土蜘蛛は、なんと最後には後ろに反り返って「仏倒れ」までし
てくださり、頭大丈夫かいなーと、オバチャンは、マジで心配しましたわ。
舞台中に巻き散らかされた蜘蛛の糸は和紙で出来ていて、こんなの作るのって大変!
誰が作ってるのか業者がいるのかって、へんなところに興味が惹かれました。
楽しいお能でしたわ!
でも何時来ても皆さんマナーが良いのに、今日に限って、5人ほど女性の人たちが
スマホで中にはフラッシュまで焚いて写真を撮ってらしたのにはびっくり。
これはいけません、私も撮りたくても我慢してるのにね!
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