2013年3月2日土曜日

海賊と呼ばれた男!


又又、百田尚樹です。今回は【海賊と呼ばれた男】モデルは、出光興産の創業者。
帯に安倍首相も推薦文を書いておられますよ!

これしっかりお読みになってアベノミクスの三本の矢を撃ち放して頂きましょう。
海賊どころか、国賊といわれてしまった、何処いらの、宇宙人さんには、100回は読んでいただかないとね!

人間尊重をもっとうに日本の国を愛し、社員を家族と思い就業規則も定年も無く労働組合も無い、大家族主義の会社。
すばらしい一体感のある組織。
だからこそ他の業者に恐れられるのです。

きっちり構築されたヒエラルキーの構図を持ち、それにがんじがらめに縛られている会社には、とてもとてもかないません。

終戦の日、主人公は何もかも失い。
残っているのは、借金だけ、でも財産はある、それはお金でなく社員達。
「一人たりとも馘首せず」と言い切ります。

大手の石油会社から排除されても、人のやれない仕事まで引き受けたくましく再生していきます。
それに答えて働く社員達もすごいんです。

立ち向かう壁は、ものすごく巨大で、アメリカであったり、イギリスであったり、わが国の官僚たち。
常に日本の国のため、消費者のため、働き続けるのですのよ。

その生き様に、共感する人たちも増えていき、あらゆる困難に立ち向かっていきながら、大会社に上り詰めていきます。
どんな大きな会社になったか、経済に疎い私でも解ります。

いつもながら思うのですが、日本の官僚主義ちゅうのはなーって感じ^^一部の上の人たちが、税金使い放題使い独占しようと、あの手この手を使う浅ましさ。
しっかりその辺は、描いてくれたはります。

それをばったばったとなぎ倒し、進んでいく、巨大タンカー[日章丸]、痛快です!
だから読みやすくて、上下巻あっちゅうまに読了。

彼が今現在もご存命でおられたならば、3.11以降の日本をどうしてくれはったやろうか。。
ここにも戦後の日本にあったような、企業と官僚のエゴが見え隠れして、被害者達の立場が、おざなりになっているとしか思えないような現実。

話の中に、特攻隊員の宮部さんに会ってしまう、ちょっとした、おまけもあります。(「永遠の0」をお読みになった人は、にんまりするかも)
この作品も「永遠の0」に引き続き映画になるのでしょうかね!

彼波乱万丈の一生を終えたとき、昭和天皇は、その死を悲しんでこの和歌お読みになりました。

「国のため ひとよつらぬき 尽くしたる きみ又去りぬ さびしと思う」

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