2014年7月24日木曜日

山本能楽堂 とくい能「土蜘蛛」


昨夜、行って参りました。

夜7時からのお能。

場所は山本能楽堂、大阪で日本一古い能楽堂です。

国登録有形文化財ですよ。

始めに、重要無形文化財総合指定保持者(チョット長い^^)の山本章弘さんの、前説。


能は、動きが少なく、何を言ってるのか解り辛い、で、眠くなるのはしかたない。

解ろうとしないで、ボーーーと見て、眠くなったら寝るか異空間に入ってくださいって、温かいお言葉。

私もいつも途中で、ウトウト異空間に入り込んでしまいます。

舞台の奥の松の絵からα波でも出ているのかしらんと時々思います。


そして能「土蜘蛛」鑑賞。

ワキが副王知登さんなんですぅぅぅーーー。

刀振り回して、どんだけーーーって言うくらいに蜘蛛の糸巻かれても、刀振り回して、土蜘蛛をやっつ

けてしまうんですよ、いいでしょ!

勿論シテの山本章弘さんも貫禄の怪僧と、神秘的&夢幻的な土蜘蛛の精の二役を演じてらっしゃい

ましたわ。

笛・小鼓・大鼓・太鼓の生音も、迫力があって、マイクを通さない音はなんといってよいやら、何時聞い

ても、身体に響きます。


そして終わった後は、LED照明デザイナーさんの藤本隆行さんを交えて、アフタートーク。

ここの能舞台は、LED照明で幽玄な演出効果をもたらす事もできるのです。

鑑賞後の質問コーナーもあり、色んな質問もある中で、中国からの留学生の方が、綺麗に浴衣を着て

流暢な日本語で、礼儀正しく、私達も知りたい素朴な質問をしてはりました。

そこで知ったのは、能は、リハーサルなし、通し稽古もなし、簡単な申し合わせ程度で。

ぶっちゃけた話、山本さんが仰るには、プロレスのように、筋書きがあるのではなく、相撲の立会いの

ようなものだそうです。

解ったようなわからんような。。。

歌舞伎や文楽と違い、一回こっきりの一本勝負で、リハなしで、それぞれの芸を極めた方々の舞台の

上での、ぶつかり合いとでも言うのかしら?

昔は、舞台から落ちたら切腹もんだったそうですよ、さすが武士の芸能だわ。


そんな興味深いお話の後は、抽選会。

その日は、着物で着た人には、抽選会に参加できて、天神祭りの能舟に乗船できるチケットや色んな

プレゼントが、ありました。

残念ながらウン万もする乗船チケットは、駄目だったけど、お菓子が当たって大喜び、(あんたは、子

供ですかっ?)

能を楽しんで、後はそばでも食べますか?
私ちゃいますよ~















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