週刊誌の身の上相談のページが
一冊の本になりました。
「悩むが花」いいタイトルですわ。
週刊誌に連載されている時から、
時々読んでいたのですけれど、
知り合いが買ったと言うので回し読み
させてもらいました。
時には、突っぱね、時には、寄り添い、
伊集院さんらしく痛快、明瞭な言葉で、
悩みに答えていらっしゃいます。
最後のほうには、作家さんたちや、
桑田圭祐さんまで、桑田さんは
彼らしくふざけた悩みを相談なさってましたよー。
中でも桐生夏生さんは悩みがないから私には、花がないと、悩んでるかどうかわからん悩みで。
彼女らしい悩みだわ。
身の上相談って、覗き見趣味みたいなとこがあり、新聞の人生相談なんかも結構好きで、
どんどん時間を忘れて、読み進める事が、出来ます。
最後の方の、【揺さぶられた時こそ人間の真価は問われる】 と言う章は、地震の起きた後5日目、
2011年3月16日に原稿をお書きになったからこその、内容です。
昭和の人間らしく、人情味溢れる、そして男気溢れる回答、さすがです。
>頑張ろう、頑張ろうってバカの一つ覚えみたいに言ってりゃ済むってもんじゃないだろうよ。
>事故は起きた。国土、海が汚染された。汚染を最小限に食い止めたが、原発とは、環境と国を変
>えた、とまず認めてからはじめるのが、いまは肝心と違うか。
ほんまですよ。
それから、これからも発症するであろう人体の影響のために、今なにをすべきかまでアドバイスし
たはりました。
それから、こうも、揺さぶられた時にこそ、男の真価は問われるぞ!と、腹に力入れて、歯を食いし
ばって、やっていけって、気弱な47歳の男性に気合入れてはりました。
伊集院静さんていい人かもしれないと、思ってしまいましたわ。
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