2013年4月26日金曜日

四天王寺さんの猫門寅門


最近運動不足っぽいので。。
若干、体重増加気味で^^
ウォーキングでもはじめようかしらんと思い立ち。
決して暇ではないのですよ、することいっぱいあるんだけれど。。
いったい誰に訴えているのでしょうか?私。
朝早く、といっても私の早朝は、9時以降。
【大古本祭り】が開催されると聞いて、四天王寺さんへ早足のお散歩に出かけました。
伽藍に到着すると、境内にテーブル一杯出して、本を並べている最中で、なんか、ゆったりしていて、暢気な雰囲気???
傍の作業中の人に「何時からですか?」と聞きましたら、「明日からですよ!」
なーんと相変わらず、勘違い女の私。
しかたなく、せっかく来たのだからと、宝物館見学したり、重かる地蔵を持ち上げてみたり、亀の池の亀さんの写真撮ったり。。
亀の池

以前から気になっていた、猫門や寅門を探したり。
ありました、太子堂の横に猫門。
猫門
ぼやけた画像で、申し訳ありません。
よーく目を凝らして見ないと解らないけれど、ホコリかぶって、気の毒なんだけど、可愛いらしい猫さんがいます。
猫g
そして、太子堂から出るところの門が、寅門
寅門
あんまり怖くない寅がいます
寅
寅の門は、悪いものが入ってこないように、入り口のところで見張っているんですって。
猫の門は、お経が、ねずみにかじられない様にこれも見張っているんだそうです。
日光東照宮にも眠り猫がいますが、両方の猫とも、左甚五郎さん作らしいですよ。
この猫さん、昔、夜になると、ミナミに、遊びに行かはるそうで、一時は、行かないように金網かけて、行かんようにしたってほんまか嘘か、そんな話があったそうです。
きっと遅くに酔っ払って帰って、間違って、寅の門のとこで、寝てしまったかも^^
猫が酔っ払って虎になるって、出来すぎです。
本物の猫さんが、藤棚の下で、うとうとしてたのが可愛くて,起こさないように、そーっと、パチリ!
藤棚の猫

日時: 2013年04月26日 19:32

2013年4月21日日曜日

ならのおばあちゃんとこ!

きのう、ならの、おばあちゃんとこに、いきました。。。

なーんて、何十年も前に、小学校の作文で書きました。

今は、もうそこには、優しかった、おばあちゃんや、ちょっと怖かったおじいちゃんもいないけれど、45年振りかで、行って来ました。

おばさんや、おじさんは、80歳を越え、いとこは、60歳を越えてしまって。

再会したとたん、おばさんは、泣いて再会を喜んでくれて、みんな、歓迎してくれて、さんざん、不義理していたのに、みんな優しくって、感激です。

40年も経つと、石垣に立つ家や庭や外側はそのままなのだけれど、内部はすっかり近代的にリフォームされていました。

私が覚えているのは、大きなお釜が、どーんと収まっていたおくどさんや、薪で炊いていたお風呂なんかが、珍しくて、よく、お手伝いしたもんですが、そんなのすっかりなくなって。。

大きな屋敷だと思っていたのだけれど、今見てみると、案外大きく感じないのは、私が、大きくなったからかしら?

山や、田んぼ、柿の木など、道端に咲く雑草まで、そのまんま。

懐かしくって懐かしくって、すべてのものに、優しく迎えてもらっているようで、幸せです。

ちょっと、大げさかもしれないけれど、こんなに感動したのは、久しぶりです。

門屋の隣にいた、柴犬の飛鳥ちゃんまで、尻尾を振って、大歓迎してくれます。



ちっとも吼えなくて、番犬失格、飼われている猫には吼えるそうですよ!

その猫さんも、ちっともねずみを獲らないそうです。

みーんな優しいな~^^



2013年4月14日日曜日

春の大神祭りの後宴能

毎年初詣にお参りしている、奈良の大神神社。

そこで毎年4月10日に開催される後宴能。

始めて行って来ましたよー。


いつもは車で行くのだけれど、今日は、お一人様なので電車で行くことにしました。

桜井駅から三輪駅までは、珍しいワンマン電車、とてもカラフルです。












始まる前に、お煎茶手前を頂き、いつもは、初詣客でごった返す、お社の中をゆっくりチェック!

拝殿の右には、大きな杉の木その中には、白蛇さんがいたはります。

いつ行っても、白蛇さんには、お目にかかれないのだけれど、今回もだめでした。

お賽銭上げて、願い事丸呑みしてもらうよう願掛けました。



昔この辺は美味しいお酒の産地だったそうで、

お酒の神さんとして お全国の酒屋がおまいりに来るそうです。

よく造り酒屋さんの軒先につるされている杉玉が、

こちらのお社の軒にもつるされていました。
















肝心のお能の内容は、やはり大神神社にゆかりのある演目。

神歌に始まり、狂言は、「福の神」 鬼は外福は山へと、豆まきをします。

お能は、金春流で、「三輪」

三輪の神が人の姿になり女の人と契りを交わして、素性を怪しんだその女の人が、男の着物に糸を綴じ付けて辿って行ったら、その男の人は、三輪の神でありました。

というお話ですが、いつもの事ながら、最初の解説で、わかっているだけで、お能を拝見していても、さっぱりわからないです。



あと仕舞があり、最後に金剛流で、「枕慈童」

昔、王の枕をまたいでしまった、慈童という仙人が、いました。

その罪で、山に流されて、一人寝を嘆くわけで、それも七百年も。

菊の葉の露が、お薬になり、そのお薬が不老長寿の薬だったわけで。

自分の長命に驚いて、楽しく舞を舞う楽しい能です。

能舞台の上も菊のお花が飾られていて、華やかで、綺麗なお能です。

長命を喜ぶなんて、いいなー

今は、長生きすると、大変なことが、一杯ありますもの。。

お天気にも恵まれて、いい空気の中、おまけに、すんごいパワースポットでの、能鑑賞、最高でしたわ。



終わりに紅白の御餅まで頂きました。

帰りの道で、黒猫さんに出会いましたよー

カメラを向けても、動かずにじーっとしていてくれて、カメラ慣れしているのか知ら?と思ったら、

オシッコしているところでした。

これはこれは、失礼いたしました。



2013年4月9日火曜日

階段でエクササイズ

先月まで、仕事をしていて、今月から、プータローの生活。

今日9日で、体重が、1.5k増加してしまいました。
そりゃそうですよね、毎日、8時まで寝て、朝、昼、晩、きっちり規則正しくご飯を頂き、おまけにおやつ食べ放題、外出といえば、マーケットくらいで、そりゃ太ります。

以前の生活といえば、天王寺をターミナル駅として、地下鉄の、谷町線、御堂筋線、四つ橋線とそれぞれの店に仕事に出かけバタバタと、それこそ、お昼が抜けることもあり、帰宅は、9時過ぎることもザラ!

あんまり地下鉄の階段がしんどいんで、数えてみました。

心斎橋の店に行くときは、JRと御堂筋線地下鉄含め片道190段 往復380段
天満の店に行くときは、JRと地下鉄谷町線含めて片道261段 往復522段。
なんで谷町線が数が多いかというと、谷町線は、一番深い線なんだそうです



その往復だけならいいけれど、お店の館内でも階段上がったり下がったり、そのほか歩く歩数もあるし、それも7センチヒールを履いて、重いバッグ持って。。

この罰ゲームのような、通勤が、しっかり私のエクササイズになっていたのです。

このまま行くと、体重増え放題、ここらでブレーキかけ駆けなあきません、豚になります。

さてさて、なにをしようかしらん。


(この画像は、金比羅山です。ここの石段は、785段なんですって!)

2013年4月8日月曜日

織りのトートバッグ


いつものように、地下鉄御堂筋線に乗っていると、お向かいのご婦人が、とても素敵なバッグを、持っておられて、じーっと見詰めてしまいました。
私の大好きな、くすんだ緑色で、柄は、可愛いてまり柄。
可愛いでしょ?
てまりって、今で言うボールのことで、綿を丸めて、木綿の糸で丸く形取り、色とりどりの絹糸で幾何学模様を描きながら、柄を描きながら、丸く作るすんごく難しい、アートであり、玩具。
その小てまりがたくさんちりばめられていて、それを織りに描いた、多分帯地のトートバッグ。
Cooooooooool Japan!!!


どあつかましくも、「すみませーん写真一枚取らせていただけますか~?」
にっこり微笑んで、快く、「いいですよ!東京へ行ったときに買いましてん!」
えぇえー!!京都と違うんやー。
一杯乗客がいる中で、慌てて写真取ったものだから、どアップで、本当は、トートバックなんですけれど
柄だけになってしまいました。
日時: 2013年04月08日 19:36

2013年4月6日土曜日

スーチー氏と女子力


今朝の新聞を見ていて、来日中のスーチー氏が、裏千家の千宗匠と、向かい合って、お茶のおもてなしを受けておられる、写真を、目にしました。
春らしく、ピンクの装いのスーチー氏が、姿勢正しく正座なさって、そのお向かいには、とても89歳と思えないくらい、かくしゃくとなさった宗匠。
お茶室でのお二人を拝見して、日本の文化のすばらしさ、それを、さらりと受け止め馴染んでおいでになるスーチー氏、素敵です!
彼女の髪には、いつもの髪飾りが。
以前軟禁開放後に、自宅前に姿を表した時に、支援者から花束を受け取り、その花束から、お花を引き抜いて、髪に飾ったのを、見たことがあります。
彼女にとって髪に飾る花は、世間に一般の女性が、髪を飾る物ではなく。
死に目に立ち会うことが出来なかった夫への思いや、民主化に反対する人たちへの無言の抵抗なのかもしれません。
世間では彼女に、関して、いろんな言われ方をされていますが。。
あんまり難しいことは、私には、わかりませんが、思いを貫く、不屈の精神と。
そして、どんなときでも、美しく女子力を保つ彼女に、見習わなくてはと、今回の新聞の写真をみて、思いました。
日時: 2013年04月16日 15:13

2013年4月1日月曜日

能楽「蝉丸」


先日満開の桜が咲く難波宮横の大槻能楽堂へ、観能に出かけました。
仕舞や狂言や能楽などを、鑑賞。
その演目の中の一つ、能楽「蝉丸」
名神高速道路の京都と滋賀の境目にある、蝉丸トンネルの蝉丸です。
百人一首にある「これやこの 行くも帰るも分かれつつ 知るも知らぬも逢坂の関」の歌で知られていますよね!
坊主めくりで、後ろ向きの坊主の絵が描いてある札、蝉丸が出てきたら、持ち札ぜーんぶ、はき出さなければいけない縁起の悪い、トランプで言えば、ジョーカーのような、そんな蝉丸。
でも蝉丸には、とても、悲しい出来事があるのですよ~!
元元後醍醐天皇の4番目の息子さんなんだけど、生まれつき盲目で、廷臣は、天皇の命で、蝉丸を逢坂山に連れて行きます、捨てるためです。
蓑、笠、杖、だけを置いて、それから琵琶も。
蝉丸は父を恨んだりしないで、前世の罪業を償わせようとの父君の慈悲なのだと廷臣を諭すのです。
偉いんです。
前世なんか、知らないですよね!ましてや子供にね!いや、知ってるから、納得しているのだろうけど。
でもやはり子供、泣きながら嘆きながら、琵琶を弾いていると、これまた気の毒な、お姉さんに偶然再会するのです。
そのお姉さんというのは、生まれつき髪の毛が逆さまに生えるという、障害があって、いじめられ狂人になって、あちこちさまよっていたのだそうです。
そしてそこで涙ながらに身の上話を語り合い、別れていくというお話。
悲しいでしょ!テキストがあるからわかるってもんですけれど、無かったら、さっぱりわかりません。
でも昔は、身分が高くても、いえ身分が高いからそうなるのかしら、なんやかんやと、理由をつけて、我が子を捨ててしまうのですね。
ちょっと前の日本でも、飢饉があったりしたら、子供を間引いたりしたものですが。
障害が、あったり、子供の様に弱い物は、捨てられる世の中だったのです。
今は、そんなことは無いのかもしれないけれど、代わりに、幼児虐待や、陰湿ないじめが、はびこっています。
いつになったら、弱い子供や、障害のある子供たちが、安心して、暮らせる世の中になるのでしょうかね。
蝉丸の舞台を見て、つくづく考えてしまいました。
今度名神高速道路で、蝉丸トンネルをくぐるとき、逢坂の関の意味を考えながら、通ってみたいと思います。

悲しげな笛の音と、鼓の音を聞きながら、時々うつらうつら、時々感激、お能って素敵です!

日時: 2013年04月01日 14:26