「○○さん、手伝って欲しいもんあるんやけど、やってくれる?今日にでも来て!」
年上のお友達から頼まれ物、聞くとパートの人が、急にお休みしなくてはならなくて、仕事が、進まなく
なったという事らしいのです。
毎日バタバタは、しているけれど、困ってはる様子なので「儀を見てなさずるは憂なきなりー。。」と
相変わらず大層ですけど!
ミシンで縫うお仕事みたいなので、「いいよー」と気軽に安請け合いして取りに行きますと。
「ここと、ここ、まーっすぐに縫うだけやねん!」
「まっそれぐらいやったら出来ますけど。」
「何枚?」 「八百枚!」 「えぇぇぇーーーーーーーー八百枚!」
「嘘 八百じゃなくリアル 八百枚!」
「出来るやろかー」と思ったけれど、やってみなわからんし、何とかなるやろうといつもの調子で持って
帰ったものの。
いざ縫いにかかると、今まで製図や、裁断、芯貼りや、アイロンや、色んなことをしながら、一つの作品
を、こしらえてきた私には、ただ縫うだけという単純作業が、しんどい。
そして、すでに布の山を見ると、うんざりしてきて。。
「やめとこかしらー」と、娘にぼやいたら、「いったん引き受けたもん、最後までやり!!」と叱られ。
仕方なしに暇見て縫っていくと、ただひたすら縫っていくと、意外と面白いのです、布を置く順番を変え
てみたり、待ち針の抜き方の方法を、工夫したりしていくと、だんだん時間が短縮されて、どんどん数
がこなせるのです。
最初の頃より2分の一いや、3分の一くらいの時間で綺麗に縫えるようになるのです。
ホリエモンの「ゼロ」の本の中で、刑務作業をする時に、同じような単純作業を課せられたときに、
>担当者から教えてもらった手順をゼロベースでみなおし、自分なりに創意工夫を凝らしていった。
という件があったけど、まさしくその通り、ホリエモンと同じように仕事の喜び(言い過ぎかも)が
楽しみが生まれて来たでは、ありませんか。
楽しくなると時間を忘れて、どんどん捗るし、上手になります。
工場勤めをしたことのない私は、単純作業する人を、「大変やろなー」と思っていたけれど、
皆さんそれぞれ、工夫しながら、その仕事を楽しんだはるのでは、と思うようになりました。
それがやりがいなのでしょうね!
ええ年して、そんな当たり前のことを、今更ながら、気が付きましたわ!
後、半分くらい残っているけれど、頑張る!!
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