2014年3月4日火曜日

僕の死に方 金子哲雄

41歳で、急逝なっさた流通ジャーナリスト金子哲雄さんの、エンディングダイアリー500日です。

本屋で平積みのこの本を手に取るまで、残念ながら金子さんのお顔も知りませんでした。




テレビに出てらしたそうですが、見てませんし、ラジオで三代澤靖司さんの番組で、チラッとお声を聞

いた程度でした。

でも人気のジャーナリストで、レギュラー番組何本も抱えて、売れっ子さんだったそうです。


「肺カルチノイド」聞いたことのない病名だった。

と書いておられましたが、無論、私も知りませでした。

癌もどきだそうですが、何時死んでもおかしくないと、お医者様に言われて、

死ぬまでの約500日の記録。

誰にも病名を伝えず、闘病しながら、死ぬまで仕事をしたいという思いを貫き通したお話です。

死ぬとわかってからのこの本を書き始め、ご自分でお葬式会葬の礼状まで準備。

究極の今流行のエンディングノート。

その影には、奥様や信頼できる医師や、看護師が献身的にサポートしています。

それが出来たのは、色々な人達に助けられ、恵まれていらしたからなんでしょうね、最初は、病名を告

げただけで、診察を断られた事もあったそうです。

「患者が医師に求めているのは、信頼だ、病院の格や世間の評判ではない人格だ。」

藁おも掴む思いで色んな医者を訪ね歩いた結果の言葉だと思います。

死を宣告された人だからこその言葉。

早く死ななければならなかったのは、お気の毒だったけれど、ぎりぎりまで仕事をし続け、死を自分で

プロデュースし延命治療なしで、在宅で奥様に手を握ってもらい死をむかえる事が出来たのは、他

の誰にもまねの出来な最高の逝き方だと思う、的確な言葉ではないかもしれないけれど、羨ましい。

普通は、こうは、行かないものですもの。

何度もお泣きになった場面が書かれていますが、泣きますよねー普通、私も読みながら泣きました。

奥様が言っておられたけれど、金子さんは、凧揚げの凧。

奥様は、凧の紐を操る人、なんていい御夫婦なんでしょ、「稚ちゃんを絶対に守るから、心配しないで」

と、今際の際に何度も金子さんが何度も何度も仰った言葉が。。。

私も早よエンディングノート仕上げてしまいましょ!


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