2017年3月2日木曜日

船場のおひな祭り


2月28日から3月5日まで、船場界隈で毎年、おひなまつりのイベント春の船場博覧会2

17が開催されています。

お茶会や神農さんでの奉納舞ほかコンサートなんかもあって盛りだくさん。

その中の一つ「副王流のおはなし」ちゅうのに行ってきました。

お能のワキ方副王流の次男坊さんでいらっしゃる、能楽師・副王知登のお話が聞けるので

す。

いつもは能舞台のうえで、謡のお声しか聞いた事がないけど、おしゃべりの声や能衣装以

外の装いも拝見したくてねー。

能舞台の上には年代物のお雛様が

鎮座まします。

そこへ、福王様が出てらして、

すぐさま桃の節句にふさわしい

お能の演目「西王母」謡ってくださ

いました。

その後お雛様を見ながら、五人囃子の持っている笛や太鼓のお話。副王流のお話など

興味深いお話を解りやすく噛み砕いて教えてもらいました。

若者らしく、堅苦しくなくて、お能の世界の人とは思えないくらいカジュアルな雰囲気で

したわ。



450年前から延々と続く歴史ある副王流を、継承し続ける大変なお立場の人なのにねー。

副王さんのお話の後に、実行委員会のい池田吉孝さんと、船場とお能についてのお話もあ

りました。

昔、謡は船場の旦さんたちが、たしなみの一つとして習い、それがコミュニケーション

の場になっていて。

今で言う、ゴルフみたいなもんで。

そうそう最近、「あさが来た」の大同生命の加島屋さんの、お蔵に副王流のお免状が見つ

かり、どれもこれも難しい演目のものばかりで、きっと大層、謡がお上手だったのではと

のお話でした。

その難しいお免上の中の一つ「安宅」を謡って頂いて、お開きになりました。

実行委員の池田さんが、大阪のイメージと言えば、やくざ、豹柄のおばちゃん、粉もん、

ばっかり目立ちますけど、船場界隈に伝わる、昔から続くこのような文化ももっと皆に知

ってもらいたいと、最語に仰ってましたが、ほんまにそうやと思います。

明日は、ピーターさんのお里、吉村流の上方舞が神農さんで奉納されます、それも行って

みたいなー。



お土産に駿河屋さんの主菓子頂いて、「こんなことしてたら参加費千円の足が出てしまい

ますやんかー」と思いましたけど、これが船場博覧会のええ所で太っ腹、何時来てもお得

感満載です(笑)








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