2021年9月3日金曜日

100年経っても大丈夫!!




 着物コートの、リメイクです。

着物コートと言うのは、着物の上に羽織る防寒や塵除けのためのもの。

画像お借りしました

それをロングのブラウスにして、ワンピースぽくしたり羽織ったりして、便

利なアイテムに変身。

この着物には高島屋呉服店のネームタグがついていました。

高島屋呉服店といえば、高島屋百貨店の前身です。

1919年高島屋呉服店設立だそうで1930年に高島屋という称号を変更したら

しいので、多分100 年前の品物だと思います。

ほとんど痛みはなくて、よくお召になったようで所々に染みはありましたし

やけもありましたが、それも味だわ。

いいですね、色もほかのアイテムを邪魔しないし、洗い張りしたり縫直しを

繰り返しているので、生地が程よく柔らかくなって、身体によく馴染みま

す。

これから先も充分お役に立つリメイク作品になりました。

2021年8月29日日曜日

ウエスト幅出しの仕事


今回の仕事は、Sybillaの麻のパンツのウエスト直し。

病み上がりの身体には、ちょうど良い頃加減のお仕事。

ウエストだけが太って、と言うよりお腹が出た(泣)

ヒップは、痩せ加減、中年女性あるあるです。

ですので、後のダーツだけ解いて、ウエストベル

トを付け替えるだけ。


麻だし、色が濃いので後がわかりにくくて良い感

じに仕上がりました。


前から見るとこんな感じ。

前の打ち合わせ5センチ程移動してますでしょ!

ユニクロやしまむらの様な、ファストファッションなら、身体に合わなくな

ったら、処分すれば良いけど、そこそこのブランドさんなら勿体無いですも

の。

まだまだ暑い日が続い来ます。

これからも出番がありますよー。




2021年8月26日木曜日

脱 ペパードライバー


 私ちゃいます、娘です。

私以上に、運転するより横に座っているのが大好きで、15年以上も前に

運転免許を取ったまま、ろくに運転してこなかった就けが。

ええ年して、いつまでも運転する人の横にちょこんと座り続けていられませ

んやん。

そろそろ私の目の黒いうちに練習させようと、少し遅すぎたかもしれないけ

どね。

まずは私のリハビリ病院の送り迎えだけでもと、隣に座り教えることになっ

たのだけど。

まー母娘だからねー、言っても素直に聞かないし、口答えするし、喧嘩にな

りそう。

そんなこんなで、住吉大社までドライブ。

遠い昔に、娘のお宮参りもしたし、この際安全運転の、お札も貰って神頼み

ですわ。

帰ったら、エアーでブレーキ踏み続けていたかも、右足が妙に痛い。

何時になったら娘の運転する横で居眠り出来るかしら?



2021年8月24日火曜日

まずまずな1日


 コロナ自粛自粛、その上肩の手術後の不自由な療養生活、これでもかという

くらいの長雨、まるで何かの罰ではと思うくらいにしんどい毎日でした。

けど、肩の調子もだんだん良くなり、雨もアホほど降らなくなって、コロナ

のワクチンも二回済ませ、少し気が楽になりました。

今日は、長い入院生活で仲良しになった友達とリハビリの時間を合わせて、

久しぶりに再会。

リハビリ後寺田町の舟屋で鰻重の、ランチして。


久しぶりにハルカスいって秋の洋服地を買い、鶴屋で冷やしぜんざい食べて

ほっこりするまもなく、今度は手術した病院へ術後の検診。

結果、先生に「回復がいいね!」なんて褒めてもらって。

なーんか久しぶりに良い事ずくめの1日。

こんな日もなくては、やってられませんわ。









2021年8月5日木曜日

スーパーで見かけたイヤイヤ期真っ最中の女の子

 久しぶりの投稿です、この年になると長くお休みしていると、あっちの世界

に行ってしまったかと思われそうで、そろそろ再開。

昨日夕方スーパーマーケットに買い物に行きました。

いつもは開店時に行くのだけど、暑くて、夕方6時位にね。

店内は、お勤め帰りの人たちや、主婦らやで結構混んでいて、買い物済まし

て、帰ろうとしたら、前に4,5歳くらいの女の子が、大きな声で泣きわめ

き、フロアにひっくり返っているではありませんか。

そばで、お母さんらしき人が(キャリアウーマン風)その泣きわめく子供を

動画に撮っていて。

諭すわけでもなく、じっと見てる。

思わず駆け寄って、その子になんで泣いてるのか、事情を聞いて、ママを困

らせたらアカンって、話ししたかったけど、このご時世、何言われるかわか

らないので、後ろ髪引かれる思いで、その場を去ったけど。

いつまでも心に残ったわ。

お母さんは、保育所に迎えに行って、スーパーで買い出しして、そっから、

家に帰り、洗濯物を処理し、夕ご飯を急いでこしらえて、大変だと思うけ

ど。

なんかなー、泣きわめく子供の動画撮ってどないしはるんやろぅ。

そんなんするより、他にすることあるのとちゃうのやろか?

自分の気持をうまく言葉にできなくてもどかしい気持ちでいる子供の気持ち

をすくい取って上げてほしいなー。

って偉そうに言ってる私も娘のイヤイヤ期に悩まされたけど、動画は撮らな

かったよ(スマホなかったし)、話し合ったよ、少し大きめの声で(笑)

私にもう少し勇気があれば、女の子と話し合えたかもしれなかったのにと少

し後悔してます。

これってやっぱりお節介ちゅうやつかな?



2021年4月21日水曜日

ノマドランド

 


緊急事態宣言が出る前に行っとかなー。

レイトショーで遅い時間だったけど思い切って行ってきました。

ノマドとは遊牧民の事だけど、今はPCの普及により職場以外でも仕事が出来

るのでそんな人達のことをノマドワーカーと言ったりしますけど、今回のノ

マドは家を持たなくて、車上生活をしながら季節労働などで収入を得ながら

各地点々とする生活者のことです。

主人公の女性はファーは60代後半かな?リーマンショック後仕事、家、夫も

全て失い、底辺にまで落ち込んでしまいます。

社会保険や、兄妹や、支えてくれ人まで現れるのだけれど(羨ましい)それ

も拒否してノマド生活を続けます。

決して孤独ではありません、土地土地でコミュニティーがあり苦楽を分かち

合います。

中で老人が「経済というタイタニックは、もう沈みかけているのだ」

のセリフ今のアメリカかなー。

でもその人達はアマゾンの倉庫で働き、フェイスブックで情報交換して、ス

マホで写真を撮ったり、巨大インフラ抜きでノマドの生活は成り立たないけ

ど。

映画自体はアクションもロマンチックな場面もないし、むしろファーのおば

さん体型のヌードでの沐浴シーンや、砂漠の真ん中や車の中での排尿排便。

ノーメイクで、セルフカットの髪型、これ日本映画の女優さんだと無理でし

ょうね。

けれど、景色が美しいのです。

画面端から端まで、綺麗です。

ネバダ、カルフォルニア、アリゾナアメリカ西部のええとこ取り。

オレンジに輝く雲や広大な砂漠、断層が綺麗に現れた岩など、無数の巣から

一斉に飛び立つ鳥たち。

これは映画館で見る価値あり。

アメリカの50年後は日本やという人がいますが「大丈夫!」なんて言い切

れませんよ。

まーそれまでに私、あの世に行ってますけどwww



2021年4月8日木曜日

サイレント・ブレス (看取りのカルテ)



終末期医療がテーマの現役の女医さんが書いた本です。

サイレント・ブレスって、静けさに満た日常の中で、穏やかな週末気を迎え

ることをイメージする言葉だそうです。

これがなかなか難しい。

作者は社会人を経て医大に入学の後子育てをしながら医者になりおまけに本

も出すという、何というスーパーウーマンでしょう 南 京子さん。

テレビのコマーシャルにあるような綺麗事ではない介護の現実を医師ならで

はの視点で、とても描写が専門的で細かくて。

介護の経験豊富な私には、ここまで丁寧に描いてくれて、「うんうん」「そ

うそう」「あるある」と頷きながら、読みすすめました。

内容的には6のプレスがありそれぞれのエピソードで構成されていて、とて

も読みやすく、人生の最終章を大切に描いています。

主人公はじめスタッフや周りの人たちも魅力的なキャラで暗くなりがちな

内容をカバーしてくれて、とてもいい感じ。

治る病気なら、思い切り治療してもらえばいいけれど、治らない病気など

は、人間の尊厳を無視するような延命措置など、患者本人は苦しいだけで、

残った者の自己満足でしか思えないように、常々感じていました

(少し乱暴な言い方かもしれないけど。。。)

もう食べることが出来なくなっら、胃瘻も点滴も何もしてほしくない、安ら

かに朽ちるよう、そして愛する人に見守られながら、家で死を迎えたいと心

から思います。

これからますます高齢化社会に突入していく日本で、患者も、介護する人

も、医療関係者もこの辺のところもっと掘り下げて考えていかなくてはと

思いましたわ。