2013年12月29日日曜日

袖丸は、それはそれは、古いものでした。

着物の袂のそこの、丸いカーブ
袖丸といっても、ほとんどの人は、解らないと思うけれど

着物を仕立てる(反物を着物の形に縫うこと)

時に、袖の丸い所を美しく仕上げる道具です。

綺麗なカーブは、これを使うと、綺麗な丸になります。

左のように丸みを付けたい、生地を、挟んで

アイロンで形付けて、丸みを作ります。
母が使っていたのを、

そのまま便利に、

浴衣を縫うときや

洋服を縫うときの

ポケットの角丸や、

ジャケットの裾の丸

等に便利に使っていました。

何も考えずに、何十年も使い続けてきたのですけれど、昨日ふと字が書かれているのを見

よーく読んでみると、【藤本うめ乃】の字が、読めるではありませんか!

こっ!これは、大発見です! うめ乃婆さんです。



うめ乃婆さんと言うのは、母の母、つまり私のおばあちゃん。

そのお婆ちゃんって、調べてみたら明治30年・西暦1897年生まれ、

今生きていたら116歳です。
読めますか?うっすらぼんやり、字が見えますでしょ!



つまり彼女が、お針のお稽古を始めたときに買い求めていたのが15.6歳の頃だから、ざっと百年前

の代物だわ。

これって凄い事です、そんな大昔のものを、バリバリ現役で使えているんですもの。

このまま、娘も使うだろうし、明治・大正・昭和・平成と、どこまで使い続ける事が出来るか、楽しみ!













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