昨夜、行って参りました。
夜7時からのお能。
場所は山本能楽堂、大阪で日本一古い能楽堂です。
国登録有形文化財ですよ。
始めに、重要無形文化財総合指定保持者(チョット長い^^)の山本章弘さんの、前説。
能は、動きが少なく、何を言ってるのか解り辛い、で、眠くなるのはしかたない。
解ろうとしないで、ボーーーと見て、眠くなったら寝るか異空間に入ってくださいって、温かいお言葉。
私もいつも途中で、ウトウト異空間に入り込んでしまいます。
舞台の奥の松の絵からα波でも出ているのかしらんと時々思います。
そして能「土蜘蛛」鑑賞。
ワキが副王知登さんなんですぅぅぅーーー。
刀振り回して、どんだけーーーって言うくらいに蜘蛛の糸巻かれても、刀振り回して、土蜘蛛をやっつ
けてしまうんですよ、いいでしょ!
勿論シテの山本章弘さんも貫禄の怪僧と、神秘的&夢幻的な土蜘蛛の精の二役を演じてらっしゃい
ましたわ。
笛・小鼓・大鼓・太鼓の生音も、迫力があって、マイクを通さない音はなんといってよいやら、何時聞い
ても、身体に響きます。
そして終わった後は、LED照明デザイナーさんの藤本隆行さんを交えて、アフタートーク。
ここの能舞台は、LED照明で幽玄な演出効果をもたらす事もできるのです。
鑑賞後の質問コーナーもあり、色んな質問もある中で、中国からの留学生の方が、綺麗に浴衣を着て
流暢な日本語で、礼儀正しく、私達も知りたい素朴な質問をしてはりました。
そこで知ったのは、能は、リハーサルなし、通し稽古もなし、簡単な申し合わせ程度で。
ぶっちゃけた話、山本さんが仰るには、プロレスのように、筋書きがあるのではなく、相撲の立会いの
ようなものだそうです。
解ったようなわからんような。。。
歌舞伎や文楽と違い、一回こっきりの一本勝負で、リハなしで、それぞれの芸を極めた方々の舞台の
上での、ぶつかり合いとでも言うのかしら?
昔は、舞台から落ちたら切腹もんだったそうですよ、さすが武士の芸能だわ。
そんな興味深いお話の後は、抽選会。
その日は、着物で着た人には、抽選会に参加できて、天神祭りの能舟に乗船できるチケットや色んな
プレゼントが、ありました。
残念ながらウン万もする乗船チケットは、駄目だったけど、お菓子が当たって大喜び、(あんたは、子
供ですかっ?)
能を楽しんで、後はそばでも食べますか? 私ちゃいますよ~ |
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