2016年6月27日月曜日

生まれて初めて講談をききましたわ、「荒大名の茶の湯」

私、この年になりますけど、どの年かと言われると、

言いたくないのですが、たくさんの年を重ねて

きております。

その私が初めて講談を聞きましたのよ。

演者さんは、旭堂南鱗さん、実は同窓生。



丁度風邪で二日前まで声が出なかったとか、

腰ぶっつけて長時間座っておれないとか、

最低のコンデションの中、語っていただきましたわ。





お噺は、家康が豊臣側の7人の荒大名を敵に回すとえらいことになると言うことで、軍師本多正信

と茶会を催すことになります。

今現在お茶は、一つの教養や趣味みたいな位置にありますけれど、戦国時代は、大切なコミュニ

ケーションツールの一つであったんですよ。

今のゴルフみたいなもんですな。

そこで招かれた、七人の荒大名と言うのが。

加藤清正はじめ横紙破りの福島正則、なにが横紙破りかよくわかりませんが、池田輝政、浅野幸

長、黒田長政、加藤嘉明、細川忠興です。

知ってる人もいますけど、知らない人もいます、私だけかもしれませんが^^

その当時の武士がすべて茶道に通じていたかどうか知りませんが、七人とも戦ばかりをしていた

ので、茶道をたしなむ暇がなかったと見えて、全くの素人。

そこで唯一、少し知っている細川忠興を正客に、みながその人の真似をするということで、そっか

らドリフのコントみたいな茶の湯が始まるのです。(例え古かったかっーーー。)

忠興が首が痛いので、首を右に傾けると、全員が首を傾けるとか、茶室に入る躙口で、ぶつかった

ら皆がぶつかって入り最後には壊してしまうとか。

お手前を頂くときも加藤清正の髭がお茶碗に入ってしまい、それを絞ったお茶を飲まなくてはなら

なかったりとか。(そんなあほなーーー。)

それはもうテンヤワンヤノお茶会の様子を、面白く語ってくれました。

時々痛い腰をいたわりながら。

お茶会の席のところでお話が終わってしまうのですが、そのあと家康との話がどうなるのか気にな

るところですが、お終い。

講談て、5百年の歴史があって、以前はたくさんの講談師さんがいらしのですが今は60余名の

方々しかいないそうです。

で、落語と講談の違いはと言いますと、落語は、一人芝居のようなもので、講談はその歴史のレポ

ーターのようなものだと、仰っていました。

講釈師見てきたような嘘をつき!

ほんまに見てきたように、嘘みたいなお話を、臨場感あふれる語りで、大変面白かったですよ。



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