
言いたくないのですが、たくさんの年を重ねて
きております。
その私が初めて講談を聞きましたのよ。
演者さんは、旭堂南鱗さん、実は同窓生。
丁度風邪で二日前まで声が出なかったとか、
腰ぶっつけて長時間座っておれないとか、
最低のコンデションの中、語っていただきましたわ。
お噺は、家康が豊臣側の7人の荒大名を敵に回すとえらいことになると言うことで、軍師本多正信
と茶会を催すことになります。
今現在お茶は、一つの教養や趣味みたいな位置にありますけれど、戦国時代は、大切なコミュニ
ケーションツールの一つであったんですよ。
今のゴルフみたいなもんですな。
そこで招かれた、七人の荒大名と言うのが。
加藤清正はじめ横紙破りの福島正則、なにが横紙破りかよくわかりませんが、池田輝政、浅野幸
長、黒田長政、加藤嘉明、細川忠興です。
知ってる人もいますけど、知らない人もいます、私だけかもしれませんが^^
その当時の武士がすべて茶道に通じていたかどうか知りませんが、七人とも戦ばかりをしていた
ので、茶道をたしなむ暇がなかったと見えて、全くの素人。
そこで唯一、少し知っている細川忠興を正客に、みながその人の真似をするということで、そっか
らドリフのコントみたいな茶の湯が始まるのです。(例え古かったかっーーー。)
忠興が首が痛いので、首を右に傾けると、全員が首を傾けるとか、茶室に入る躙口で、ぶつかった
ら皆がぶつかって入り最後には壊してしまうとか。
お手前を頂くときも加藤清正の髭がお茶碗に入ってしまい、それを絞ったお茶を飲まなくてはなら
なかったりとか。(そんなあほなーーー。)
それはもうテンヤワンヤノお茶会の様子を、面白く語ってくれました。
時々痛い腰をいたわりながら。
お茶会の席のところでお話が終わってしまうのですが、そのあと家康との話がどうなるのか気にな
るところですが、お終い。
講談て、5百年の歴史があって、以前はたくさんの講談師さんがいらしのですが今は60余名の
方々しかいないそうです。
で、落語と講談の違いはと言いますと、落語は、一人芝居のようなもので、講談はその歴史のレポ
ーターのようなものだと、仰っていました。
講釈師見てきたような嘘をつき!
ほんまに見てきたように、嘘みたいなお話を、臨場感あふれる語りで、大変面白かったですよ。
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