2014年1月18日土曜日

酒井順子 「ユーミンの罪」を読んで

なぜか最近,軽い本ばかり読んでいます,お茶しながら、さっらっと半日ぐらいで読めるような。。
こんなん言ったら作家さんに悪いかも^^



ご存知「負け犬の遠吠え」の作家さん。
当時は、流行語にまでなった、「負け犬」「勝ち犬」。

相変わらず鋭い洞察力で、女子の心の奥を、抉り出してらっしゃいます。

ユーミンの歌に出てくる車の空間から生まれてきたと思われる曲の数々。
スキー・サーフィンいずれにしても、荷物が多いので、しかたなく車が必要。
もちろん、その車を運転するのではなく、助手席に何時も座るのです。

男子は、車とセットなんですよ、都心から自宅の八王子まで40キロを送らせるのも車。

当時男性の免許証は、全体の76.7%で、女性は23.3%だったそうです。
その中23.3%の中に私も入っているのだけれど。
悲しいかなスキーは、自分で運転していきましたわよトホホ     負け犬!!
今は、男性56.6%女性は、43.9%なんですって。

当時は、かっこいい車を持って、女の子を迎えにいって、ディスコではしゃいで、素敵なカフェでお茶して、フリーウェーをぶっ飛ばし、そして自宅まで送ってあげるのが、持てる男の条件だったのか?

今は、ディスコもない、いすずべレット それどころかかっこいい外車も持てなくて、持てる努力さえしなくて、やれ、スキーや、サーフィンなどと言う浪費もしなくて、堅実に、言い換えればけちで、まともに、言い換えれば、面白くない男子が増えて、これも景気が落ち込んでしまった結果なんでしょう。

[DESTINY]のように、振られて、泣くどころか、綺麗になって見返そうとしたのに、安もんのサンダルはいてしまっていたとか。

[真珠のピアス]のようにベットの下に真珠爆弾を仕掛けるとか、女性ならではで、それして、わかるわーと共感する、歌詞。

Yumingは、おんなの業の玉手箱ー!!

私のお気に入りの「卒業写真」に出てくるあの人は、今まで男性だと思っていたのだけれど、ユーミンと同窓だった、酒井さんならではの新解釈で、意外な人かもしれないと教えて下さってますよ。



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