「子供の本を通じての平和」をテーマに開催された、
IBBY世界大会での美智子皇后様の講演録です。
戦争中に親元を離れ、疎開先で多感な少女時代をすごされ
そこでの寂しさを支えたのは、お父上から送られたご本でした。
「人は、自分と周囲との間に一つ一つ橋を架け、
人とも物とも繋がりを深め、それを自分の世界として生きてが
現れます。
この橋がかからなかったり、かけても、橋としての機能を
果たさなかったり、時として橋を架ける意思を失ったとき、
人は、孤立し平和を失う。」
美智子皇后の子供と読書についての講演を、本にしたものです。
深い読書体験と、素晴らしい読解力、それに深い教養によって
綴られています。
その時の映像を見ましたが、わかりやすい言葉で、優しいお声。
お立場上、制限のあるなか、世界の子供たちのために、ご尽力なさるお姿
に、感銘いたしました。
美智子皇后様は、日本の誇りです。
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