2017年7月14日金曜日
シネマ歌舞伎「阿弖流為」を観て
シネマ歌舞伎を観て来ました。
歌舞伎好きの私としては、そんなん。。どうなん??生のほうがええやん。
普通の歌舞伎だと映画にしたら眠くなるだけ(ゴメンナサイ)と思っていましたが、
ところがどっこい、さすが、作・演出 が、劇団新感線の座付作家さんだけあり、
目が回るような舞台演出とスピーディな台詞回し、現代用語で話してくれますの。
それでいて、見栄や睨みの約束事はそのままで、花道、スッポン、せり、回り舞台など
歌舞伎のええとこを、柔軟に取り入れてはりました。
いつも歌舞伎では、近視・遠視・乱視・三拍子そろった私は、オペラグラスは手放せませ
んが、それもいりません。
ちゃんと、睨みの目玉や、飛び散る汗までしっかり見ることが出来ます。
染五郎さん勘九郎さん七之助さんほか、お若いからこそ出来るお芝居。
染五郎さんの少ししゃがれ声が耳障りよく、勘九郎さんはお父さん譲りのスケールの大き
いお芝居で、声がだんだん似てきはったわ、七之助さんは、ますます美しくなりはって、
殺陣といい台詞回しと言い素晴らしくて、誰が見ても面白い作品やと思います。
最後は映画なのに拍手で終わったのにはびっくり。
本来の歌舞伎とは少し違うけど、面白ければそれでええのと違いますかしら?
後で染五郎さんの舞台挨拶がありました。その中で今回のような歌舞伎の形態を
名付けて「歌舞伎ネクスト」と言っておられましたけど、正しくそうですやん。
今までどおりの歌舞伎の殻を打ち破り、又新しい歌舞伎として、こういうのもありかなと
思いました。
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