2013年9月28日土曜日

そして父になる

行って来ましたよー。
夕方から、友人と食事に行き、そしてその後一人で、最後の上映時間に間に合わせて、すっ飛んで。



是枝監督の映画は、「誰も知らない」を見てから、気になる監督さんでした。
実際の事件を元にドキュメンタリータッチで描かれ、子役の演技が、自然で好きです。

出産後の子供取り違えと言う残酷なお話なのですが、それだけに留まらずに、それぞれの人物の家族のかかわり方を通して、親子関係を、描いています。

私も出産の経験があり、子育てをしてきたわけだけど、わが子がよその子なんて、考えることなく、今まで、過ごしてわけで。

突然そんな事言われたらどないしょう。。となりますが。
DNA鑑定もしていないしねー、
血液型も不自然じゃないし、顔も似ているところもあるし、自分の子供なんでしょう。

私自身は、子供の頃にひょっとして私は、鴻池か、北畠、どっかの大金持ちの子供で、やんごとなき理由で橋の下に捨てられて、心優しい両親が拾ってくれて、育てられて、そのうちに黒塗りの高級車に乗った執事が、お迎えに来るのではと、思いっきり罰当たりな妄想を描いた時期もありましたが。
すみません、センテンス長くて。。。

現実に取り替えられた親達は死ぬほど苦しい思いをするもんなんでしょう。

ここで、オノマチ扮する母親が、「何で気がつかなかったんだろう」自分をせめます。
そして裁判でも弁護士に、「どうして、気がつかなっかたのか」と問われます。
夫まで多分そう思っていたでしょう。

ここで私は、いつも思います、何で母親ばかりが攻められ、そして自分自身も攻めるのか?
男は、産ませるだけで、産むのは母親だけど、母親は、受胎した瞬間からもうその子の母親。
直後から、お乳をあげ、オムツを替え、寝る間もおしんで育てます。
そして、しんどいけれど、母親の喜び幸せをかみ締めるのです。

男性は、主人公の父親のように父になりきれない人もなかには、いるのではないでしょうか。
しっかり子育てに参加しているイクメンもいらっしゃいますが。

でも映画の中で、この父親は、子供の力や、継母や、取り違えた看護士により、だんだん父になって行きます。
タイトルどおり「そして父になる」です。

結果双方の家族が、どういう結果を出したのかは、あやふやな終わり方になっていましたが、どちらの父を選んでも、子供は、幸せになれそうな、気がしました。

所々、突っ込みどころもありましたが、(学校問題や、なんで、大阪弁なん?)子供たちの可愛い自然な演技と、よくある泣き所で流れる大げさな音楽もなく、ほとんどクラッシックのピアノ曲でしたが、淡々とストーリーが進められ、見て帰った後、お布団の中で、じんわり泣けた、いい映画でした。

も一度じっくり見たいです、なぜなら、鍵をなくして、頭の中「何処へやったんやろー。。」が気がかりで、最初映画没頭できなかったのです。

父になれ切れなかったり、すぐ物をなくしたり、人は、それぞれ、中途半端だけど、家族や、みんなに支えられて、ちゃーんとイッチョマエになって行くもんなんですよ!

それって言い訳!?!?








2 件のコメント:

  1. ここにいらっしゃったのですね♪

    コメントしてもいいですか、センパイ!

    たしかにそうなんです。
    でもね、男ってほんとにこの子が自分の子だっていう確証がもてないんです、ははは。
    こういうと、女はいろんな多彩なセリフを用意していてしたたかですけどね(笑)。

    でも、じっさい友達の子でどない見てもそいつに似てない子がいて、
    そいつも随分悩んでいたんですが、
    けっきょく紆余曲折、嫁が白状したりして。

    先輩が言う女の言い分、よくわかります、その通りだと思います。
    でも、男は産ませるだけ?
    そのへんはどうでしょうか?
    ダーウィンの理論にまで我々男は次元の高い話にはできないでしょうね。
    ましてや、男はお金を持って帰ってくるだけ、と思ってる女。
    ふふふ、多いんじゃないんでしょうかね(笑)。

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    1. コメントありがとう。

      他人同士が一緒になって、子供を生んで家庭を築く、そこで自分の子であるかないかそれ以前に、夫婦の信頼関係??信じあう??愛し合うかな?
      そこなんでしょうね。。
      そんな中で、自分の子だと思っている一人の人間を育てていく事が、親のお仕事かな。

      あんまりえらそうな事いえないんですが。。。

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