2014年5月30日金曜日

大地を読んで、纏足を考える。。豚足ちゃいますよー。



「なんか読むもんないかなー」と、家の本棚見て、パールバックの【大地】を見つけ、読んでみる事に。

アメリカの女性が、中国の習慣・生活・宗教・時代の流れを決め細やかに描いています。

なぜかと言うと、お父様が、伝道師で、小さい頃から中国で暮らしたからなんですって。

一人の貧しい男が、奴隷の女性を妻に迎え、美しくはないけれど、その働き者の妻と二人で土地を耕

し、利益を土地購入に充て、土地を増やして行き、裕福になったとたん、飢饉に襲われ、それでもたく

ましく生き抜き、泥棒騒ぎのドサクサにまぎれて、金品を手に入れ、また自分の土地に帰り、そのお金

で大地主になるのです。

すみません、相変わらず、ながーいセンテンス。

そこでご他聞に漏れず男と言うものは、裕福になると、女に走るんですよねー。

いっつもですやん!

妻は、可愛そうに病気になってまで働き続け、死んでしまうのですよ。


一部は、こんな感じなのですけれど、風習や、生活習慣が、興味深いのです。

祠の神に折々に祈ったり、貧しい育ちの綺麗な女性は、娼婦、不細工な女性は、奴隷とか。

それから上流階級の阿片、ASUKAもびっくりなくらい普通に吸っています。

お茶が冷えたら、床に捨てて新しくお茶を注ぐとか、お行儀が悪いったらもー(怒)!

それから、たくさん子供を生むのも、びっくりします、出産して、卒乳するかしないかの間に妊娠の繰り

返し、その間も、普段と変わらず野良仕事、女性は大変なんです。

幼児の死亡率もびっくりするほど高いので、数生んでおかなくてはいけないのかも、昔の日本もそう

だったわ。


それから纏足の習慣、聞いてはいたけれど、小さい子供が痛くて泣きわめくのに足を小さくするために

るぐるに布を巻くのです。

気になって調べてみたら、大人になっても10センチくらいの大きさの足にするのだそうです。

「三寸金蓮」とかいって小さければ小さいほど、美人なんですって。


骨なんかバッキーと折れて、膿が出て、その上、わざと、割れた茶碗の上を歩かせて、怪我を負わ

せ、肉を削る事までするんですよ、小さい女の子に、痛くて夜も寝る事も出来ないらしいですよ。

3・4歳から始めるそうなんです、泣いても、化膿してもお構いなしで、それが原因で3割くらいの女の

子が敗血症などで、命を落とすそうです。

なぜそのような小さい足にするかと言うと、小さい足でトコトコ歩くのがエレガントなんです、可愛いの

です、中国の人にはねっ!

それに、女性としての身体の機能のためとも言われます。

囲っている女性が、遠くに逃げる事のないようにと言う目的もあるみたい。


小さい足の女性は、モテモテだったそうですよ、顔は、どうであれ。

私なんか24センチ、下手したら24.5履くときもあります、悪かったわね!

さすが近代化以降は禁止されたみたいですけど。

いまだに、世界の国では、女性が、このような男性の身勝手な餌食にされている所があると聞きます

日本に生まれてよかったわ!

2巻3巻もあるけど、なんか、続きを 読む気になれないなー。


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