そしたら、出てくる、出てくる、要らないものが、私が中学時代に使っていたマットレス、布団、綿
ここ10年以上使っていない、スキー板や靴、ゴルフバッグ。
古い日本人形、子供のラジコンカー、キャンプ用品、レコード、8ミリの映写機とフィルム。
娘が、お嫁に行くときにと、とってあった、引き出物のナルミや、ノリタケの食器。
人形は、来月四天王寺さんで、人形供養があるので、持って行こう。
ラジコンカーは、孫に聞いてみよう。
レコードは、捨てられないよー、ローリングストーンの、6角形のアルバム、ブラッドスエット&ティアーズもあるし、わーあきません捨てられない、でもプレーヤーはないのです グスン(泣)。
映写機とフィルムは、駄目だ、捨てられない、思い出が一杯詰まっているわ。
食器も、置いておこうまだ望みを捨てたわけじゃない^^
いちいち思い出にふけったり、捨てる捨てないで悩んだり、ちっともはかが行きません。
最後に、ポンプの上になにか、大きな風呂敷包み中を開けてみると、なんと父の着物が。
文庫(たとう紙)にも入れられずに、どっさりと、無造作に、入っていてびっくり。
そういえば、昔、着物の整理したときに、「男物の着物なんか置いといてもしゃーないから捨てよ、捨てよ!」って言って、父の着物を捨てた時、もったいないから、袴、長じゅばんをよけて、着物だけ、また取りに帰った思い出があります。
あの時は、若かったから、父の着物の渋い色を、着こなす事が、出来なかったけど。
年齢を重ねた今、早い話が、歳いってしまった今、着こなせます。
栗色(くりいろ・茶色の濃い色)の羽織は、私の、長羽織に。
黒橡(くろつるばみ・茶と、紫を混ぜて、黒っぽくした色)の羽織は、姉の道中着に。
唐茶(からちゃ・茶と薄い灰色と混ぜたような色)の紗の着物は、私の夏の着物に。
みんな仕立て直す事にしました。
わざと和色で表記しましたけれど、改めて、日本の色の呼び方ってロマンがありますよね。
羽織の裏なんか、表が地味な色なのに、驚くほど、派手です。
これも大事にとって置いて、何かにリメイクしましょう。
他に五つ紋の黒紋付の着物と羽織がありましたが、これは、さすがに、そのまま大事に保管する事にしました。
裏が、ゴージャス |
父の名前が染め抜かれています |
羽織の衿先には、父の名前【綱三】が7ミリ×17ミリの小さいスペースに、染め抜かれていて、それを見つけたときに、母も、姉も、勿論私も、「あっお父ちゃんの名前やー!!」涙が、出てきました。
どの着物も、いい絹を使っているので、どっしりと、ぬめっとしていて、今の着の織物とは、全く違う手触り。
多分大正初期のものだろうから、絹を、吐き出すお蚕さんも、いい桑の葉っぱを食べて、上質の絹を吐き出してくれたのでしょう。
今は、大気汚染で桑の葉も、質が落ち、ご多分にもれず、おまけに多分中国産のお蚕さんだと、なおさら、質も落ちます。
捨てずに置いておいてよかったー。
倉庫の整理、一日では、終われません。
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