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着物の袂のそこの、丸いカーブ |
着物を仕立てる(反物を着物の形に縫うこと)
時に、袖の丸い所を美しく仕上げる道具です。
綺麗なカーブは、これを使うと、綺麗な丸になります。
左のように丸みを付けたい、生地を、挟んで
アイロンで形付けて、丸みを作ります。
母が使っていたのを、
そのまま便利に、
浴衣を縫うときや
洋服を縫うときの
ポケットの角丸や、
ジャケットの裾の丸
等に便利に使っていました。
何も考えずに、何十年も使い続けてきたのですけれど、昨日ふと字が書かれているのを見
よーく読んでみると、【藤本うめ乃】の字が、読めるではありませんか!
こっ!これは、大発見です! うめ乃婆さんです。
うめ乃婆さんと言うのは、母の母、つまり私のおばあちゃん。
そのお婆ちゃんって、調べてみたら明治30年・西暦1897年生まれ、
今生きていたら116歳です。
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読めますか?うっすらぼんやり、字が見えますでしょ! |
つまり彼女が、お針のお稽古を始めたときに買い求めていたのが15.6歳の頃だから、ざっと百年前
の代物だわ。
これって凄い事です、そんな大昔のものを、バリバリ現役で使えているんですもの。
このまま、娘も使うだろうし、明治・大正・昭和・平成と、どこまで使い続ける事が出来るか、楽しみ!
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